東北関東大震災。
NHKでは13日から、一連の災害をこう呼び始めました。
だいこんの仕事場は、今日から営業を再開しました。
開店前、仕事仲間の会話は「風呂に入れたか?」「停電終わったか?」というものでした。
幸いにもだいこんの家はライフラインのダメージがありませんでしたが、仕事仲間には家の水道と電気が止まっている人もいますので。
開店直前、少なからず精神的疲労を感じていただいこんは、「今日も休みにしてしまえばいいのに・・・」と愚痴をこぼしました。
この言葉を聞いたとある先輩社員が、「そうは言っても俺たちだってライフラインの一端を担っている立場だから、無責任に休むことはできないよ。社会貢献の一環だからね。」と諭してくれました。
そうだ。
開店すれば乾電池や懐中電灯を求めて、多くのお客様が来る。
そのことで多くのお客様が救われるのだから、頑張ろう。
先輩がだいこんに放った言葉は、当人にとっては何の気なしに口にしたことかもしれませんが、だいこんを奮い立たせるきっかけとなった、有り難い言葉となりました。
売場のテレビの半数以上に電源を入れない、節電営業での開店を迎えました。
予想以上に多くのお客様が乾電池売場や懐中電灯売場などに殺到し、店内でパニックを起こさないよう誘導しました。
やがて、オープンセールでも早々見られないほどの長蛇の列が、レジの前にできました。「音速のレジ師」を密かに自負しているだいこんは、中央レジにて全力で会計業務に入りました。
次第にテレビ売場が混雑し始めたため、だいこんは持ち場に戻りました。
殆ど、いや、全てのお客様が、「地震で壊れたテレビを買い換えたい」という商談でした。
皮肉な相乗効果ですがテレビに使う耐震マットも売り切れ、やがて単1乾電池と懐中電灯、ラジオ、ガスコンロ(ボンベ含む)も売り切れてしまいました。
この仕事を凡そ8年やっていますが、特定の規格と言えども乾電池が売り切れた経験は過去にありません。
節電営業の一環として、今日は定時より1時間早い21時に閉店(だいこんは少し早めに退社しました)。
帰宅後、携帯電話に仕事場から着信がありました。
14日の営業時間は11時~16時とのこと。起こるであろう「輪番停電」がその理由であることは、容易に想像できました。
やがて、テレビやラジオから「輪番停電」「計画停電」という言葉が頻繁に聞こえるようになってきました。
Twitterをはじめとしたインターネット上で、あらゆる情報が錯綜しているようです。東京電力のサイトが繋がらないのだから、仕方ありません。
Yahoo!やGoogleはダウンしていないのに、東京電力や自治体のサイトはダウン。インターネットのインフラが脆弱なのは、如何なものかと思います。是非とも今後の課題にしていただきたいものです。
輪番停電に備えた買い出しは、順調に終えました。
14日も仕事なので、ご来店されたお客様に安心していただけるよう、地域貢献に努めたいと思います。
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東日本大震災 | 日記
Posted at
2011/03/14 01:06:05