クラゴン親方のブログ一覧

そろそろクラゴン部屋のドラパレ那須超入門稽古です。

ちょうどいいタイミングなので、クラゴン部屋でオススメしていないというか禁止項目として挙げていることをお伝えしておきましょう。

知らないでやっちゃってる人もいるでしょうから。


■アルミホイールナットは全損
アルミの熱膨張率は鉄よりも激しいそうで、走行中にブレーキの熱などでポロリするそうです。密度とか比重とかの話なんですかね。

過去にクラゴン部屋で不幸にしてポロリしたみなさんは１００％アルミナット、かつ市販車に近いレーシングカーでは知る限り１００％鉄ナットという事実から、安全のためにクラゴン部屋ではアルミナットは禁止にしています。


■前後タイヤ異銘柄は全損
ドオーバー、ドアンダーはもちろん、雨が降ったらフロントタイヤだけハイドロが起きるとか、リアだけハイドロが起きるとか、ほとんどプレイ希望者ですな（笑）。

アンダーっぽいからフロントにグリップのあるタイヤ、なんて雑なことじゃクルマは良くなりません。セットアップはアシでやりましょう。


■タイヤ外径の前後差でＡＢＳ全損
駆動輪のサイズアップをしている人はいるでしょう。注意しなきゃいけないのはタイヤの外径。同じハイトで幅が広がれば外径は大きくなります。

そうすると前後タイヤの回転差で、ＡＢＳがタイヤがロック状態にあると判断するそうです。で、一般道で弱いブレーキをしているときには普通に効くのに、サーキットで強いブレーキを踏んだ瞬間にＡＢＳ全開でノーブレーキ状態になると。

タイヤサイズを前後で変えるときには純正の外径の比率を考えましょう。純正比３％が目安だったと思いますが、よく覚えてないので調べてください。


■無意味に低い空気圧は全損
あんまりいないけどたまにいるんだ。冷間（走行前）で１．５、温間（走行中）で１．９とか。場合によってはスタンディングウエーブでタイヤの構造が壊れてバーストします。しかもウエット時にはハイドロの危険が高まります。

じゃあ実際に何キロがいいかというと、車重やエアボリュームによって違うので一概には言えませんが、冷間でメーカーの指定空気圧にして走行開始、というのが基本でしょう。で、グリップが落ちてきたら（これが熱ダレ）ピットに戻って空気圧を測る。上がりすぎてたら下げる。これでＯＫ。

細かい数値は自分のクルマにあわせて調整してください。けっこう走っててデータのある人ならほどよいところからスタートしてもいいでしょう。


自分が当てはまってガビョーンとなった人もいるかもしれなけど、これはクラゴン部屋であったこと、つまりはオレ自身がみなさんのクルマに乗らせていただいて、自分で経験したことです。実際に体験してみれば、どれだけ危険なことかわかります。

親方として身体張ってますよ（笑）。

こんなところにも気をつけて、安全にサーキットを走りましょう。