いやホント、暑いですねぇ。
クルマをきれいにしたいのですが、この暑さの中で洗車を断行すれば…
熱中症必至なので…
埃まみれで放置プレイです。
とは言え、こうしておくのが最もクルマに傷を付けない、懸命な手法なのでしょうね(笑)
んなわけで、エンジンに風を入れるためのショートドライブ…
エアコンが効くと言う、当たり前のことが当たり前であることの、何と有難いことであることか…
んでも、黒いボディは、炎天下ではたちまちフライパン状態に…
ルーフに玉子を落としたら目玉焼きができるんじゃないかなぁ。
こんな状況でも、鉄板一枚を隔てて車内を冷やしてくれるエアコンって、すんごいもんだなぁと改めて感心しましたよ。
暑さから避難して、録画したテレビを見ていたら、ベルリンフィルのコンサートが…
サイモン・ラトルがベルリンフィルの指揮者を退任するですね。
目が釘告げになったのは…
ベルリンフィルの奏者の楽器がとにかく美しい…
金管はピカピカです。
ホルンの複雑な配管なんて、クルマのエンジンもこんな風に磨けたらなぁと…
バイオリンやチェロの弦楽器も、ニスが艶やかに磨き上げられていて、ああ、これに使うワックスがあったら使ってみたいなぁと…
世界最高峰の楽団ですから、持っている楽器も、きっと凄いモノなんでしょうね。
それに較べたら…
以前に見たパリ管のメンバーが使っている楽器が…
軒並み、笑っちゃうほど黄昏ている…
金管なんて、真鍮?の地金が覗いているし…
バイオリンもチェロもコントラバスも、傷だらけだし、ニスは剥がれているし…
何だか、高校のブラバンで使っている楽器みたい…
んでも、このオンボロの楽器が、これまた艶やかな何とも言えない音を発するのですよ。
見てくれは悪くても、手入れはバッチリなのでしょうね。
ブラックペイントの剥離したライカみたい…
見た目はズタボロでも、巻き上げやピントリングは滑らかに動き、得も言われぬ幽玄なシャッター音を立てると…
何かドイツとフランスの国民性を見たような感じがしました。
片や、レストアしてきっちり仕上げられた古いポルシェやメルセデス…
オリジナルのパーツは磨き上げられ、所有する喜びにあふれていると…
片や、古ぼけた宇宙船のようなシトロエン…
外装はレストアせず、エンジンやハイドサスペンションには手を入れて…
そんな感じの個体の方が、ピカピカにするより似合うような気がします。
その乗り心地は、フランス車ならではの独特なもの…
信頼性と言う点では、ちょっとおっかない気がしなくもないけれど…
あの乗り心地は味わってみたいもの…
ああ、またパリ管の「春の祭典」を聴きたくなってきたぁ…
赤ワインとチーズが欲しくなる…
フランスだからね(笑)
ブログ一覧 |
日々の雑感 | クルマ
Posted at
2018/07/22 23:21:21