
おそらくあの頃、トヨタにとって日産小型車軍団は、サニー・ブルーバード以上にその牙城を陥落させたいモノだったと思っています(推測ぅ~)。
で、スポーツカーのフェアレディZは、なんとか打倒したいと思ってたハズです(推測ぅ~)。
トヨタ2000GTなき今 … 70年代後半のことですよ … スペシャリティカー・セリカにその活路を見出したんだとね(私感です)。
そのZ、1978(昭和53)年にフルモデルチェンジでS130型へ移行しました。
その時にぶつけてきたのが、セリカの追加車種「XX(ダブルエックス)」でした。
珍しく、トヨタの方が先に世に問いました。
2代目セリカは、1977(昭和52)年登場でしたが、
その翌年3月に、あの手巻き式のスライディングルーフをオプション追加し、XXの発表はその翌月4月でした。
もちろん、XXの目玉もこのサンルーフでしたね。
でも、XXは、セリカLBに直6をぶち込んだ鼻の長いクルマ … 成り立ちはスカGに似ている … クーペでなくLBにしたのは、やはりZを意識しているんだと思います。
ロングノーズのハッチバッククーペでしたが、国内では不人気だった2代目セリカが元では、ねぇ(涙)。
しかも、この時のセリカは、まだ後輪はリジッドサス。
一方のZは、初代から4独(初代は4輪ストラット)で、2代目からは日産お得意の後輪セミトレの4独。
XXは、直6ニセンと2600で登場したんですが、Zの方は同様に直6ニセン(みなさんお馴染みのL20)でしたが、3ナンバーのは2800(グロス145馬力)で登場しました。
「コレはイカン」と思ったんでしょうね、
「名ばかりのGT」キャンペーンを繰り広げ始める1979(昭和54)年夏以降、4独サスも次々と加えていきます。
60年代後半に510ブルから採用されていく前ストラット・後セミトレの4独は、トヨタでは10年後のコロナマークⅡの上級グレードに採用されるのが「お初」だと思います。
お得意の「ウチにもありますよ」商法ですね。
で、1980(昭和55)年夏に、2代目セリカシリーズに念願の「4独(ついでに4輪ディスクも)」を大盤振る舞いします。
この時ですね、XXもやっとこさ2800のトップグレードをいただき、やっとこさZと同じ仕様になります。
本当は、このXXを大々的にやりたかったんじゃなかったのかと推測します。
ベースグレードは後輪リジッドを残すものの(いかにもトヨタらしい)、ニセンの「G」「S」、そして、2800は4独です。
Z共々北米がメイン市場だから、「トヨタにだってZみたいなクルマありますよ、しかもエンジンも足回りも同じですよ」って感じで。
あのデザインは北米市場を意識して、ヤンキー好み(?)にしてるから輸出は良かったようですが、国内だと … ね(今の初代XX人気が信じられないぐらい不調でした)。
だって、当時、「国産最速」はフェアレディ280ZとサバンナRX-7で競い合ってましたものね。
セリカXXはどの新車情報誌も取り上げなかった記憶です。
だから、セリカXX2800(画像)は、派手にやりたかったのでは思います。
でも、それ以上に、2代目セリカの追加セダン・セリカカムリ2000GTの方が販売の前線に立たされていきましたね。
その翌年の夏を待たずに、セリカシリーズは3代目に(XXは2代目)に移行し、セリカXXはこの代で日の目をみますね。
でも、初代セリカXX2800、生産期間も短かったけど、私には思い出深い1台です。
Posted at 2026/05/27 06:07:05 | |
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