パソコンにはレガシーデバイスと呼ばれるものがあります。RS-232Cシリアルポートや、プリンタポートなどのコネクタや、それにつながる機器のことです。いまはパソコンにUSBポートが標準装備されているから、USB登場前からあったものは「古いコネクタ」という扱いになっています。
わたしのパソコンでもPS/2ポートというレガシーデバイスが元気に動いています。キーボードのRealforceがPS/2コネクタなのです。だから、マザーボードもPS/2ポートが装備されているものしか選択肢になりません。
いろいろと考えたことはあるんですよ。「Realforceが壊れたり、キータッチの感触が悪くなったら、USB版のRealforceに買い換えよう」とか。でも、いつまで経っても壊れる気配がまるでないんですよ。Realforceは1万6000円ぐらいしますから、気軽に買い換える気は起こりません! 頑丈すぎるわ!!
PS/2ポートの増設ボードがあればと思いましたが、ないんですよね。じゃあPS/2コネクタをUSBコネクタに変換するケーブルを使えばいいだろうと考えました。たしかにそういうケーブルは3000円ぐらいで売っているんですけど、これがいろいろと問題ばかりです。キーの同時押しに対応していない(特に[Ctrl]+[Shift」)とか、勝手にキーリピートがかかるとか。特に、キーを押してから入力されるまで若干のタイムラグがあるのも気になるところです。
サウンドカードのONKYO SE-300PCIEは、レガシーデバイスになるのかな? そもそもWindows 10に対応していないし、Windows 10で動いていた互換ドライバも、こないだのWindows 10(1903)アップデートで動かなくなったそうです。Windows 10に移行するならSE-300PCIEを捨てて、別のサウンドカードやUSB-DACを買わねばならないので、余計に移行する気が起こりません。
▲サウンドカードONKYO SE-300PCIE
そういえば、ノートパソコンのLine-in端子もレガシーデバイスなのかな? たぶんもうほとんど見かけませんよね。USBオーディオアダプタを使えという話でしょうが、Line-in端子を利用している人にとっては荷物が増えて面倒でしょう。
あとはこれらのレガシーデバイスがいつまで使えるかって話ですけど、結局のところはデバイスドライバが提供されている間です。おそらく将来的にはUSB 4.0なども登場するでしょうが、USB 4.0増設PCIEカードが登場しても、Windows 7用のデバイスドライバが提供されなければ使えないわけですし、USBに接続するプリンタなど周辺機器デバイスも、Windows 7用のデバイスドライバがなければ利用できません。
おそらくWindows 7のサポート期限が来たら新型の周辺機器のデバイスドライバは提供されなくなるから、そうなるとWindows 10に乗り換えざるを得なくなって、Windows 7でかろうじて生き延びてきたデバイスともオサラバせざるを得なくなるって流れじゃないかな?
まあ逆に言えば、周辺機器を買い換えるまではWindows 7は古いドライバのままで使い続けられるってことですね!
Posted at 2019/08/23 00:14:31 | |
トラックバック(0) |
パソコン | パソコン/インターネット