いままで
CT-2000Nという放射温度計をサーキットでの路面温度やタイヤ温度の測定に使用していたのですが、先日、電源が入らないことに気づきました。「電池が切れたのかな?」と9V電池を取り出してテスターを当ててみましたが、8.9Vなので電池切れではありません。ホントに壊れたようです。かれこれ10年以上、工具箱に突っ込んで乱雑に扱ってきましたから、そろそろ寿命かな~と。分解して配線を調べるよりも、そろそろ新しいのを買ったほうがよいだろうと判断しました。
新しい放射温度計はGM320です(写真)。Amazonで購入しましたが、別名でいろんな代理店からすんげーいっぱい販売しているので、ホントの名前はわかりません。取扱説明書にも型番が書いていないぐらいですからね!
この放射温度計の恐るべき点は、価格です。
送料込みで、769円でした!
いやー、価格破壊もいいとこですよね。ふつーの放射温度計だったら5000円ぐらいしますからね。ただし! 安いのにはいくつか理由があります。発送が中国の新センで、中国郵便で到着まで2週間かかりました。
中国からこんな梱包で届きましたよ。
▲中国から国際郵便で届きました。プチプチでくるんだだけの包装です。
電源は単4電池×2本。-50~380度まで測定可能で、分解能は0.1度。精度は1.5度なので、空港などの入国検査で体温測定に使うのはムリだなって感じです。路面やタイヤ温度の測定などには問題ないでしょう。
温度表示の液晶部分はバックライト点灯でき、測定せずに20秒経過すると電源が切れるようになっています。
いままでの放射温度計と並べてみました。
▲大きさの比較。一回り小さくなったぐらいかな?
トリガを引いて計測するという使い勝手は変わりませんが、こうやって並べてみると、安いなりの点がいくつかあることに気づきます。
・本体を保護するビニールカバーがない
・センサー部分を保護するフタがない
・もちろん電池も付属していない
▲センサー部を保護するフタ
CT-2000Nはセンサーを保護するカバーと脱落防止のヒモ、本体を保護するビニールカバーがありましたので、工具箱の中に入れてかき回されてもさほど問題はありませんでした。
ビニールカバーはまだしも、センサー部分を保護するスライドカバーがあれば良かったなのになぁ。まあ、769円の放射温度計にどこまで求めるのだという話ではありますが…。
逆に言えば、数千円出して国産の放射温度計を購入するのであれば、精度はもちろん、持ち運びや野外用途などのことを考えれば、カバーがあったほうが絶対に良いです。電池も単3電池なら入手が容易です。
この中国製の放射温度計の場合は、「壊れたら買い換える。だって安いでしょ?」という割り切った発想なのかもしれません。
Posted at 2020/02/05 22:58:13 | |
トラックバック(0) |
メンテナンス | クルマ