おはようございます。2週間ぶりです。皆さん、お元気でしたか?震災から二ヶ月が過ぎ、自粛ムードから脱し、世の中が動き始めたのか、急に忙しくなりバタバタと過ごしていました。更新が滞ってしまい、すみません。
今週は、20日(金)に岐阜県多治見市で講演がありました。震災前の3月初旬に見学に訪れた超伝導大型ヘリカル装置(LHD)のことは、このブログでも少し触れましたよね。核融合科学研究所では、このLHDを用いて核融合反応に必要な高温プラズマの研究を進めています。今回は、研究所の外郭団体である特定非営利活動法人・核融合科学研究会のお招きで、総会後の特別講演会でお話する機会をいただきました。講演テーマは、「ポスト震災のエネルギー問題~環境コミュニケーションの視点から核融合エネルギーを考える」です。
福島原発事故以降、これからの電力需給をどうしていくかという議論が活発になっています。核融合発電は、日本のエネルギーの長期政策において革新的エネルギーに位置づけられ、2035年から2040年頃をめどに実用化が期待されています。「地上に太陽を」をスローガンに、「夢のエネルギー」と言われてきました。これまで50年にわたって研究開発され、海外との共同研究も盛んです。
LHD見学会の翌日に海外出張に出て、戻ってきたのが震災直後だったため、見学会についてブログで報告できずにいましたが、後日改めてその時の報告を書きたいと思います。下の写真は見学会のときのもので、後ろがLHDです。
きょうは、これから立教大学での環境社会学会特別研究例会「東日本震災と福島原発事故:私たちが取り組むべきことを考えるワークショップ」に行ってきます!では、皆さん、よい日曜日をお過ごしください。
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核融合 | 日記
Posted at
2011/05/22 10:17:03