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イイね!
2018年04月28日

チラ裏 : スイッチ&リレー接点の耐電圧。(アーク放電・フレミング左手の法則)

コイル(電磁石)にかける電圧が
110VAC(交流 110V)。

切り替え接点に流せる電気は、
10A 220VAC(交流)
10A 28VDC(直流)
で、交流よりも直流のほうが
数倍も低いです。
 

接点定格を超える電圧を掛けると(過電圧)、
接点間に起きるアーク放電で
接点が溶着したりして、ON/OFF切り替えが
不可能になったりします。
(アーク溶接と同じ原理ですね)
 
(もちろん過電流でも、発熱で接点が逝きます。)

 


永久磁石を使い、
接点間に起きるアーク放電を
フレミング左手の法則に則り、
アーク放電とは垂直の方向に引っ張って
接点の耐電圧を向上させる手法も
利用されているようです。

 (クラウンのマイルドハイブリッド(DC36Vの鉛蓄電池を使った仕様)
  が出た頃の雑誌広告(パナソニックのリレーだった気がする)で
  見たような覚えが。)


単純に接点の間隙を広げれば
アークが切れやすくなって
耐電圧は上げられますが、接点間隔を広げると
電磁石に求められる吸引力(消費電力)が大きくなってしまって
効率や発熱の問題が出るので、
それを回避したい用途で使う方法ですね。

--------

・追記

上記の DC36/42V 用から進化したと思われる、
パナの現行の EV/HEV/PHEV/FCEV用リレー。
(直流・数百ボルトのON/OFF用)

 

アーク放電を永久磁石(磁場)で接点から遠ざけて、
水素ガスで冷却。
 


 

直流 450V・450A という、高電圧・大電流でも
余裕で遮断。
 


安全の為、EV/HEV/PHEV/FCEV は
リレーだらけなんですよね。
 

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Posted at 2018/04/28 12:58:18

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