「ナロー・ポルシェの憂鬱」では、神様が出てきます。
実在される方のようで、本当にあのようなお方なのか、わたすには分かりませんが、拝読している限り、凄いお方のようで…
日頃から何ともぶっきらぼうな対応をされるのですが、著者も含めてそこに集うポルシェ趣味の仲間達は、つれなくされたり、厳しいご意見をもらったり、窘められたりすることを喜んでいるようなところがありますね。
個人的には、どんな素晴らしい技術を持つ人でも、立ち居振る舞いが尊大な感じのする人は苦手で、修行中の禅僧のような人よりも面白おかしく気さくに色々と話してくれる人に魅力を感じますねぇ。
ラーメン屋さんでラーメンを食べていて、店主からやれ胡椒はかけるなだのスープをすすれだのと色々と注文をされるのは苦手…
ラーメンづくりに情熱を傾け、長蛇の列ができるような美味しいラーメンを出せるとしても、それをもって店主の人間性まで尊敬に値するかどうかなんて分かりませんからね。
とは言え、カウンターに静かに並んで、怒られながら修行のようにラーメンを食べることに無上の喜びを感じる方々もいらっしゃるのでしょうね。
趣味ですからね(笑)
かねてよりポルシェに似ていると申し上げているライカにも、こう言う「M」な楽しみ方がありますね。
ライカの世界にも「神様」のような方がいます。
例えば浅草、伝法院通りにある早田カメラの早田清さんとか、残念ながらお店を閉じてしまった日暮里のフォトメンテナンス・ヤスダの安田和世さんとかがそうなるのかなぁ。
ライカ・ウィルスの発見者の故赤瀬川源平聖人の「
ライカ同盟」にお二人とも登場して、お聖人様は終始平身低頭、恥ずかしい思いをするのですが、嫌がるどころか、これを心の底から楽しんでいらっしゃる。
んにしても、ライカブームの火付け役のような名著だと言うのに、この値段のないような値段がクラッシックカメラ・ブームの終焉を如実に物語っているよなぁ…
趣味の世界では、時として恥ずかしい思いをすることが、逆に楽しいことになってしまうことがあります。
こういうヘ〇タイ的な楽しみ方って、最近めっきり少なくなっているんじゃないかな。
スマホの神様…
う~ん、いるのかな(笑)
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Posted at
2017/09/01 23:22:34