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だ いのブログ一覧

2015年11月20日 イイね!

002

002「もしかしたら・・一応病院に行ってきます。」

秋田にいる嫁さんからラインで連絡を貰ってから、実際に生まれるまでに2時間を要しなかった。
実質、病院に着いて直ぐ入院と言われてから、1時間弱で分娩が済んでしまった。
次男が誕生したのだ。

仕事帰りにメールを見て、家に帰る頃には生まれてしまったのである。


相変わらず早い・・・。
急いで向かわねば、という予断が発生する余地すらなかった。

長男の時も3時間程度で早かったが、更なるラップタイムを更新した形だ。


普通は「頑張ってくれ」とか「無事健康な子が生まれますように」とか祈ったりするシーンがどっかにあるもんだけど、ほぼ皆無であった。

いち早く子供の顔を見たいもんだが、退っ引きならない仕事が翌日に控えており、
どうしたもんかと迷う・・・

分娩に何時間も掛かっていて、嫁も現在奮闘中とでも言うのなら、
何が起こるか判らないので、GCで全力で向かったと思うけど・・・気がついたら無事に分娩は完了していたのである。

「明日仕事が終わってからでいいか・・・。」


翌日、帰省の支度だけして朝からGC8で動く。
いちにち成田での仕事だったので、そいつを片付けた段階で直接秋田へ向かった。

もう夜7時を回っていたと思う。


いつもなら、首都高速から普通に東北自動車道だが・・・成田からだと、東関道富里あたりから乗ることになる。
どうやら、北上すると空港の先で圏央道の切れ端が始まっており、西に向かって弧を描きながら常磐道へ連絡しているようだった。

今回調べるまで全く知らなかった。

常磐道で北上し、仙台の先で東北道と連絡するのが最短ルートに思えた。


しかし、何の嫌がらせなのか・・・圏央道も常磐道も片側一車線区間が異様に多く、遅いクルマが1台でもいると延々追い越せない有料低速道路であった。


イライラしつつも、「急いだって仕方がないぜ」自分に言い聞かせながらハンドルを握る。
仙台まではずっとこんな感じなので、気持ちばかり焦っても仕方がない。


日立を過ぎ、中郷SAを過ぎたあたりで、そういやガソリンが少ねぇな・・・高速道路上のどこかで入れないとなとは思っていたんだけど、燃料計が最後のひとメモリを割り込んでいる。

次のGSのあるサービスエリアで給油かな、と思いつつ・・



次もない、


次もない、



ん、ヤバくないか?

次はどこだろう・・・Google先生に聞いてみると、先ほどの中郷SAを最後に次の南相馬鹿嶋SAまでの区間約120kmはガソリンスタンドがない事が判明しました。

多分あとまだ50kmはあるな・・・。


更にもう結構走ってしまっていて正直あと30kmは走れない感じだ・・・。

次のスタンドがあるサービスエリアまで辿り着かないことが走行中に判明する。



「どうしよう・・・怖い。。」




こんな田舎の片側一車線の高速道路でガス欠とか、トラックに突っ込まれて炎上の絵しか浮かんでこない。。。


モモのステアリングを握る手がびっしょりになっている。

冷静になれよ、途中のインターで降りて一般道に出ればスタンドなんて幾らでもあるだろ。
過去の横浜町田ICのランプでのガス欠立ち往生を、思い出して戦慄している自分に言い聞かせる。

あれはループの立ち上がりライン上で動けなくなり、本当に青ざめたのだ。


次の出口で一般道に出ればいいだけのこと、慌てんじゃねえよ。


急いでグーグルマップにリクエストした最寄りのスタンドを目指す。
土地勘がなかったヲレは、この時既に重大な過失を犯していることに気付いていなかった。


実は既に詰んでいたのである。


常盤富岡インター下車。
海側の国道に出ればスタンドのマークが幾つもある。

無駄な寄り道だったが、高速でガス欠じゃ洒落にならないからな・・・。



両側が田んぼの一本径を海側に走らせる。
この先の信号と、線路を越えたらもうすぐ国道6号線が有るはずだ。


しかし、田舎で深夜とは言え、やたらと街中が暗い。
というか、真っ暗ではないか。
民家も街灯も明かりが全く点っていない。

不自然なほど生活感がない。

道路も汚く、砂利や埃だらけといった感じだ。


「何なんだここは・・・。」


スタンドの発見のことばかり考えていたヲレは、漸く自分の置かれている状況を理解し始める。
結局その先の信号機の所で、直進方向は交通規制のゲートで通行止めになっていた。

「この先帰宅困難地域につき通行止」




「帰宅困難地域・・・しまったぁ・・・。」

慌てて外気導入だったエアコンを内循環に切り替える。。




そこはもはや人間が住むことすら許されない「死の町」と言われている処だった。
こんなエリアでガソリンスタンドが営業してるとは思えない。。

もう、緩いコーナーでもガス欠症状が出る程に燃料が枯渇していた。


まずい事になった・・・
原発による深刻な被曝エリアの中核でガス欠などとは、痛恨の極みである。


そもそもこんな所に長時間居ていいのだろうか・・・。
どの位走ればスタンドが営業している街に出られるのか想像もつかなかった。

ましてや深夜11時とかである。



また僕は、これまで経験したことのない新たな戦慄に震えていた。

あと5キロも走れないだろう。
このまま無闇に走り回っても、人気のない真っ暗な市街地の隅で立ち往生するだけだ。



最善策はいったい。。。



冷静に判断すると、常盤富岡ICに戻ることだと思った。

そこまでなら走れる。


兎に角、明かりが灯っており人が居るところに行きたかった。

そして、JAFにガソリンを持ってきてもらおう。。。
それしかないと思った。



何だか外で待つのが嫌だった。
まさに読んで字のごとく目に見えない恐怖というやつだ。

何しろ、福島第一が近すぎる。。

真夜中の青山霊園のど真ん中でJAF呼ぶ方が、よっぽどマシだと思った。


待つこと1時間程で、サービスカーが到着した。
30キロ先の、南相馬からの出動なのだという。

「こんな処ですみません・・・」

申し訳なくなって、サービスカーにおっちゃんに謝ってしまった。
いいですいいです、慣れてますから。
そう言うと、手早くハイオクガソリンを給油してくれました。

同じようなパターンでガス欠寸前になり、ここでJAFを呼ぶというケースが結構多いらしく、三日前にも来たのだという。


そりゃそうだよな・・・


インプレッサみたいにリッター10キロも走らないクルマじゃ、ガソリン満タンで500キロは走れない。
そのうちの120キロメートルとか・・・

最低でもタンクに1/4以上入ってないと走りきれない距離である。


中郷SAの手前くらいで、「ここが最終スタンド」位の看板を出して欲しい所である。
何しろ、土地勘がない所では気を付けないとな・・・。


て言うか・・・もう余程の事がない限り、もう常磐道は使わないだろうな・・・。



常磐道の原発前後区間では、等間隔でまるで気温でも表示するかのように放射線量の表示がなされている。

時間あたり0.4マイクロシーベルトだとか、0.9マイクロシーベルトだとかの表示が続く。
それが果たしてどの程度のものなのか、全く実感がわかなかった。

しかし・・やはりと言うか、第一から最も近い双葉から浪江へ向かう区間での表示が、4.2マイクロシーベルトと最も線量が高かった。

まったく正直な話である。


詳しくは知らないが、自然界にも放射線は存在する訳で、太陽嵐とか天然鉱石、ラジウムやラドンなどからも放射線は出ている。

微量な放射線量であれば、それによって傷ついた染色体は回復するが、回復時に癌を抑制する因子をより多く出すようになるので、少しは被曝した方がいいという仮説がある。
それがラジウムだのラドンだのという温泉施設の健康論に由来するのだが、実はその根拠に関しての証明性が全くなされておらず、何とも言えない。

自己責任でどうぞと言う他ないのが現状だそうだ。


放射線がない世界というものがそもそも存在しない訳で、多いか少ないかというゆらぎの中で生活している訳ですね。
日本の法律だと年間1ミリシーベルトを超えないようにという配慮があるようです。


1ミリシーベルトは1マイクロシーベルトの1000倍。

毎時4.2マイクロシーベルトと言うことは、ずっと同等の空間線量だと仮定して1年間で、
4.2×24×365=36792μSv/h
ミリシーベルトに直すと、36.792ミリシーベルトということになる。


実際の値はこれに多くの係数を掛けなければいけないのだろうが、
何れにせよこの表示板付近では自然界の40倍近い放射線量が存在するということであり、当然住んではならない、入ってはならない、という扱いになる訳である。

これから新生児に会いに行こうという人間が、まったく言語道断の極致である。



JAFのサービスマンにガソリン代と敬意を払って、いち早くこの場を離れます。



それはいいけど、今日はなんだかGCの調子が悪い。
なんかエンジン音が変だし、パワーもない気がする・・・何時からだろう。

ガス欠が怖かったので、かなりの区間を回転上げずにおっかなびっくり走っていた為気がつかなかったけれど、給油をしていざ全開と思ったんだけど、何だかかったるい。

パンチがなくて明らかに遅い。


ううむ・・・またエアフロとかノックセンサーとかかなぁ・・・
何か極端に点火遅角してるか、リタードしてるようなフケの悪さだ。
ミスファイヤ気味なのか、ボロボロと不等長サウンドのような排気音が復活している。
プラグが一本飛んだのか??

水温も油温も正常、というか低すぎるくらいだ。
取り敢えず高回転まで回るし、ブーストも1.3キロまでは掛かる。


若干燃費も悪い気がするが、何だかかったるいという以外は問題なさそうだ。


途中、サービスエリアでプラグコードの嵌りや、各配管、下回りの目視点検を実施するが外観上の不具合は見つからなかった。
ただ、アイドリングに於いても排気のボロボロ音と、未燃焼ガスが濃いような臭いが若干ある。


緊急を要する感じではなさそうなので、取り敢えず無視。
向こう数日間普段の足として使えれば良い。


次の南相馬鹿嶋のサービスエリアで満タン給油をして、仙台の先での東北道接続を目指します。
仙台さえ過ぎてしまえば東北道区間はもう幾らもなくて、古川インターで降りてしまい鳴子温泉から国道108号線に入り湯沢へ方面へ。
山岳路の超高速区間で圧倒的なショートカットを図ります。

北上IC→秋田道→湯沢横手道と廻るよりも30分以上の短縮が図れるのだ。



ただ、秋田の山岳の外気温は11月下旬で既に0度付近。
エンジンを労わっているので、回転は上げられない。
インプレッサみたいな4駆は、思い切って突っ込めないとアンダーでしかないので、
ヌルヌルとフロントばっかり逃げて走りにくい。

抑えると逆に危ない。

エンジンを回さずに車速だけ乗せていくというのは、思いの他危ないものだ。
(じゃあゆっくりいけばいいのに・・・)


山間にボロボロと不調なエンジン音を響かせながら、深夜のひんやりとした夜気を切り裂いていくボロGC8インプレッサ19万キロ。

兎に角数日は堪えてもらいたい。



病院に到着したのは深夜の2時頃だった。
どうせ子供は新生児室なので、寝ている嫁が病室にいるだけだ。

長男の時のように、ストレッチャーを準備してくれていて、到着して直ぐ眠ることにした。
昨晩の生まれたという報告から殆ど眠れていなかったので、限界だった。


泥のように眠った。




翌朝、お義母さんが長男を連れてきてくれて、一緒に赤ん坊と対面した。
ううむ、健康そうでしっかりとした顔つきをしているな。

顔も、長男が生まれた時とそっくりである。


長男も自分の弟という事が理解できるのか、すっかりお兄ちゃんの顔をしている。
たかだか2歳でも、概念を超えて肉親の愛情というものが備わっているようである。

人間というのは不思議だ。






自分から頬ずりとキスをして、カワイイと言った。
そうだよな、可愛いよなぁ。

ヲレの子供だし、お前のおとうとだからな。


こういった愛情表現を、子供は一体どこで学ぶのだろうか、
学ぶというよりは、自分がされてきたことをまた誰かにしてあげようというだけの事なのかも知れない。

何も判らない子供だなどとぞんざいに扱ったら、とんでもない事になる。
こういうのを見るとよく判る。



この晩ヲレは、スチームを使って念入りに洗車をした。


洗車というより除染である。

警戒区域で跳ね上げた多くの夜露が付着しており、不愉快だった。
こんなクルマで退院のお迎えに行くわけにはいかないだろう。


神経質というひとも居るかも知れないが、好きに言うがいい。
新生児の扱いというものには、神経質過ぎるということがないのだ。

そもそも神経質の塊のような嫁が許さないだろう。


長い方の水洗い洗車ボタンを押して、必要以上に下回りの泥を流した。
エンジンルームも丸ごと水で流した。


その水が排水口に落ちて、そのまま下水へ落ちていくのを見てまた不愉快な気持ちになった。。。



今回は初日以外は、嫁さんの実家で寝泊りをした。
もちろん長男が居るからである。

6年前に、脳梗塞で麻痺を残してから大変な思いをしているお義父さんたち。

子供の世話を全て任せる訳にはいかない。
2歳、3歳なんてのは最も手が掛かるのである。
ヲレであっても、一日相手にしていたらクタクタになるものだ。


月曜祝日の連休と繋げたとは言え、会社には無理を言って2日ほど余計に休みを貰った。
5日あれば退院まで居られる筈である。


なんとかカタチになるな・・・。




日中は、長男と一日病室に居る訳にもいかないので、極力連れ出して遊びに行った。


幾らお兄ちゃんと言ったって、まだ2歳だからね。
まだまだ甘えたい盛り、きっとジレンマがあるはずだ。

つまらないプレッシャーを押し付けないようにしないとな。


遠慮して我慢なんてしなくたっていいんだぜ。



「あれに乗りたい。」

建機置き場の脇で止まれ止まれと言う。

しょうがねえな・・・ちょっとだけだぞ。



ああいう建設機械は大体鍵だけ外して、扉なんて鍵閉めないもんだ。
ちょっと拝借しよう。


小松か・・・。
HE(ユンボ)とかホイールローダーの操縦席にのせてやる。

スティックやハンドルをカチャカチャと楽しそう。


もうすぐ雪が降るだろうからね・・・
ホイールローダーにチェーンをまいたり、除雪用のブレードを付けたり、雪寒車の準備をしてあるね。


まもなく秋田は雪に閉ざされます。


退院前日、長男の時と同じように黄疸で軽く引っかかってしまった。
光線療法というやつです。

酷い値が長引くようだと退院も流れてしまうけど、そんな心配は杞憂でした。
翌日、予定通り母子ともに退院。
インプレッサで、長男と一緒にお迎えに行きました。



長男はキッズ用のチャイルドシートに格上げ。
大人に近づいたような気になるのか、小僧も満足そうです。

とにかく全てが無事済んだ・・・。


ずっと天気が悪くて寒かったけれど、子供と二人の時間が沢山取れて良かった。
食事を食べさせて、散歩をして、一緒の布団で寝て。

腕枕で寝ている息子が、うわごとで笑ってるのを見ていて幸せな気持ちになる。



「弟が出来て良かったな。」



何だかその時に初めて涙が零れた。。

本当に良かったな。




翌日には仕事なので、夕方には嫁の実家をあとにする。


この日から強烈な寒波が到来していて、街には冷たい雨が降っていた。
鳴子までの山越えが心配だった。

流石にまだスタッドレスタイヤは履いてきていない。


案の定、雨は雪に変わっていた。
水っぽいのでなかなか積もるまではいかないが、降り方だけは吹雪の様相である。

このまま降り続けたらヤバイな・・・


早めに山越えを済ませて高速に乗らないと。



山はうっすらと積もり始めている。
今日がラジアルタイヤで平気でいられる最終日だったのかも知れないな・・・。

水っぽい雪が路面でジュルジュルと言い始めた峠道を、ボロボロ言わせながら下っていく。


山を下りきっても雨ではなくミゾレだった。
再び古川から東北道に乗る。

仙台を過ぎたあたりから、再びの吹雪に見舞われてしまった。

高速道路の通行量でありながら、うっすらと雪が積もり始める程の吹雪。
視界不良になる程である。


そんな抑えのドライビングが功を奏したのか、不調であるはずのGC8でも古川から無給油で帰宅。
ガス満で450キロ近く走ったな。(それでも9キロ/L位しか走ってないが。)


何が悪いのか・・・帰ったら早く直さないと。

小僧が幾つになるまで乗っていられるかな。

















Posted at 2015/12/06 03:45:53 | コメント(3) | トラックバック(0) | 家族 | 暮らし/家族
2015年11月15日 イイね!

晩秋の北八ヶ岳

晩秋の北八ヶ岳更新する時間がなかなか作れない。
どうも最近自分の時間が無くて辛いところだ。

順を追って書いていきたいのでもう半月も前の話になっちゃうんだけど、何だかんだで今年も登山をしてきている。


悪天候続きの間隙を縫って晴れた八ヶ岳。
アイゼン無しで登れる最後の週だったかもなぁ。

お馴染みの旅の相棒であるコウヘーとの登山だが、実は彼との秋山登山は25年ぶり位の快挙となる。
中学生位の頃に道志山塊のマイノリティ、二十六夜山に登って以来なのである。

紅葉登山への憧れは常に持ちつつも、お互い秋頃が一番忙しく過ごしてきた経緯があってなかなか実現しなかった。


いい時間を過ごしたい、そう思った。




麦草峠から北側の遊歩道を霜柱を踏みながら入っていく。

麦草峠→茶臼岳→縞枯山→雨池→麦草峠

6時間ほどで帰還出来るお手頃定番コースであるが、あまり登山客は居なかった。




最初のピーク大石峠までは直ぐだった。
大岩のゴツゴツした頂は八ヶ岳や蓼科特有の趣である。


そこから30分も登ると茶臼岳である。
展望台からの眺めが素晴らしいとの事、天気もいいし楽しみだ。

久々の登山でもあるので、体力的なポテンシャルと相談しながらペースを作っていきます。




何とも・・・開いた口が塞がらないというような眺望である。




ここまで眺望に特化した展望台は珍しい。
遠くは南アルプスから、穂高や槍ヶ岳を手前に配し、立山や白馬まで見通せました。

絶景です。


もう帰ってもいいような気になりましたw


フィルターや補正無しでここまで青い。

宇宙に手が届きそうだ。

縞枯山山頂付近は、白く立ち枯れた木々が目立ち独特の趣である。
白い木々が帯状に縦走していることから、縞枯山と呼ぶようです。

山の名前なんて最近付けたものではないでしょうから、この縞枯れ現象も酸性雨などの人為的なものではなくて、独特の自然環境の厳しさから枯れてしまうのかもしれません。





かわいらしい青い三角屋根の縞枯山荘。
夏は登山やハイキング、冬はクロカンスキーの拠点となるようですが、季節が中途半端なのか人は疎らでした。
ロープウェイでも来られるので、軽装の方が殆どでした。

山荘には入れないので、直ぐ傍らで年季の入った2243を出してお湯を沸かして食事にします。






復路の途中にある雨池。
渇水期なんでしょうか、本来もっと水量がありそうな池でした。

それにしても、何とも現実離れした美しさです。

写真を色々撮ってみるんですけど、途中で止めました。
どう写そうが無駄だなと。

そのまま切り取れない。

こういうものはそもそも直接観るからいいのであって、持って帰れるものではないんだなと。
冷ややかな空気の中、途方もない静寂と現実離れした美しい原風景。


いま肌で感じたものが全てだと、無言で納得するしかありません。






紺碧の空と、白樺やシラビソのホワイトとのコントラスト。
兎に角天気が良かった。



麓の蓼科周辺は黄金色に染まり、紅葉の最盛期でした。
コウヘーと二人で溜め息を漏らすばかりである。

柔らかい斜陽の中、深い切なさを含有した錦秋の山々の風景は、まるで出来過ぎた映画のワンシーンのように僕たちを包み込んでいた。

こういう時はコーヒーの一杯でも沸かして、目一杯浸り切るのがいいのだ。




とにかく小理屈を捏ねない。


風景を見て訪れる感慨に精神を委ねるだけである。


ヲレ本当は何がしたかったんだっけ、


何が好きだったんだっけ、


こういう時にふと思い出せる。


感じるだけでいいことに名前や理由をつけるから、


それになってしまうのだ。


それにしか見えなくなってしまって、


本質が判らなくなってしまう。


ヲレは特に考えたら駄目なんだ。











いい一日の最後だった。

狙ってもなかなかこうはいかない。





人はたぶん一生苦しまなくてはいけない。

苦しいからこそ人生なんだ。

どこを目指したって、必ず苦しみはついてまわるから、

だったらそれを偽りなく受け取らなければいけない、

なるべく素直でいなければいけない気がする。



だから、たまにはこういうご褒美があってもいい。


小さな一瞬だけど、実はこれが人生の全てなんだ。
そしてそれを累々と積み重ねていくだけだ。


だって結局人生って、
「今」という来し方と行く末との摩擦面しかないのだから。



厳しいありのままの自然が美しいのは、それら全てを内包しているから。



もう今は雪に包まれているでしょう。





Posted at 2015/12/03 01:25:18 | コメント(1) | トラックバック(0) | far away | 趣味
2015年11月14日 イイね!

茜色

茜色僕は急に出掛けることが多い。

何故か。

それは予定を直前まで何も決めていないからである。
今週は何処に行こう、
来週は何をしよう、

などと、鼻から決まっていればこんなに慌ただしいことはないだろう。

でも、自分ひとりの日の予定など、予め決め付けておいたりしないのが普通だ。
正確には出来ないというのが正しい。


だからそれは何故なのか。

答えは単純。
今日決めたことが、明日も同じとは限らないから。

特に、趣味に関わる自分だけの時間に限っては、自分がその時やりたいことしかしない。
まぁ・・そんなの当たり前じゃんと思うかもしれないけれど、

自分でも呆れるくらい日和見なので、
来週は何をしようとか・・・今から決めること自体が無駄なのである。

今したいことは、今するだけだし、来週したいことは来週になってみないと判らないのだ。
今やりたいと思っても、かなりの確率で来週にはもうどうでも良くなってしまっていたりする。

もうどうでも良くなっていることを、決めていたからというだけで履行するのは流石にばからしいではないか。

自分のやりたかった事に対する条件が、揃っているか否かにも左右されると思う。
単純に天気がいいか悪いかとか、桜や紅葉が見頃なのかどうかとか、身体が疲れてないかどうかとか・・・さまざまだ。

兎に角間違いない!とピンと来た時にしか行動しないので、
ぼんやりした計画ぐらいは自分の中にあっても、履行するか否かは朝起きてから決めるのが殆ど。
朝起きて、空を見上げて「うん、今日は違う」とか言って決めてしまう。

浅知恵が裏目に出易いので、大事な事ほど理論的に決められない。
直感的なひらめきに頼ったほうが上手くいくのだ。


要するに生来の気まぐれなのである。



そうすると何となく判るようになってくる


こんな風景に出会えることが、なんとなく判る。

光とか樹液に向かって飛んでいく虫みたいなもんか。
Posted at 2015/11/18 01:57:30 | コメント(2) | トラックバック(0) | Nature's | 旅行/地域
2015年11月07日 イイね!

G走グリップクラス

G走グリップクラス先日参加してきた茂原サーキットのG走グリップクラス。

エンジン組みたてだとか、慣れない超ハイグリップタイヤだったとかで、イマイチ振り回せず不完全燃焼だった今回の茂原だったが・・・それでも久々にいい刺激にはなったかな。

やっぱりたまにはサーキットも悪くない。


専属カメラマンwの風越龍さんから写真を頂けたので、写真でハイライトを振り返りたいと思います。
※大量画像注意












だ い のGC8は、今回不慮のエンジンブローによる大規模改修を終え、
再び、向こう10年の運用計画に動き出した。

峠にサーキットに、ジムカーナに雪山に・・・しかし、基本はファミリーカーとして。
あらゆるシーンでオールマイティーに活躍すべく仕上げてきました。

どこに持って行ってもバッチリは嵌らないという事でもありますが・・・

いいんですコレで。

基本は公道、耐久性重視。
どこでも平均点以上のマルチラウンダーがコンセプト。


今回は、折角ある筋から融通してもらったタイヤだったのだが、走り方に合わなかったなぁ・・・
イレブンは、ブロックが飛んじゃうのでドリフトには向かないのかも知れない。










春先にサスを弄り、足回りにSシリーズのスプリングを流用することでかなりの戦闘力の強化を図ったクネGDB。

だが何が悪かったのか、今回はその真価を発揮することなく沈黙してしまった。

何かバランスが崩れたのだろうか・・・
硬めたアシに対してタイヤがイマイチだったから?
18インチとのマッチングが悪いのだろうか・・・

色々考えては見たけれど、足やタイヤを選ぶような走り屋じゃないよな~、


単に人間が出来なくなっているだけだろうな・・・
やっていないと出来なくなる世界。
放っておくとどんどん扉は閉じられてしまうのである。

正直言ってそれはヲレも同じ。
最低限の水準を維持する環境作りが難しくなってきている。


まぁ、最低限なんて自分で決めればいいんだけど。。。










やはりと言うか・・・M3って速い。
そして、臆することなくM3を追い込んでいくレーサーも凄いな。

車重が重たいからね、直ぐタイヤタレて終了かと思ってたんだけど、流石FR。
丁寧に走ると、フロントとリヤのタイヤの負担が絶妙なんだな。
サスとブレーキ、タイヤのバランスがいい。

集会を重ねても、大きく破綻することはなかった。


4WDの方がさっさとタイヤはタレてくる始末。。。

何もしない只のフルノーマルのクルマで、これだけ完成しているものが国内にあるだろうか・・・
思いつかねー。










最早よく判らない速さを叩きだすyuu君のSG5。
エセSTiバンパーは伊達じゃなかったw

なんと最終ヒートでは、レーサーのM3にタイムで競り勝ってしまった・・・さすがは現役全日本選手。

周回を重ねるごとに速くなっていくのは、ちゃんとコースの攻略を考えているからで、正統派のアスリートだってことが判る。

ただ、自分でペースを作るのが苦手なのか、前を走らせるとオタオタするんだけど、後ろにつけるともっと速いペースでも離れない。


相手の速さを盗んで出し抜くスペシャリストなんだろうw


撮影は全て風越龍氏。
独特の世界観を持ったアマチュアカメラマンです。

みんカラを始めたかなり初期の頃からのお友達です。
僕も写真が好きで多くの影響を受けてきましたが、自分などは機材も技術も拙いですし、写真に対するストイシズムは到底適うものではありません。

そんな方にこうして撮ってもらえるのはとても光栄なのです。


今回、高々4台の出走の為にお忙しい中わざわざ出張ってくれた風越さんに感謝です。

もっと撮れ高のいい走りが出来れば良かったんだけど・・・
ヲイラはイマイチでした・・・(´д⊂)


いつもただ撮ってもらうばかりなので、今度は何かお返しがしたいなぁ。



やっぱもうちょっと食わないタイヤじゃないと速く走れない・・・
Posted at 2015/11/15 23:36:23 | コメント(1) | トラックバック(0) | カーライフ | クルマ
2015年11月01日 イイね!

会いにいく。

会いにいく。茂原でエンヂン壊れるんじゃないかと冷や冷やしたけど、無事生還w

ソフトコンパウンドのジムカーナポテンザが一瞬でボロボロになったG走のグリップ枠でしたが・・・まぁ、まだ何とか使えそうな感じだったので、前後入れ替えて遠乗りの準備。

ついでにブレーキフルードを交換したり、固くしたままのサスの減衰落としたり、タイヤの鼻くそちぎったり、足回りや下回りの不具合をチェックしておきます。


先月から里帰り出産の為、嫁子供ともども、秋田の実家に帰っているので、一ヶ月ぶりに会いに行くのだ。








いつも深夜移動なので、向こうに着くのは朝方。
紅葉が見頃を迎えている・・・。

宮城県内で高速を降りて、錦秋の峠道をぶっ飛ばして行くのだ。
(片側一車線の秋田道を通るよりもこっちの方が速い。)

ため息が出るような色合いに、いちいちクルマを停めてパチコパチコやっています。


こっちの紅葉は本当に凄い・・・この為に帰るのが半分であるw



我が子との再開。

大袈裟と思われるかもしれないが、数ヵ月も離れて暮らすとかちょっと信じられなかった。
毎日毎日このクソ坊主を相手にするのが、ヲレの唯一の楽しみであったのだ。

一ヶ月ぶりだな。


散歩に行こう散歩に。

秋田の短い秋はもう終わり、気温も夜はひとケタ台です。
しっかりと冬の格好をしなければ過ごせません。





お母さんはこんな所までは連れて行ってくれないだろうw

水を抜いた溜池を見たり、生産調整で捨てられた林檎を見たり・・・




山陰で朽ち果てている廃車を見学。
小僧もエンジン触ったり、興味シンシンである。

しかし、凄い古いな・・・車種すら判らない。
サターンエンジンと書いてあるから三菱だって所までは判る。


昭和48年の排ガス規制のステッカー、4G33型エンジンとある。
コルトギャランとかその辺だろうねぇ。。。


「くるましんじゃったねぇ~。」

もう走らないことは解るみたいである。
周りをウロウロしながら、ブレーキドラムに触れたり、腐ってリブの外れたボンネットを叩いたりしていた。


長い冬を目前にした錆色の里山は、
肌寒さも手伝ってシュールな風景を息子に見せてくれている。







嫁さんは腰を痛めてしまっていて、積極的に動けない状態だったので、
息子と二人で色んな所に出掛けることにした。

畑で遊んだり、用水路でタニシを拾ったり、滅多に来ない電車を線路際で待ったり・・・








あいにくの雨の日は、GCを安全運転でぶっ飛ばして山あいの温泉にも二人で行きました。
ウチの坊主は温泉が大好き。


内湯に露天風呂に、何度も何度も交互に入って一時間半くらい風呂場にいましたw


夜は、ちょっと頼まれてた仕事をしないと。




お義母さんが割と最近買ってきたJA4トゥデイ。
よく整備がされていて、とてもきれいだったから知り合いの整備工場の人から譲ってもらったらしい。


たしかに綺麗。

好きな人が乗っていた、という感じがする。


ただ、ちょっと爆音だった社外マフラーも純正にしたいという希望と、オイル漏れが目立ってきたので、整備見積もりを出したら結構高いこと言われたらしい。

どうせ自分が行くことが決まっていたので、直す段取りにしていたんだ。


オークションで買っておいた純正マフラーを予め送っておいて、
ヘッドカバー周りのパッキンだけ部品屋に頼んで、準備しておきました。




JA4トゥデイ整備

パッキンを全部新品にしてついでにタペットも調整、マフラーも交換してスタッドレスタイヤに付け替えれば、年末の車検と冬の準備は万全。



ほんの数日の休暇もあっという間、もう帰らなきゃ。

バイバイ、また暫しのお別れ。



嫁さんももう臨月だし、二人目が産まれたらどうせまた直ぐに駆けつけるのだ。



やっぱり部屋で一人は寂しいなぁ・・・







Posted at 2015/11/15 00:54:36 | コメント(3) | トラックバック(0) | 家族 | 旅行/地域

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「漸くアップロード。
しかし凄い風だったねぇ。」
何シテル?   10/01 06:37
だ い です。空白が二つですw 板金塗装と整備をちょこっとかじってマス。
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