
もうここ数年、クーラーが冷えなくなっては補充、一年位するとまた冷えなくなっているので補充・・・の繰り返しで、騙し騙しやってきたGC8のクーラー問題。
Oリングが入っているフィッティング部分やホースのカシメ部分などにオイル滲みがあるので、複数個所で微妙に漏れていて、補充しても翌年には半減ということを繰り返している。
補充後は一時的にクーラーの冷えは良くなるものの、完璧とは言えないもので、近年の40℃超えの真夏の炎天下などでは、物足りなさを感じる程度の冷え方に甘んじる事となっていた。
ガスは漏洩すると、その分空気や水分など不純物がシステムに入り込み、補充をしても完全に追い出すことは出来ないので、効きが悪くなってしまう。
本来は完全に真空引きをしてから充填しないと、配管内を100%(に近い)純粋なガスにすることは出来ないのである。
今回、そのような不完全な状態を改善すべく、エンジンルーム側の配管接続部のOリングを全て交換し、高圧配管のホースやリキッドタンク(ドライヤー)の交換をしてイチからエアコンガスを充填します。

廃版部品の多い中、高圧側のホースとリキッドタンクは購入する事ができた。
もう28年前のモデルですからね、新品が替えただけでもラッキーです。

コンプレッサーもストック部品を持っていますが、まだ不具合が出ていないので続投。
フィッティングのOリングのみ交換します。

コンデンサーのIN/OUTのOリングも交換しておこう。
クネのGDBもそうであったが、エアコンガスの自然減少の殆どは、フィッティング部分のOリングの痩せによるものである。
全てのOリングを交換するだけでもほぼほぼ改善するハズ。

今回新品を用意できたので交換となるリキッドタンク。
エキスパンションバルブへの冷媒の安定供給(リザーブ)と、水分やゴミなどの除去などフィルターとしての役割があり、長いスパンで見ると定期交換部品である。
詰まって流れが悪くなれば、当然エアコンの効きも悪くなってしまう。
トップの電装はプレッシャースイッチで、冷媒の圧力でコンプレッサーのON/OFFを管理しており、高過ぎても低すぎてもコンプレッサーのクラッチは繋がらないようになっている。

配管のOリングを交換して新品リキッドタンクを装着。
プレッシャースイッチも新品で付いてきます。

高圧ホースも交換し、エバポレーターへつながるバルクヘッド側の配管2本のOリングも交換。
低圧側のホースを交換できなかった事が心残りですが、買えないんだから仕方がない。
それほど高温高圧にならない部分なので、そこまで大きな漏洩には関わってこないとは思うけど、エアコンガス用の汎用ホースを準備して自分で交換する(加締めの機械を使う)方法もあるようなので追々考えてみます。

交換したOリングたち。
それほどカチカチという訳でもなかったが、断面が四角く潰れてしまっているものもある。
漏れる漏れないなどはほんの僅かな差でしかない。

大体、コアサポートやエンジンフード裏に冷媒量のデカルが貼ってあるので、それに基づいてエアコンガスを充填します。
0.55~0.65㎏と表記があるので、1本200gの缶が3本強入る計算となります。
ガス缶3本入れて、コンプレッサーオイルのチビ缶を充填すればちょうどいい位ではないかな。

真空ポンプでしっかり真空引きをしたのち、ガスを充填していきます。
普通の一般ユーザーで自分でエアコンガスの充填作業までやる人はあまりいないかも知れませんが、最近は真空ポンプやマニフォールドなどの設備も割と安価で売られているので、2~3万円も出せば揃ってしまいます。
ただ、正しく作業しないと、配管が破裂して失明をするなど大きな怪我をすることがある危険な作業ではあるので、習熟者の指導を受けて充分な理解をしてから作業をしてくださいね。
昔働いていた自動車板金屋の社長は、大して理解もしていないくせに自分でガスを入れようとして爆発させ、まぶたの脇をざっくり切っていました。
本当に危ないよ!

3本強充填し、バッチリ冷えるようになりました。
補充補充でやってた頃はまぁ、旧いクルマだしこんなもんだろなんて感じで、忘れちゃってましたけど、ちゃんと冷えるようになりますね。
寒い位の冷たい風が出ます。
これなら40℃の真夏の灼熱でも大丈夫だろ~。

GC8部品のヘリテージサービス始まりましたが・・・ラインナップが少なすぎる。
もっとこれから充実してくるのかな?
無いと困るのは前期中期のISCVだよ、ISCV。
そうは言ってもネックになるのは値段だよ。
ヘリテージパーツって、元々の倍くらいの価格設定してきますよね。
廃版前でも3万円弱していたので、5~6万円とかになりそうですね。
怖いなぁ。。
でもまぁ、ドアウェザストリップは頼んでこようと思っています。