こんばんは。
今週のオーリス、カローラ界隈の方の話題はやっぱりこれでしたね。 『
カローラスポーツ』
いろんな方がいろいろと語られているので、私も私なりに語りたいところですが、きっとありきたりの内容になりそうなので悩んでいるところです。
良い車のようですし、試乗もしたい。試乗できるならその時点で語りたいとも思います。
良い車と言えば、もちろん私たちの、私のオーリスも良い車だと思います。きっと自分が思っている完成形になったときは、いや現在進行形でもきっと気持ちよい走りのクルマになっていると思っています。
オーリスを買ってからカスタマイズに熱中するあまり、時間は車を弄る準備や作業時間に。お金はパーツや材料に。
ドライブの時間、ドライブの為の燃料費が出せない…。だから、あんまりドライブに行ってません。
なんだか本末転倒な気がします。
でも、ずーっとお金をかけることもできないし、仮にできてもいつかはネタが尽きて、ずーっとお金をかけるような部品もなくて、いつかは完成形になるだろうから、その時以降にたくさん楽しめば良いかな?という気持ちでいます。
自分で決めた自分のためのカスタマイズロードマップもあるので、それを大幅に超えることもありませんし、心の中ではもうちょっとで終わりそうと捉えていて、そこをとりあえず第1完成形として、それ以降はメンテ兼用の…たとえば、カーナビ、ダンパー&スプリング、ブレーキディスクなどを考えています。
最近のカスタマイズはスローペースになっていますが、(いや、人並みのペースになっただけ?)
走ることも楽しいですけど、いじることも楽しいですから。
(…と自分に言い聞かせて大人しくしています。)
きっと、楽しいということは単純に人間の感情であって、当たり前ですが楽しさは1つでは無くて、たくさんの方向性があって、それに新しい古いは関係ない。古いテレビゲームが楽しめるのも、AE86 が楽しいのも、楽しい!の方向性が違うってことだけなんだと。
そこに新しい楽しさが増えた…。
新世代ベーシック…新世代の基準。

それがカローラスポーツということかな?…と思います。
そんなカローラスポーツの CM がいよいよ流れているようですね。
BGM が流れないのが珍しい、落ち着いた雰囲気。
<メイキング>
「オーナー層の若返りを狙う」とか「ターゲットは20代~30代」などさんざんネット記事や雑誌などで言われているだけに、CM キャラクターは若い方を起用。
若者が乗るクルマは「軽自動車、ミニバン、SUV だけ」と言っても過言では無い様な状況にどれだけ食い込むことができるのか? クルマの良さをどう伝えるのか… CM のプロデューサー、ディレクターも大変苦労されたと思います。
ただ、私が思うのは、(年齢層が幅広いとはいえ) 使い勝手や収納が悪い C-HR がこれだけ売れたのならば、走りが良いとか、見た目が良いとか、感性に訴えるクルマは売れるというか、購入する層はやっぱりあるでしょうから、そこにうま~く乗ることができたら、このクルマは売れるんだろうと思います。
でも、ふと思い出しました。
たしか、このアプローチ。トヨタ 86 も似たようなアプローチでしたよね。
「若い世代にも乗ってもらえるようにスポーツカーが手に届く価格で届けたい。」ということだったと思いますが、ふたを開けたら高い!
たしかに、ポルシェだの、スバル WRX STI などと比べたら安いかも知れません。そういうクルマが開発側の基準ならば確かに手を出しやすい。
けれども若者に訴えかけるには、もう少し安くして欲しかったです。
しかし開発側にはもっと別の視点もあるのだろうと思います。 AE86 みたいに中古で盛り上がるような、長くて裾野が広い文化。(ただ
AE86 は中古がすんごい値段になっているようですが…。)
C-HR が売れるから、これも売れる。けれども、若人をターゲットにするのであれば、お求め安さももう少し考えて欲しかったな~と思います。
トヨタは…豊田章男社長は言っています。
『トヨタは小さい車づくりが苦手。』
たしかにそうだと思います。これまでにそういったクルマを作ることはほとんど無かった。
あってもどこかとの協業がほとんどのようで。単体で出たクルマと言えば iQ ぐらいですか?
それは、グループ内にダイハツがあったから作らなかったのかもしれませんし、作らなかったから苦手なのかも。もちろん競合を避けるためもあるでしょうし、トヨタみたいな大企業でも開発リソースを注ぐことができなかったのかも知れません。
そして、国内の主流派は軽自動車、小型車。そこはダイハツがメインとするところです。
だから、例えばアリオン、プレミオ、マークXなどの国内市場向けではとても主流になれない。
これまでの顧客を逃がさない、シェアを取るためだけのツール的なクルマになってしまった感じで、結果的に非常に効率が悪い。
そのためか、最近のトヨタは国内市場向けはばっさりと切り捨て、整理され、そのような車種が無くなってますね。
つまり何が言いたいのかまとめると、トヨタは顧客から見たら国内も目を向けているように見えるけれども、少子化が進む国内は切り捨て、国内を得意とするダイハツに任せて、また新興国用の小さなクルマはダイハツ (またはスズキ) の協力を得て、トヨタ自体は生き残りをかけて海外を主戦場とするため脱皮する。
そうなるためには、開発の構造、車両の構造、部品の構造、つまりアーキテクチャを刷新して、世界共通にするのが TNGA の本当の狙いなのだと思います。
TNGA は日本のための技術じゃない。そんな気がしているんです。いや、それは当然で、日本を含めたトヨタ用の世界標準。それが TNGA。
4代目 ZVW50 プリウスはデザインの賛否がありましたが、なんだかんだ言って国内で売れています。でも本当は海外でも同じように売れて欲しいはずなんですよね。
プリウスから始まり、C-HR、プリウスPHV、そして、カローラスポーツ、秋頃発売の Lexus UX…とTNGA の C セグメントプラットフォーム 「GA-C プラットフォーム」はトヨタの主戦場。ボリュームゾーン。稼ぎ頭。力を入れるのは当たりまえ。 (クラウン、カムリ、Lexus LS / LC はそれぞれTNGA の別のプラットフォーム。 来年発売予定の RAV4 も TNGA ですが…どれになるのかな?)
そして、よく見ると、これらのクルマは(現時点では国内では) パワートレインが同じです。
1.8LHV: プリウス / プリウス PHV / C-HR / カローラスポーツ
1.2L TB: C-HR / カローラスポーツ
購入層を満足させる十分な性能ですが、バリエーションは2択。
なんだか、見方を変えるととても効率がよく見えます。
なにしろガワが違うだけ。
(台湾版)
少し酷い言い方ですが、プリウスを SUV にすれば、C-HRで、プリウスを ハッチバックにすれば、カローラスポーツ / オーリス (欧州、
台湾) になるだけですから。
しかし、なんだかんだ言っても、日本メーカーである以上、歴史あるクラウンみたいになくさない、なくせないクルマ、日本メーカーとしての意地というかプライドもあるでしょう。
市場があればクラウンと同じで、ノア / VOXY / エスクァイアみたく売れる国内専用の車種こそ将来は TNGA 国内専用になるでしょう。
というか、現時点で
スペイド、
シエンタ、
ノア、
アルファードなどは海外に輸出も始まっています。
※リンクは海外のサイト
トヨタとしては、極力国内専用というのは無くしたい。そんな流れになっているようです。
これは未来を見据えないと行けない大企業では仕方ないことなのかな~と思います。
だからこそ!
世界情勢…ワールドワイドやトヨタが今おかれている現在の状況、そして国内情勢を考えると、国内でオーリスの名前で発売するのは力不足だったのではないか?
日本発祥、そして日本の国民車だといえる、クラウン、そしてカローラじゃないとできない新しい取り組みや、性能、そして新たな顧客の開拓。
トヨタの中で、この2台の背負うべき役割は大きいと私は考えます。
そして、私たちクルマ好きが『風になり』、若い人たちにクルマは楽しいよって伝えることができたら。
その結果が市場の開拓につながれば…と。
そう思いました。
(オマケ)

この合成写真※。もしかして…
(写真はトヨタ ニュースルームより。カローラスポーツの Web サイトにももちろん使用されています。)

山の稜線の連なり方… (山は阿蘇五岳。左から『根子岳 (ねこだけ) 』、(根子岳の手前にあるので目立たない) 高岳 (たかだけ)、『(噴火口がある) 中岳 (なかだけ) 』、(烏帽子岳 (えぼしだけ) の手前にあるので目立たない)杵島岳 [きじまだけ]、『烏帽子岳』 )

駐車場の状況 (崖に石が置いてあるだけ。)

阿蘇五岳が一望できる、菊池阿蘇スカイラインの
ここでは? (Google Map)
まさに風になれる…見晴らしが良くて風が吹けばとても気持ちの良い場所です。
周辺の状況を見たい場合は、Google MAP のストリートビューか写真をごらんいただくと石の並び方、阿蘇五岳の見え方などがわかります。ちなみにここで販売されている焼きとうもろこしはまだ食べたことがありません。(笑)
もし広報の人が、こちら…
SQUARE のブログを見ていただいて、赤いカローラスポーツを配したのならば…うれしいですね。