今、渋谷の東急百貨店で「世界の中古カメラフェア」がひっそりと開かれている…
いや、渋谷のデパートの催事場での催しですから、ひっそりなはずはないのですけどね…
銀座松屋の中古カメラ市をして、江戸に春の訪れを告げる風物詩とまで言わしめたあの頃…
会社を休んで初日の開店前に並び、8階の会場までのエスカレーターを二段抜かしで駆け上がったあの頃…
催事場が身動きが取れないほど混み合ってお札が飛び交い、夕方のニュースでも取り上げられていたあの頃…
書店のカメラ雑誌コーナーには、常に幾種類ものライカ本が並んでいたあの頃…
アサヒカメラや日本カメラと言ったカメラ雑誌の後半が中古カメラ屋さんの広告記事で埋められていたあの頃とは決定的に違うのでしょうね。
天国から見ている赤瀬川源平聖人様も、さぞかしお嘆きのことだろうと…
いやホント、書店にあれほど並んでいたライカ本が姿を消したことに心を痛めていたのですが、絶滅したのにはそれなりの理由があるのであって、単なる郷愁だけで復活するはずがありませんよね。
んに比べたら、空冷911は、今も着実に命をつないでいて、頻繁に何らかの形で世に出てきますから、まあ、大したものですよ。
とは言え、空冷911を取り上げる刊行物も、いつライカ本のような運命をたどるかもしれないのであって…
よもや単体での復活は難しいであろうライカ本ですが、ちょっとしたアイディアが…
ポルシェ趣味の雑誌で、M型ライカを大々的にコラボさせてはどうかなぁ…
現在も製造されているライカはもちろんデジタルですが、現行のM型ライカは、中身こそ最新のデジタルでも、レンズは往年のレンズが使用可能だから、ライカ社にとっても旨味はあるでしょう。
何よりも脈絡のない高級腕時計を巻末に登場させるより目新しくて良いのではないかと…
ポルシェもライカも中古がアツい!
と言いつつ、しっかりと現行品のPRもしちゃうと(笑)
これならライカだけでなく、ハッセルブラッドやカールツァイス、フォクトレンダー、ローライなども乗って来るのではないかと。
せっかくだから、モンブランやペリカンと言った万年筆やミニベロ(折り畳み自転車)なども盛り込んではどうかなぁ…
何だよ、結局は全部お前の好きなものばかりじゃないかって(笑)
Posted at 2017/09/03 00:17:22 | |
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