柏崎刈羽原発「合格」へ　東日本再稼働へ期待感

東北電力女川（おながわ）原子力発電所

東日本大震災の震源に一番近い原発である。
前例のない巨大地震と大津波であったにもかかわらず、設計通りに自動停止し、安全に冷却機能を確保、そして放射性物質を閉じ込めることが出来た。


【画像】東京電力柏崎刈羽原発５～７号機

それどころか、女川原発は地震後、数カ月にわたり近隣住民の避難所として開放した。

＞＞東日本大震災と女川原子力発電所／東北電力

一方、東京電力の福島第一原発では、地震には耐えたもののその後の津波により、原発事故が起こってしまった。
不十分な防波堤と海抜の低い位置に非常用の発電機を設置していた人為ミスが原因である。

その東京電力で、初めて規制委による合格証が出る見込みとなった。

柏崎刈羽原子力発電所は７つの発電機を備えた世界最大規模の原発である。
１～５号機が沸騰水型原子炉（ＢＷＲ）、６，７号機が改良型沸騰水型原子炉（ＡＢＷＲ）となっている。

＞＞柏崎刈羽原子力発電所の概要／東京電力

９月７日

規制委、柏崎刈羽原発「合格」へ　福島第１と同型で初

「西高東低」解消へ一歩　柏崎刈羽原発に合格見通し　再稼動の時期は…？

地元の柏崎市では、再稼働を心待ちにしている。

＞＞東電・新再建計画（下）柏崎再稼働　猶予は「２年」

１１月２４日（平成２８年）

【主張】

柏崎刈羽原発　お膝元は容認派を選んだ

ただ、条件付きの適格ということで、合格証の発行はもう少し先になるようだ。

９月１４日

柏崎刈羽原発　「安全姿勢」保安規定に明記へ　合否判断は持ち越し
東電明文化、安全確保の姿勢　「保安規定に書くのは重い」

まぁ、合格となる見通しなので、いい加減に高止まりした電気料金を、ホント、値下げして欲しいわ。

ただ、再稼働には、知事リスクが控えている。