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イイね!
2011年05月06日

太陽電池ライト支援

太陽電池ライト支援 こんにちは。GW中いかがお過ごしですか?
私はこのGW中、瀬川研(私が所属している研究室です)の被災地支援の活動の一環で、宮城に行ってきました。
瀬川研では色素増感太陽電池という次世代型の太陽電池を研究開発していますが、太陽電池ライトの試作品を避難所で使っていただこうと100個用意したものです。開発に携わる内田聡准教授自身が、震災発生後は家族が暮らす仙台の自宅で3週間にわたる配給生活を送ったこともあり、今回は宮城県内の避難所に寄贈することにしました。

色素増感太陽電池ライトは、電気を貯めることができるのが大きな特徴です。日中8時間太陽電池をお日様に当てて蓄電すれば(窓越しの自然光でもOK)、夜間に照明として使えます。

 

避難所の皆さんにライトの使い方の説明をする内田准教授。



体育館などの大きな部屋が避難所になっているため、照明をつけるとパッとまわりが明るくなることから、まわりに遠慮して真夜中は電気がなかなかつけずらい環境にあり(就寝時間など)、こうした小さな照明が欲しかったそうです。



こちらの避難所では、瀬川教授がライトの使い方を説明。使い方はスイッチをポンと1回押すだけで、とても簡単です。日中はスイッチを消して蓄電しておけば繰り返し使えます。



部屋の中だけでなく、仮設トイレの中でも、このライトを使いたいという話になりました。 照明があれば、女性たちも安心して夜間のトイレが利用できそうです。



さて、肝心のライトですが、ちゃんと照明として機能しているかどうかが気になっていたのですが、さっそく避難所の責任者の方から、夜の9時から朝の6時までライトが灯っていると報告をいただきました。こちらは部屋の中で使っていただいています。



廊下は自然光が入るので、壁に設置。



夜間、懐中電灯くらいの明るさで、まわりを照らしているようです。



こうした小型の照明がいくつかあることで、避難されている人たちのストレスを少しでも減らすことになるのではと、避難所の責任者の方がとても喜んでくださいました。仮設住宅に入居できるまで、平均してあと2ヶ月程度かかると見られているそうです。それまでの期間、少しでもお役に立てるとうれしいです。ところで、今回宮城を訪ねて、被災地の厳しい状況に愕然としました。後ほどブログに綴りたいと思います。
ブログ一覧 | 太陽電池 | 日記
Posted at 2011/05/06 15:33:03

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この記事へのコメント

2011年5月6日 16:14
こんにちは。

避難所生活というのは経験がないので実際のところはわからないのですが、確かに体育館のような大きな部屋が避難所になっている場合には、手元だけを照らせる明かりは何かと重宝しそうですよね。 これって、夜間飛行時の客室内での読書灯と同じような発想ですかね。
しかもそれが太陽電池ライトであれば、電池切れの心配も薄れるかもしれませんし、もちろん天候しだいですが。
コメントへの返答
2011年5月6日 16:25
横浜すみれっ子さん

こんにちは。そうなんですね、大きな避難所は、広い範囲で照明がつくので、就寝時間から朝にかけてトイレに立つときなど苦労するそうなのです。時にトラブルのもとにもなるそうなんですね。
はい、読書灯のような発想ともいえますね!手元や足元など狭い範囲が灯されます。
色素増感太陽電池は、薄曇りでもけっこう蓄電できるので、使い勝手はいいのではと期待しています。
2011年5月6日 17:43
ちょいとした照明が欲しい時にいいですよね…避難所で共同生活をともにする時は、お互いに気を使い気分が滅入るかと…ちょいとした明かりが安心感とストレスを解消してくれるといいですね
コメントへの返答
2011年5月6日 18:21
いきものがかりさん

はい、避難所には事前に必要かどうかお伺いしたのですが、「ぜひ欲しい!」と言っていただきました。避難所での生活は、皆さん、お互いを気遣い大変ですよね。ライトがストレスを少しでも減らしてくれるといいなと思っています。
2011年5月6日 18:39
 避難所への訪問お疲れ様でした。
実際に被災された方々の心労が少しでも
減って下されば嬉しいですね。
コメントへの返答
2011年5月6日 18:48
ヘカトンヘイルさん

ありがとうございます。実際に自分で足を運んで、今回の震災の被害の深刻さにショックを受けました。避難所で少しでもライトがお役に立つことを祈っています。
2011年5月6日 18:48
 こんにちは

 避難所訪問お疲れ様でした。なんか太陽電池のライトは避難所では便利ですね。

 そして、前にホンダがカセットボンベで発電できる発電機を被災地に支援したので太陽電池も便利だと思います。
コメントへの返答
2011年5月6日 18:59
天草シノさん

こんばんは。
はい、太陽電池ライトが避難所でお役に立っているようで、うれしいです。
ホンダのカセットボンベで発電できる発電機ですか?知りませんでした。もっと情報知りたいです。天草シノさん、情報ありがとうございます。ちょっと調べてみます。
2011年5月6日 19:19
真由美さん、こんばんは。

やっぱり小さい明かりでもないと不安ですからね。

こういうモノって良いですよね。
コメントへの返答
2011年5月6日 20:43
cedcedさん

こんばんは。はい、小さいライトがあると安心かなと思います。ちょっとした気遣いかもしれませんが。集団避難生活、本当に大変ですね・・・。いたたまれません。
2011年5月6日 21:13
こんばんは。そしてお疲れ様でした。

蓄電できる太陽電池、こう言ったケースでは非常に有効ですね。
低コストで大量生産ができるといいんですが。
移動式トイレへの設置はグッドアイディアですね。

少しでも被災地に明かりが灯ることを願っています。
コメントへの返答
2011年5月6日 21:36
Gen1さん

こんばんは。お気遣いありがとうございます。
はい、こうしたケースでは、色素増感太陽電池は有効に使っていただけそうです。
まだ大量生産にはいたっていませんが、低コストなのは大きなメリットですね!
トイレもいいですよね。これは避難所の方のアイディアでした。
現地に行って改めて避難生活の大変さを感じました。少しでも明かりが灯るようにと私も祈るばかりです。
2011年5月6日 21:19
こんばんは。
こういう場面では、色素増感太陽電池が良いですね。前から発表されていた、キャパシタ付のタイプですか?
薄曇りや朝夕にも発電してくれるメリットが光りますよね。
コメントへの返答
2011年5月6日 21:39
無線家さん

こんばんは。はい、こんな形で色素増感太陽電池ライトが役に立てるのはとてもうれしいです。
この試作品はたぶん前からのキャパシタ付のものかと思います。DSCは、晴天でなくてもわりと効率よく発電できるのがメリットですね。
2011年5月6日 22:51
松本さん、こんばんは。

被災地支援お疲れ様でした。

太陽電池ライト、喜んで頂けてよかったですね。いろいろな役立て方があるなと感心しました。
そして、私は幸いにして経験したことがないのですが、避難所生活は通常ではなかなか気がつかない不便さがあるようですね。少しでも早く仮設住宅に移ることができたらいいのですが・・・。

津波の被害に遭った地域の酷さは、実際目にすると想像を絶すると聞いています。少しでも早い復興を祈るしか出来ない自分がもどかしいです。
コメントへの返答
2011年5月7日 8:07
katsutaさん

おはようございます。お気遣いありがとうございます。
はい、ライトはこちらが思っていた以上に避難所で喜んでいただき、支援できてよかったです。夜間から朝にかけて8、9時間灯っているようで、仮設住宅に入るまで使っていただきたいです。

はい、おっしゃるように、津波被害にあった地域は、テレビや動画配信などで何度も目にしていますが、その地を目にすると・・・・・。ブログにも書くつもりですが、とにかく厳しい現実がそこにありました。
2011年5月7日 1:35
先ほど、止せば良いのに倉庫掃除をやっていました、電気のブレーカーをダンボールで押したようで、メインを切ってしまいました。我が家だけ停電 ! 真っ暗 !  でも 慌てず騒がずリビングのラジオ付きLEDライトを手探りで探し出し、無事回復しました。 そう阪神淡路の教訓、スリッパと懐中電灯は家のアチコチに置いています。 でも電池式は必ず電池切れになります、太陽光で常時充電出来るって良いですね。暗闇は今の日本人には耐えられません。江戸時代以前の日本人に負けます。

浜岡も止めて、ますます厳しくなります。東電管内でも60Hz→50Hzの100万KW送電もなくなりそうで、夏の不足分は600万KWに増えます。ますます節電を、でしょう。やはり夜の活動(工場も食生活も)増やすしか手が無いようです。10時~20時の電力ピークを避ける活動シフトを組む、コレです。
今年の夏には間に合いませんが、新エネルギーの切り札は太陽熱です。日本の国有林の南斜面や耕作放棄地に鏡を並べましょう、電力ピーク時に発電量のピークもリンクします、5月~10月に有効です。スペインでは5万KWクラスの発電所も実用化されています。冬場用に太陽光パネルも並べましょう。初期コストは少々高いですが、ランニングコストは非常に安く、稼働時にCO2は出ません。100ヶ所も造れば、かなりの戦力になります。組み合わせるのはもう一つ天然ガスの火力発電です。昔の火力発電より遥かに進歩しています。
コメントへの返答
2011年5月7日 8:28
元CIVICの狼さん

夜に倉庫掃除をされて、思いがけず真っ暗に!でも、阪神淡路大震災の教訓が生かされて、無事だったんですね。慣れていなければ慌ててしまう状況ですよね。お疲れ様でした。
おっしゃるように果てしない暗闇は、今の私たちには精神的につらいかも。ちょっとコワイ。昔は当たり前だったのでしょうが・・・。

浜岡原発の運転停止についての問題があがってきましたね。
東京電力管内の電力需給について、このところワークショップやフォーラムが盛んで議論が活発化しています。中部電力管内でも今夏の電力問題が大きな問題になりそうです。

太陽熱に注目されているんですね。広大な土地が必要で日本には不向きとも聞いていましたが、耕作放棄地の利用ですか。
なるほど・・・、可能性がありそうですね。
太陽熱と太陽光パネルのハイブリッドは一部の住宅メーカーが取り組んでいますね。
無駄なく太陽エネルギーを活用しているシステムなので、いいなぁと思っていました。
天然ガス火力発電も注目されていますね!
多様なエネルギーを取り入れることが大事になりそうですね。


2011年5月8日 0:44
2度目のコメント失礼します。
太陽熱発電の設置場所の事なんですが。説明が簡単すぎました。有望なのは南向きで、100M位の標高差のある山の尾根です。
集光太陽熱発電にはタワー式とトラフ式が有ります。タワー式では海外では平面な土地に数メーター四方の鏡を数千枚置き、中央付近に50~100M位のタワーを建設し集熱器を置きます。私の発想は逆で鏡を上に設置し、下方の集熱器に集光します。このやり方は山の多い日本には有望です。実験をやらないと解かりませんが。同様のやり方でトラフ式(大きな雨樋型 鏡 の中央にパイプを設置し液体を流し太陽光で温める) の方が有望かもです。 問題は草刈りと鏡磨きですが、黄砂の終わった頃、ボランティアを集めましょう。
コメントへの返答
2011年5月8日 21:44
元CIVICの狼さん

こんばんは。
太陽熱発電について、追加の情報をありがとうございます!集光太陽熱発電は、ずいぶんスケールが大きいもののようですね。
海外事例の写真は見たことがありましたが、鏡だけでも数m四方で数千枚ですか。
すごい!
でも、その分、相当な太陽熱が集められそうですね。
草刈りと鏡磨きのボランティア、趣旨をきちんと説明して理解してもらえれば、参加者もけっこう集まるかもしれません。

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