
初年度が平成4年だから、22年前のクルマになるこのビビオ。
排気だのオイルだの色々漏れてくるということだった。
距離だけは8万キロに達していないものの、流石に古さは隠せない。
CVTのパウダークラッチがイカレていないのが奇跡である。

排気漏れから着手し、音源から探っていくとフロント周りから漏洩。
オイル漏れによる汚れも酷い・・・。
どうもフロントパイプからバスバス漏れている感じなので遮熱板を外すと、錆びて大きめの穴が空いていました・・・溶接修理の積りで準備していたけど、ここまで腐ってるとちょっと上手くない。
きれいに溶けないし、どうせまたスグ腐ってしまうので・・・
それほど高いものではないので、後日新品に交換することにしました。

ミッション側のリヤクランクシールも怪しいけれど・・・
そこはちょっと大事になるので、手始めにタペットカバーパッキンとデストリビューターのOリングを交換してみます。
ここを換えてもまだオイルが濯ってくるようなら、フロントかリヤのクランクシール・カムシールがNG、若しくはヘッドガスケットが外側に抜けちゃってるのかも知れない。
どこがダメでも不思議ではないけどね・・・。
車検前にでもタイミングベルトは交換した方が良さそうなので、
エンジン前側のオイルシールやヘッドガスケットはその時交換しよう。

キツキツのエンジンルームですが、ヘッドカバー脱着はそれほど大変じゃないです。
インタークーラーといくつかの配管とハーネスをどかすだけでアクセス出来ます。
インテークパイプやヘッドの中にネジやゴミを落とさないようにね。

オイル焼けが酷いタペット周り。
オイル交換なんてあまりされていなかったんだろう。
赤帽が採用していた丈夫なエンジンだからね、放ったらかしでも走れなくなることは滅多にないけれど、最低でも1万キロに一回くらい換えていればこんな風にはならないよ。
こういうの見ると、ヘッド全バラにして磨きたくなるね・・・
ヘッドガスケット駄目だったら、バラしてキレイにしてタペット調整とか徹底的にやりたいところ。
かなりエンジンの振動が抑えられて、静かになるよ。

パックになってるタペットカバーパッキン。
シールワッシャーは同梱。
プラグはヘッドに横から刺さってるので、ホールパッキンは必要ない。
デスビのOリングは別に注文しないと駄目よ。

実は、一番オイル漏れが出やすいのがデスビのOリング部分。
漏れる時も結構盛大である。
ヘッドカバーなんてダメでもチマチマ滲むだけだけど、デスビの所はドバドバ来るのでポタポタ地面を汚す程だと、ここの場合が多い。
デスビは長穴の調整で点火時期を決めているので、
外す前にけがきやマーカーで印をして元通りに組めるようにしようね。
ミリ単位で数度変わってしまうので、いい加減に調整したらエンジン壊れますw
タイミングライトでちゃんと調整し直してもいいかも。
調べてみると、SC・NAを問わず10度前後でした。
13度位まで進角させて、ハイオクで乗ってみるのもいいかも。
デスビ式でない高年式のエンジンはレジスター(ヒューズみたいな抵抗ね)の交換だけで点火時期を調整しています。(進角3度とか5度とか種類がある)

カバー周りはスッキリきれいになったね。
これで少し乗ってみて酷いオイル漏れが止まればいいけど、余り変わらなかったら更に追い込んでいかないといけません。
このクルマも、当分はレストアメインになりそうです。
次回は水まわりのホース類を交換する予定。
下げたら上がらないパワーウインドウも直さなきゃだった。。。
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Posted at
2014/10/02 03:54:08