クラゴン親方のブログ一覧

クラゴン部屋春場所の募集開始をしております。

開催日は４月１２日（金）～１４日（日）、場所は福島県のリンクサーキット。

現在３日間全てエントリーの方の募集期間で、空きはすでにあと数名です。８日（金）２２時から２日間（金＆土／土＆日）の募集期間になりますので、土日はまず満員御礼でしょう。

今回のテーマはフルブレーキング鍛錬。

毎年恒例のヤツです。

サーキットを走るいわゆる走行会に年単位で参加してる人でも、ハッキリ言ってブレーキがちゃんとできている人はかなり少ないです。

こういうブレーキングだけちゃんとやる機会はそもそもないですからね。

サーキットを周回する中で自然と限界のブレーキができる人は、その時点で才能があると思った方がいい。プロになる人はみんなこうです。

なので普通の人が趣味で上達するためには、ブレーキならブレーキだけ、コーナリングならコーナリングだけをやる機会を作る方が、イイカンジになりやすいです。単純化するぶん深めやすくなるということで。



↑のブレーキングはだいぶ上手い。親方ではありません。

目指すのはこういう完璧なブレーキング、ではないです。

目指してもいいけど。

まずフルブレーキングをやってみる。マイカーがどのくらいで止まるか、どんな姿勢で止まるか、体感することです。

この時点で上達なんですよね。新しい経験をすることは、その時点で上達の一歩目なのです。

そしていつもと何か違う操作ができたら、さらにいいですよね。いつもと違う操作ができたら、いつもと違うことが起こるじゃないですか。フィードバックが違うんですよ。で、その違うフィードバックをもとに、さらに新たなドライビングに挑戦していくという。

こう書くと難しいけど、そこまで難しく考える必要はありません。親方がやれって言うから大丈夫（笑）。

なので自分で探す、挑戦するのはもちろん大切なこととして、同時に「とりあえず親方がそう言ってるから一度やってみるべ」くらいの軽い気持ちでやってもらうととてもナイスです。



やるのはサーキットのブレーキングではありますが、必要なときにキッチリとクルマを止められるのは、安全運転にもつながります。

教習所でやってもいいくらいのヤツです。

よろしければこの機会にだうぞ。

修理の終わったマイメルセデスＣＬＡ４５ＡＭＧは順調に故障しております（ヤメロ）。

宇都宮動物園にホワイトタイガーのお子さんを撮りに逝った帰りに、東北道で空気圧低下の警告がアレしまして。

ありゃりゃと思いつつ乗っていて異常がないので、通常速度でそのまま次のパーキングまで走行。

高速道路の路肩に停めるのはそこそこの自殺行為ですのでね。走れる限りは走る方がいいという考え方です。

もしパンクしてホイールザクザクになっても突っ込まれるよりはマシ。

で、パーキングで空気圧を測ったら抜けてませんでした（笑）。



純正の電動空気入れ。エアゲージもいっしょです。

万が一のスローパンクチャーに備えてちょっと多めの２．８キロくらい入れて、無事に帰りました。帰っても結局ぜんぜん空気抜けてなかった。

聞いたところによるとメルセデスのパンクセンサーはだいぶ繊細らしく、コンマ２くらい落ちただけでアレすることもあるらしいですよ。知らんけど。

でも走行中に落ちるのは想像しにくいから、たぶん何らかのセンサーのアレです。

エンジンを切って、再始動して、パンクセンサーをリセットして、それでＯＫ。その後は一度も出てません。

ドイツ車はボディやエンジンは丈夫で、水回りやセンサー系がちょっと寿命が短いという思い込みがあるんですが、そういうことでエエんですかのう。



まあセンサー系はね。そこはもう維持費が発生するモノだと思って予算も確保しています。

こういう部分をやっぱり外車は壊れると思うか、そういうもんだと思って準備しておくかでしょうね。点火系の異常も一度出たし。

個人的には、走れるうちは壊れてないということにしております（笑）。

最近レースのアレで話題になりがちの女性ドライバーの話です。

写真は２００９年にニュル２４時間レースのドライバーズパレードで前にいらっしゃった、ニュルの女王サビーネ・シュミッツさん。生前お会いしたことあるけど、ぶっ飛び激速おばちゃんでした。

誰がということではなくて一般的なアレですので、そこはお間違いなく。

そもそも論でいえば、世にもめずらしい身体能力の差が出にくい競技なんだから、同じ条件で正々堂々と勝負すればいいだけの話です。

もちろん男性であることが有利になったり、常軌を逸したレベルの筋出力が必要と言う話になったら、それは是正すべき。モーターレーシングはそういう競技ではないので。

という話。



それだけの話なのに、世間では女性というだけで話が歪みやすい、歪めてしまいやすいのが、まさに女性を前にした男性のアレでなかなか胸熱です。

女性だからダメだというのはもちろん問題外ですよね。女性だから運転がヘタだとは全く思いません。

運転が苦手と自覚する方は女性の方が多めのような気はしますが、自覚がないだけでヘッタクソな男性は山ほどいます（笑）。

レースの世界では、ダニカ・パトリックさん、そして写真のサビーネ・シュミッツのように素晴らしい実績を残してる方がいらっしゃるわけで、性別は問題ではなく個人の資質と考えるのが論理的でしょう。

いまのＦ１には女性ドライバーはいませんが、Ｆ１ドライバーになれない男性も山ほどいるし。

その上で余計なことをアレするならば、Ｆ１やＦ２、ローカルなトップフォーミュラのレベルで、女性だから、ルーキーだからやさしくしてあげようよ、というおじさんは、それはそれで気持ち悪い。厳密にいえば差別的ともいえるかもと思います。

上のレースに出るということは、結果を出せば一気に実績と知名度が上がる。

結果が出なければ「あいつダメだな」という話になる。

そこは表裏一体の世界で、それが必然なんですよ。ハイリスクハイリターン。

だから下のクラスで腕を磨いて、実力をつけてからステップアップするのが筋というモノです。Ｆ４やＦ３あたりでビリを走ったところで、何の話題にもならないから大丈夫。

人に見せるレースよりは登竜門としてのアレが強いし。でもその上になるとそうはいきません。プロの興行として高い入場料が発生する。



実力ないドライバーが身の丈に合わないレースに出てボコボコにされるなんて当たり前。そこを手加減するのはそれはそれで不正義ということになりますかのう。勝負の世界なんだから。

という各方面を敵に回していくスタイル。

今年もＦ１がはじまりますね。楽しみじゃ。