
マイカーのアウディA3です。
10万㌔越えの輸入車ですが、始動後冷間時のファーストアイドルで車体振動を感じるほどでは無いのですがマフラー音に耳を澄ましていると、一定のリズムを刻んで心地よくアイドリングしてるときに『ポッポポーーーーーーポッポポ』とたまに不整脈が出ている事が気になっていました。
記録簿見る限り前所有者が途中で交換している様だったので、昨年納車直後の整備では手つかずでいましたが、プラグ交換をなえがしろにした時のアルアルでイグニッションコイルがパンクすると二次災害で高くつくので、面倒なのですがプラグ交換に踏み切りました。
VW&AUDI系のエンジンはイグニッションコイルを外すのにもSSTが無いと一苦労で、今回は手持ちの工具を駆使してイグニッションコイルを取り外しました。

取り外したプラグがこちらです。
VWマークの入った純正プラグが装着されていました。
目視状態での中心電極の状態はまあ普通の経年劣化状態で、10万㌔無交換の状態では無い事が一目で分かります。
向かって左からNo1→No6シリンダーとなります。
2,3番は少し燃焼ガスの吹き抜けが見られるので、交換して良かったタイミングと言えます。
1,3番のプラグのHEX部分の錆びが顕著ですが、これはプラグの劣化と言うよりもイグニッションコイルとタペットカバーの隙間から水分が侵入した事でので錆でプラグのスパーク性能の直接的な低下には繋がりませんが、これがもっともっと悪化すると、プラグ外した時に座面の上で千切れてプラグのアタマだけがプラグレンチに着いて外れてきて、電極やネジ部はヘッドに残ると言う整備士であれば悪寒のする大惨事に発展する事案です。

僕はNGK信者なので適合が無い輸入車でも何とかしてNGK製を装着します。
今回はNGKで普通に適合がありましたのでそちらをセレクトしていますが、このアウディA3、ただのファミリーカー的な生活AWDなのに何故か純正プラグが7番相当の設定で燃焼温度が高いのか、はたまた希薄燃焼なのかとても不思議なプラグ設定です。

プラグ交換のサイクルは一般街乗りのユーザー様で5万㌔上限、シビアコンディション及びサーキットでのスポーツ走行をされる方は1万㌔に1回のプラグ交換をオススメします。
毎日通勤で使用している方でも、通勤が片道5~10分という短距離通勤の方は非常にカーボンやスラッジが堆積し易くなりますので、シビアコンディションに分類される事をお忘れなく!!\(^o^)/
クルーズ マネージャー Dai
Posted at 2022/06/27 11:53:02 | |
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