ついに・・・この日が来た。
去年、横浜市内で起こした交通違反事件の
初公判が
経緯は
過去ログを見てもらうことにして、
とにかく本物の裁判なのだ。
これまで、警察や検察には取り締まりの容疑をさんざん否認してきた。
だけどまぁ、ちょっぴり期待していた不起訴処分にもならず、とんとん拍子に
起訴
これは大変に不名誉な事だ・・・。
職場によってはこれだけで解雇ってな事にだってなりかねないでしょうね。
そんな訳で、初回公判が去年の暮れに指定されていたのだけど、
会社は最も多忙な時期、毎日日付が変わるまで勤務しなければならない程の状況で、
「ちょっと違反事件で裁判に・・・」
なんていえる訳もなく、期日変更申請書なるものを作成し、提出。
これが受理され、本日に変更となりました。
仕事が理由で期日の変更に応じてもらえるのは稀だそうです(汗
何度も何度も電話で頭を下げてお願いしたのがよかったんですかね。
そんなこんなで裁判所へ。
何とも立派なビルだね。
玄関口には重大事件の公判でもあるのか、
プレスの人間が大勢集まっていました。
中に入ると、各法廷での公判の予定表が張り出され、罪状とともに被告人の名前が公示されている。
勿論自分の名前も・・・
詐欺や暴行傷害、風営法違反や業務上過失致死などetc・・・
恐らく、留置場から直接連れて来られるような
本物の方々に混じって自分の氏名が高々と張り出されている・・・。
うーむ・・・(-_-#)
ちょっとキズついている自分を発見する。
少し前に裁判所から携帯に連絡があり、○○号法廷に直接お入り下さいとのこと。傷一つない、ぴかぴかしたエレベーターで法廷のある階まで上がり、指定の法廷の前まで行くと、黒髪の若い女性に促されて中へ。
・・・あれ、このヒトどこかで?・・・
思っていたよりも広い法廷。
ドラマにあるようなあの場面だ。
連絡したのに閲覧に来なかったから・・・と検察の提出する証拠資料を渡され、さっと目を通す。
そんなにヒマではないのだよ。
時間もないので、ポイントだけ確認しておく。
取り締まりに使われた機械のメーカーと型式、設置角度、レシートの印字に不審な点がないか、測定地点での自分の走行車線の記述。
そして、アレがないな・・・。
あとは見ている時間もないので検察官に返すと、先程の黒髪の女性が奥に座っていることに気付く。
ショートヘアーにピシッと黒いスーツを着たなかなかの美人だ。
・・・そうか、あの書記官だ・・・
期日の変更や、国選弁護人の解任要求など、沢山の初めてをぶつけてしまった、あの裁判所書記官である。
一度も会っていない筈なのに初めてのような気がしなかったのは、電話で話していたからだけではない気がした。
頭の中で想像しまくっていた人間像が、
余りにもまるっきりそのままだったのだw
おろかな変態ぶりを発揮している場合じゃないが・・・少し呼び止めて、色々迷惑を掛けたことをお詫びすると、向こうも丁寧にそれに応えた。
気が付けば、傍聴席にも7~8人、
プレスの関係者のようだが、誰もいないだろうと思っていた為、ちょっとびっくり。
裁判長が入ってきて全員で起立・礼・着席。
「被告人は証言台で立っていてください。」
あらら・・・そうなの・・・(´・ω・`)シボンヌ
そして、人定質問→起訴状朗読→黙秘権告知→罪状認否
ここで、あらためて罪状を否認。
そして証拠調べとなる。
検察での取調べの際に提出した「状況説明書」「本件否認に関する陳述書」が法廷に提出されていないので提出を望むと、
「あるのかね、あるなら出しなさい。」
裁判官に促がされて渋々書類を引っ張り出している検察官・・・。
持ってきてるなら最初に出せよなm9(`Д´)
まったくズルイ連中だね・・・。
自分が検察に提出した際に、裁判になったら証拠として提出するからと言っていたのだ、音声も録ってあるよ。
約束は守ってもらおう。
今日の裁判は証拠調べまでだった。
すると最後に、裁判長が検察の証拠資料の実況見分地図を見せながら
裁判長「沢山の判例を見ているし、同じようなケースを多く見ていますが、この内容にも誤りがないように思いますが、だ い さんはどう感じますか?」
はあ(;´д`)?
これと似たようなケースがみな有罪だから、あなたも有罪だと言うことだろうか・・・。
だ い 「この調書が正しいと思われる根拠を私は確認することができませんでした。」
裁判長「そうですか・・・判りました。」
裁判長は一歩下がると、
裁判長「あとは何か言いたいことはありますか?」
だ い 「では最後に言わせてください・・・裁判長や検察の方々、何故私が・・・言い方は悪いけれども、高だかスピード違反事件でココまで来てしまったのか・・・行政処分や罰則を逃れたいからという安易な気持ちでこんなトコロに立っていると思われる事だけは心外です・・・くどくど」
だ い 「・・・大半のドライバーは、殆んどの場合、速度超過をしていない証明など出来ません、勿論私だってそんなものある訳がありません。だからと言って、それをいい事に警察の取り締まりが全て有効であったとしたら、本当にやっていないヒトはどうやって釈明すればいいのでしょうか・・・くどくど」
だ い 「やってないものはやってない、それだけです、そもそも・・・」
裁判長「もういいですよ、気持ちは判りましたから」
そうピシャリとカットされてしまった・・・。
最後まで言わせてーな・゚・(ノД`)・゚・。
そして閉廷・・・。
次回は取り締まりの有効性の無さを証明していきたいと思います。
やや検察贔屓な裁判長にちょっと不満・・・。
え・・・弁護士?
解任しちゃったけどドコで必要だったんでしょうね。
Posted at 2008/01/16 21:57:38 | |
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実録!交通裁判 | 日記