車検も通したし、スタッドレスも勿体ないんでさっさとタイヤを夏用に戻し、足回りもカヤバの夏用に戻しました。
去年は戻さなかったスタビライザーもクスコに戻して、がっちり夏用のサスペンションになりました。
今期は、廃盤になる前にGC用の車高調でも買っておこうかなと思いましたが、エンジンの方が限界なので、そっちが先だな・・・。
予算分配の難しい所です。
ベースの腰下やヘッドは既にあるので、足りない子部品を揃えるだけですが、ピストンが交換になるかどうか、面研をしっかりやるか否か・・・によって費用が全然変わってくるので悩みどころですね。
何だかんだ金は掛けられねえからなぁ・・・。
安く遊べないんだったらクルマなんか要らねえって考えなんで、またどうせソコソコで機能回復すればいいやみたいな感じでしょうねw
エンジンもそろそろやらないといけないんだけど、まだちょいちょい気になる所があるので、潰していきます。
車検前整備のセンサー類の交換などで全開時失火症候群は根治したようですが、下に潜った際にボディーの腐食を発見していました。
錆でグズグズになっていたので突くと穴が開きましたw
「何だよコイツふざけんな!」とアルミテープで塞いで誤魔化していましたが、やっぱり直さないとね・・・。
15年くらい前かな・・・。
ずいぶん昔ですが、クネと雪山で遊んでいた時にフルカウンターで大きく膨らみながら立ち上がる時に雪の中に15センチ大くらいの石があったらしく、ロッカーパネルを大きく凹まして帰ってきたことがあった。
ロッカーパネルは袋状で裏から叩けないので、ワッシャー溶着機などを駆使して引っ張り、パテ付けで直したという経緯がある。
その時の記事がどこかにあるけど、探すの面倒くさいですw
補修のセオリーとしては特に珍しくないですし、その辺の板金屋に頼んでも同様の修理でしょう。
ただ、袋状で裏側の処理が出来ない部位な為、溶着や溶接で直すと焼けた所から錆が発生しやすいという側面がある。
10~15年で廃車にするような一般的なクルマの一生であれば、それほど気にするような事ではありませんが、ウチのGCのように25年目を迎えてなおまだ先があるようなクルマの場合はどうしてもこういう結果に辿り付いてしまいます。
ヲレだってこんなに乗る事になるとは思ってなかったしな!
初年度から25年のインプレッサWRXが無事故で補修歴無しってなかなか難しいですし、GC8であれば多くのマシンが似たような状況ではないかなと思います。
まぁ、兎に角・・・トヨタやBMWならまだしも、古いスバルだとかマツダだとかは工業製品としてはあらゆる面で二流であり、自動車メーカーとしてはベンチャー企業のような頃のクルマなので、整備性が悪いとか、鉄板の素材が悪いとか、防錆や塗装が良くないとか、長く乗っていると様々な問題点が露呈してきます。
兎に角鉄板が良くないなと殊に感じます。
軽く作るために高張力鋼板を使っている事や環境配慮の為に鉛や六価クロムを使った処理が出来なくなった事もあるかと思います。
高張力鋼板は薄い鉄板に複雑に折り目を入れることで剛性を出す技術ですが、腐食しにくくするために鋼などの合金を混ぜると硬くなってしまい成型が難しくなりますので、不純物の少ない生の鉄が使われます。
塗装やパーカー処理などで耐腐食性を持たせてはいますが、傷が入ったり補修歴などがあると一気に腐ってしまうなどの側面があります。
ちょうどGCのインプレッサ辺りから使われ始めたんですよね。
鉄板も塗装も環境の為にどんどん悪くなってしまったというのが本当の所です。
それでも業界には加工がしやすく腐食もしにくい「いい材料」というものはあるもので、それらはメーカー間での争奪戦になる訳ですが、結局メーカーの規模や看板で取り分が決まってきます。
一流メーカーに一番いい物が行き、残り物を二流メーカーで取り合う訳です。
最終的には同じようにカタチになっているクルマですが、素材の段階からヒエラルキーに基づく取捨選択や熾烈な調達戦の末にようやく作られているのだという事実が隠されています。
まぁ、こういうメーカーのしがらみみたいなインサイドの理由もある訳ですが、
クルマはトヨタがいいなぁ、と事あるごとにヲレが呟いてしまうのはこういう側面があるからですかね。
まぁ、グズグズ言ったって、初代インプレッサに20年近くも乗ってるのは自分な訳で・・・。
新車からぶつけずに動態保存出来ていればこんな事もないかと思いますが、しっかり走ってきたんでね、ヲレだって一度や二度軽く引っ掛ける事はありますよ。
潰さなかっただけ立派だなと思っていますww
直した時の記事があったw
結構酷かったんだな・・・。
何やってんだか。
錆を残すと再び腐ってくるので、結構大きく切り取りました。
サイドシル後端部はほぼほぼ削り取ってしまったので、アルミ板金で製作。
リベットとエポキシパテで固定し、再構成します。
数枚のアルミ板金を貼り合わせる事になりましたが、最後のパッチを貼り付ける前に、サイドシル内部に亜鉛コート系のジンクスプレーという物を目一杯吹き込んでおきます。
再び錆が発生しそうになっても、犠牲陽極という置換作用により食い止めてくれるという塗料です。
大きく穴が開いたことで逆にしっかり施工することが出来ましたね。
こっち側のサイドシルは昔、Bピラーの交換までしているので溶接の繋ぎ目があるんだよね。助手席側のスカッフの所も錆が浮いていたので、一緒に直します。
ここも、溶接せずにアルミ板パッチをエポキシパテで接着。
最後に表面はポリパテで再成型して外観を整えます。
ここまでくれば、あとはサーフェイサーを入れて本塗装するだけ。
殆どサイドスカートで隠れてしまいますが、見えない所でもしっかりやっておかないと後で泣きを見るものです。
マスキングをして塗装。
区切れる所が無いのでぼかしの範囲を考えて養生します。
助手席側は板金の範囲がそこまで広がらなかったので、サイドスカートのフロント側を外さずに塗っちゃいました。
フロアの下側の補修箇所は、ボディーシーラーなどでしっかり防水をしたのち、チッピングコートなどを塗布して処理してあります。
これだけやっておけば、ボディーの方は当分は大丈夫かな?
定期的にこういう作業が発生するって言うのは、旧車の領域ですね。
レストアだよレストア。
さて、あとは暮れから運用を停止していたDCCD。
数年前にトランスファー内での断線リークが原因でメインハーネスが損傷したのか?DCCDを直しても純正回路が復帰しない。
ヒューズなのかな?と思ったが、それらしいヒューズの溶断もなかったので、ハーネスを追跡するしかないのだが、トランスミッションに貼り付いているハーネスはミッションが降りている時にしか確認出来そうも無いので、次回ミッション整備時まで追求を保留。
面倒なのでコントローラーハーネスを自作して、別経由でDCCDを使えるようにしていたんだけど、時間もないなか家にあるもので適当に作ったので、かなりやっつけな内容だった。
でもちゃんと使えてたんだよ。
ある時キーを抜いても電源が切れていない事に気付いたんだよね。
おかしいな、キーオン作動のリレーを入れてる筈なのに点きっ放し。
調べてみると、リレーのマグネットが貼り付いて死んでました。
工具箱にあった捨てるアメ車とかから剥ぎ取った純正系リレーだったと思うけど、アメ車ってのはこんなものまで壊れるんだなぁ・・・。
奮発して信頼性抜群のエーモン製リレー(ヲレにとっては高級品ですw)を買ってきてハーネスをちゃんと作り直しました。
無事復旧。
ちゃんと電源が切れる様になりましたww
これだけちゃんと作ったら、純正ハーネスのトラブルシュートが済んでも元の回路に戻さなくてもいいかな。
実際こっちの方が使いやすいんだよね、純正のインジケーターは6段階位しかないけど、こっちのコントローラーは100%表示で細かく調整できるし、ツマミも回しやすい。
使えればなんでもいいよ~。
桜は満開ですが天気悪いな~