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2020年08月31日 イイね!

夏の終わりに

夏の終わりに久々の一般修理。

まだまだ暑いですが、そろそろ身体が動くようにしとかないと・・・
また冬にかけても色々あるんでね、リハビリも兼ねて。

知り合いのワゴンR。
妻の働く美容室の系列店の店長のクルマなんだけどね、
この人のクルマは、昔からたまに面倒を見ている。
不動になったゴルフを走るようにして売っぱらったり、代わりに買ってきた調子の悪いE36の318をちょいちょい直して乗っていたがこれも結局売っぱらいw
最後に知り合いからほぼタダで貰って来た22のワゴンRに乗っていたんだけど、もう10年近く前じゃないかなぁ・・・。

ヲレが名変に行ったような行ってないような・・・もう憶えてないけど、
まだ新しいし、距離も少ないからいいじゃんコレ!
なんて言ってた記憶があるんだけど、

もうそろそろ色々乗りっぱなしじゃマズイだろ・・・。



この人はホント、クルマに関しては無頓着でノーメンテだからヤバイ。


もう夏も終わりですが、エアコンが利かないので困っているという。
古いワゴンRでエアコンが利かないとか・・・最早ゴミですなw


ガソリンスタンドで、ガスが循環してないから詰まってるかもしれないと言われて、1万円くらい払って循環オイルとガスの入れ替えをしたんだけどダメだったという。
ちゃんと直すくらいなら買い替えた方が安い・・・みたいに言われたそうな。


・・その話だけ事前に聞いていたから、これは厄介だなと踏んでいた。
多分、レシーバータンクとかエキスパンションバルブ(以下エキパン)が詰まっているんだろうな・・・22からはエキパンがエンジンルーム側から単体で交換出来るようになったので最悪何とかなりますが、古い車種だとエバポレーターがエキパンを抱え込んでいて、ダッシュ外してユニットバラしなんて事になる。

普通に頼むと工賃だけで10万円以上になり、ここにエキパンやエバポ、レシーバータンクやらコンプレッサーやらと、一回で済むように怪しい部品を全部替えると、部品でも10何万円と掛かり、実質廃車・・・という見積もりになるのだろう。


まぁ、言ってる奴の気持ちも判る。
原因がハッキリ判らなければ、可能性がある部品はすべて見積もりに入れたくなる。

エキパンだろうとアタリを付けて、ダッシュボードまで外して交換して全く直らなかったら、12万円掛かりましたと言ったって貰いにくい。
結局あれもこれも直したら30万円になっちゃいましたと言うことになれば、そんなに掛かるんだったら直さないで買い替えたよと言われてしまう。


ここに中古車修理のジレンマがあるのだが、
まぁ、詰まるところがトラブルシューティングが不確実なことが原因であって、ちゃんと原因を見つけられさえすれば、大体のトラブルは一つの事が原因であることが殆どであるから、何十万円も掛かる事は無い筈なのだ。


ま、見極めるのは難しい事も多いけどね、そこをいかに短い点検で見極めるか。
スキルと経験が問われる分野である。

黄色い看板掲げたガソリンスタンドが投げた22ワゴンRは果たして。


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ボンネットを開ける。
先ずね、汚ねえ。

エンジンルームが。

スチーム洗浄から始めたいくらいである。
エンジンルームなんてほぼほぼ外なんだから、洗車場とかのスチームガンでバーバー洗っても割と大丈夫である。(リレーボックスとかデスビ周りだけ控えれば)


取り敢えずただただ乗りっ放しなだけのノーマル車両なので、弄り壊しているという可能性は無し。
通常の経年劣化によって起こるトラブルなのは間違いないであろう。


外観上では何も解らない。
ベルトの張りも問題なさそうである。

エンジンを掛けて、エアコンを点けてみる。
スイッチのインジケーターは点灯するものの、エンジンの負荷が変わった様子は無く、何時まで経っても生ぬるい送風のままである。

エンジンを覗き込むと、コンプレッサーのクラッチが繋がっていない。

ガスが抜けちゃってるのか?
持ってきたマニホールドに繋いでみるとガスは充分に入っている。
だけど、コンプレッサーが入らない。

そりゃ、押さなきゃガスも循環しないだろうよww
何処かが詰まる以前に回してないじゃないか。


「どこのスタンドか知らないけれど、コンプレッサーの作動不作動すら見分けられないのかよ・・・クズが!」


時折小雨が降りしきる蒸し暑いコインパーキングの隅で(会社の借りている駐車場を若手に貸してしまっているらしい・・)ぶつぶつ言いながらコンプレッサー不作動の原因を推測する。

プレッシャースイッチ不良だろうか。
ガスが入っていても動作しない原因の候補として人気が高い。
しかし、電動ファンは作動している。
ここはプレッシャースイッチと連動していると思うので、試しにスイッチのカプラーを抜き差ししてみると、電動ファンの動作も止まる。

違うな・・・


単なるコンプレッサー不良だろうか。
コンプレッサーのON/OFFは、単にマグネットクラッチへ12Vを落とすだけなので、小さな単極カプラーを外してテスターで確認してみる。

そもそもクルマ側からの出力がないな。

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試しに仮配線でコンプレッサーにバッ直で入力すると、勢いよくクラッチが繋がりエアコンが冷えだしました。

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コンプレッサー本体でもないな。


エアコンのヒューズは飛んでないので、主電源は来ている。
そこからコンプレッサーまでのあいだでの制御といったら、エアコンのCPUか、エアコンリレー位のものだろう。

エアコンのCPUはこの型だとECUと統合されてるのかな?
ちょっと判らんが・・・どの道今どうこう出来るものでもなく、中古で見つからなければクルマ自体捨てになる類の部品なので、深追いはやめることして、



先ずはリレーの可能性に賭ける。



フタの裏にどれが何のリレーとかの記載がないな。
グローブボックスの取説を見てもヒューズの種類くらいで、リレーの分類に関する記述無し。


えーと、エアコン以外でリレーが制御しているものと言ったら、電動ファンとかヘッドライトとかメインリレーとか、大型家電製品ばかりな筈、そもそも明らかに何かが使えなくなるはずなので、同じ種類のものをいくつか入れ替えてみる。

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手始めに左側の白いリレー二つを入れ替えてみる。

すると、ブルンブルンと言ってエンジンが停止してしまった。

どっちかが死んでるエアコンリレーで、どっちかがフューエルポンプとかメインリレーとかかな。(のちに調べたら左上の白いリレーがA/Cリレーでした)
リレー不良で電源喪失している可能性が濃厚です。

取り敢えずリレーを戻して元の状態に。


部品など注文していたらまた数日掛かるし、自分も次いつ来られるか判らない。
ここの所まだ35℃超えの酷暑が続いていると言う事もあり、何とか自分の時間がある本日中に復旧させてあげたいところ。



リレーBOXの固定を一回外して裏側の線を確認し、手持ちの汎用リレーで動作できるように結構しっかりした応急処置を施すことに。(ていうかもうこのまま行くかもしれないのでw)

純正リレーも買うと高いからね・・・(2500円くらいするでしょ。)
直ってしまえば、もうこのままでいいやってなる可能性はかなり高い。



ので。

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結構ちゃんと配線作って、しっかり固定。

純正のエアコンリレー箇所に社外リレーの端子を差し込むだけで作りたかったんだけれど、リレーBOXの蓋が閉まらなくなる事、エアコンリレー箇所のエビデンスが無かった事と、仮設で引っ張った配線をそのまま使った方が早い事とで、外引きで作っておしまい。



エアコンはしっかり使えるようになりました。

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オーディオも鳴らないというので見てみると普通にヒューズ溶断してたので交換。(オーディオは大体シガー電源です。)

全く弄った気配がないクルマなので、配線トラブルということではなさそう。


ガソリンスタンドの素人点検で知ったかぶってあれこれ触ってトバしたってのが濃厚でしょうね・・・。



取り敢えず、
大した作業になる事も無くエアコン使えてラジオも聞けて・・・という普通のクルマになりましたね。

何が廃車見積もりでクルマ買い替えなんだか・・・


適当なこと言って在庫車両でも買ってもらおうと思ったのかな?
油断も隙もないなぁ・・・まぁ、商売なんてそんなもんなのかも知れないけれど。

無知だと多額にカモられるのがクルマなんで・・・それが嫌だから全部自分で出来る様になろうと思ったのが、そもそものクルマ弄りのきっかけなんですけどね。

他人の仕事にとやかく言わないのがポリシーではありますが、
もう少しやってやれよってのが正直な所です。



死んだサカナのように曇っていたヘッドライトもちょっと磨いて置きました。
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altエキパン交換とかにならなくてヨカッタ(;´∀`)



Posted at 2020/09/13 19:18:23 | コメント(0) | トラックバック(0) | 人のクルマも直します | クルマ
2020年08月14日 イイね!

バンガローキャンプ

バンガローキャンプ今年のお盆はコロナ禍で、言わずもがなではありますが・・・
いつも楽しみにしていた秋田への帰省は見送りました。

これは大変忌々しい事でありまして、
僕が東京生まれなばっかりに、田舎に対する憧れが異常に強く、自分の実家でもない奥さんの故郷へ帰省する事を毎年楽しみにしているっていうね。。

婚姻にこんな副産物があるなんて・・・
と、僕にとっては飛んだ棚から牡丹餅ではありましたんですが。


普通は配偶者の実家など、気ばかり遣って居場所がないなどと言って気が重い、早く家に帰りたい・・なんて話も多いようですが、、
自分のように人見知りが無く、誰にでも取り入る才能や図々しさがあると、秋田の田舎など楽園でしかない。

もともと一切苦に感じない長時間の往復ドライブに、比類なき自然環境、例外なく美味な食事・・・
もう一度言うが楽園でしかないw


そんな秋田に今夏は帰れない。
・・ていうか、冬も厳しいのではないだろうか。


この事実に直面してから初めて
「コロナのクソッタレ!」と思いました。
ここでかよ!


しかし、強行で帰ろうとは思いませんでしたね。
実家は優しく受け入れてくれたでしょうが、親子含めて4人からが東京都から来たなどとなったら、ほんの数時間で狭い集落に知れ渡ることだろう。

田舎の情報の伝播速度はマッハの勢いである。

さすがに嫌がらせまではされないだろうけど、地方は封建的ですからね・・
ご実家に迷惑はかけられないよなぁ・・・。



そんな訳で、断腸の思いで妻の実家帰省は見送りまして(結構ギリギリまで悩みましたが)近場でのキャンプにとどめることに。


日にちがあるから二泊できるな!


なんて思いつつあちこちのキャンプ場に電話をかけまくるが、お盆休みに近県のメジャーな所での空きがある訳も無く、遠出もやむなしかと思っていましたが・・・
以前利用したことがある道志山塊のちょっとマイナーなキャンプ場に問い合わせると、区画のテントサイトは全て埋まっていますが、バンガローなら連泊でも空きがあるとの事で速攻で予約。

バンガローとは、最低限の簡易設備だけを有した宿泊施設で、キッチンや入浴設備はない。寝泊りだけすることが出来る小さい山小屋と言えばいいかな。

六畳間と小さめのバンガローですが、家族4人寝るには充分。
きれいなトイレと電気まであるというので、これは快適ですね。


家族キャンプにそれ程ストイックさは求めていないので、設営と撤収のラクさや、天候不順への不安のなさ、トイレの問題などキャンプに付きまとう煩わしい問題の殆どが一挙に解消されているバンガロー泊。


たまにはいいではないか。



それにしても凄まじい酷暑。
場所によっては気温40℃という恐るべき熱波である。

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クルマを走らせれば、たちまち水温や油温が跳ね上がり、エンジンオイルなど110℃に届こうとしている。

街中を、時折混雑に巻き込まれながら普通に走っているだけである。



低速サーキットでまあまあ踏んでる時の針だよ・・。

路面に近い所は50℃くらいあるでしょうからね・・
バンパーやグリルから取り込む空気の温度が普段より20℃も30℃も高いわけだからしょうがないんだけど、普通に走るだけで危険に感じてしまうコンディションである。

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山あいに入り標高が増してくると、段々計器類の針が下がってくる。
近県とは言え、道志山塊もなかなかの山奥です。

高原とまでは言いませんが、日中の気温でも10℃近く違います。

近場の避暑地として、みんながキャンプをしたがるのも判りますね。


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現地到着。

キャンプ場までは結構な未舗装林道を上がっていくので、以前来た時には腹下を擦らないかとかなり気を使って走りましたが、GDBスプリングにしてからはそんな心配は皆無。

5センチ上がった車体で、砂埃をあげながらガシガシ登坂していきました。



今回はテントやタープの設営もないし、二泊なので中一日はゆっくり出来る。
週末一泊キャンプだと、どうしても移動に設営にと初日はあわただしく過ごしてくたびれてしまい、翌日もチェックアウトまでに撤収して道が混む前に帰ろうとなってしまう。

つくづくキャンプは二泊以上しないとだなぁ、と思うのだがなかなかね。


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隣のバンガローに泊まっていた家族も、丁度ウチのような構成で7歳と5歳の男の子が居まして、子供たちはすぐに仲良くなってました。

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一緒に花火したり追いかけっこしたり、静かなキャンプ場ではちょっとうるさかったかも知れないけれど、チビどもは早い時間に寝てしまうからね、少しくらいはいいでしょう。

その日にあったお友達と、まるで数年来の幼馴染かのようにふざけ合って、笑って、楽しそうにしてました。

子供ってのは誰とでもすぐ仲良くなるんだな。


右も左も、小さな子供がいるような家族ばかりでしたので、就寝も早かったですね・・夜9時で誰も起きていないw

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みな寝静まったあと、しつこく飲みながら焚火を弄ったりしてましたが、ひとりで耽るようなもの想いも特にない。。



最近は飲むにしても何をするにしても、誰かと一緒でないと詰まらないな。


子供が出来てからは特に自己満足や自己完結に直結するような行為に意味を感じなくなってしまったので、一人で悦に浸るような事が無くなってしまった。
そんな時間は無くなってしまったという方が正しいか。


まぁ、一人でいろいろとやらないのは昔もそうなんだけど、どうせなら誰かと一緒に遊びたいって性格なんだね。


自分は、今はゲームなどもしない。
ファミコンを小4の時に自分の意志で辞めた位です。
どれだけ没入しても、どれだけ時間を投入してスキルアップしても、指先とテレビ画面の中だけの事・・・と思ったら、恐ろしいほどの逸失感があったんですよね。

だから、子供には買ってやったが、任天堂スイッチもやらないしスマホゲームもやらない。
別に食わず嫌いということでもなく、初めはちょっとやってみたりするのだが、すぐに飽きてやめてしまう(スマブラやマリオカートくらいはたまに子供とやってフルボッコにされているw)。
単純に詰まらないだけなのかも知れない。


アニメを見たり読書したりするのは好きだけど、2次元で満足できるのはパッシブな娯楽のみのことだけで、自分が何かをするのは現実の事でありたいのかも知れない。


「自分で何かをする」事より面白い事なんてないんだよね。



今は友達と遊ぶ時間なんて殆どないけれど、もう少し子供が大きくなって手が掛からなくなったら、また遊ぼうね・・みんな。


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朝はレトルトのカレーとかパスタとかで簡便に済ませてゆっくり過ごす。

頑張る父さんなどは、いっぱい肉や野菜を持ってきて鍋とかスキレットでカッコイイ料理を作ったりするのだろうが、そんな面倒な事はしない。
料理をしっかりやろうとすると調味料や器具など、持参品がかなりの量になってしまって、GC8で成立するぎりぎりのコンパクトパッケージングが崩れてしまう。

頑張ってもせいぜいホットサンドか鉄板焼肉だなぁ。


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場内を流れる小さな沢。
涼しい風とフィトンチッドに溢れている。

空気がうまいな。

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こんな冷たい水に良く入るなぁ・・・と感心するが、子供にとってはそんなことは関係ないんだろうな。

水たまりがあれば入る、川があれば入る。


現代の子供達がどこかに置いてきてしまったような「子供らしさ」をこいつらはちゃんと持ってくれているようでヨカッタ。

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楽しそうだなww


沢遊びでも涼しさは充分ですが、流石にちょっと物足りないかな?
と思い、少しクルマを走らせて本流へ。

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道志川でもかなり上流域なので水がきれいですが、
水量は充分にあります。


淵になっていて深い所もありますが、透明度が高いので安心感がある。
うっかり水没してもすぐにサルベージ出来るな。

落ち込みの深い所から川幅が広くなり、
子供でも立てるような平瀬になるので遊ばせやすそう。


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きれいな所だなぁ。

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取り敢えず浅瀬でばちゃばちゃやらせながら、段階を踏んで水に入らせてみよう。

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二人とも、水を怖がるという事はない。

毎年、事あるごとに川遊びに連れて行っているからね。
危ないから気を付けてね・・なんてお袋なんかにはよく言われる。

危ないのは百も承知だけどね、その危険の懐に飛び込んで手なずけるのが「遊び」の原点だからね・・・不謹慎と思われるかもしれないけれど、川遊びひとつ出来ないような子供にはなって欲しくない。


都会では危ないからあれはやっちゃダメ!ここには入っちゃダメ!
川や空き地はフェンスで遮られ、道路では遊ぶなと怒られる。
じゃあ、と公園で遊んでたって、ボール遊びやラジコンはダメ、自転車は乗り入れるな、大声を出すなと詰まらない規則やクレームでがんじがらめ。

そりゃあ、家に閉じこもってゲームしかやることがなくなるよな。


そんな馬鹿馬鹿しい世の中でも、ちゃんと自分の「遊び」を見つけて欲しいと思うのだ。

二次元に閉じ籠らなくたって、野山には面白い事や美しいものが沢山ある。
そういう事を、子供の頃のかけがえのない記憶の中に擦り込むことは大事だと思うのだ。


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さて、今度はひとりで川の深い所に入って流され、自分で戻ってくる練習。

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お、入った。

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「おっ、ひとりでやれたじゃん」

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別に教えてもいないけれど、足漕ぎがなかなかうまく、ある程度行きたい所へ行けるくらいにはコントロール出来ている。

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下流の早瀬の前で待っているブラックウィドウみたいなのは妻。


スパッツにラッシュガードに腕カバーにつば広の帽子、歩くときには更に日傘が出てくる。
日焼けするのが嫌すぎて、最終的にあんな風になってしまうようだ・・・。


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少し川から上がって休憩しよう。

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小振りだけど甘い西瓜で良かった。

こいつら、少しでもイマイチだと思うと全然食べないからなぁ。
西瓜ってのは結構当たりは外れがあるから怖い。



因みに妻は全く食べないし、
全く泳げない。



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今度は水中メガネを付けて。


「うおお!すげえ!」

川底が見えるという事に長男の「そう」が素直に感動すると、
「れん」がマジかよ・・という顔で覗き込んでいる。

こんな4歳のチビに自ら顔面を水没させるなど、非常にハードルの高い事だが、兄貴の背中に向けられた羨望と好奇心はその壁を乗り越える。

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一瞬だが、眼鏡越しに水中を覗き込んだ「れん」。


「うおお!」


満面の笑みで長男と同じようなリアクションを取り、やってやった!というような嬉しそうな表情をしていた。
こうやって、些細ではあるが少しずつ色々な事を克服してゆく。

そうやって自分の自信に繋げていくのだ。


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「もう一回やろうぜ!」

大人でも足が立たない淵から流れてきて、バチャバチャと早瀬の手前で岸に流れ着き、また陸に上がって上流から水に入る。

さすがにまだ目は離せないが、延々と繰り返している。



本当に楽しそう。


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自分は五人兄弟の四人目で、
上に年の離れた異父兄弟と、下にも少し離れた妹がいたのが、物心ついたころには母子家庭だった事もあって、あまり親兄弟と遊んだ記憶がない。

こんな風に年の近い兄弟と、自然の中ではしゃいだ記憶というものがそもそもないので、共感こそないのだが非常に「健全」という気がする。


自分が小学生だった多感な頃など、世田谷の雑多な住宅街で育ったこともあって、美しい本当の自然というものに対して未だに耐性がない。
川の水がきれいだったり、単に山深かったり、平地では見られない動植物を見かけるだけで今でも感動してしまう。


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僕が同じくらいの頃にこんな場所に連れてきてもらえてたら、狂気乱舞だったろうなぁ・・・
そう思うから、連れてくるのだ。


親として自分が彼らにしてやれることは、そう多くはないと思っている。

自分の居場所や自分の道は、結局自分でしか見つけられないからだ。
親が色々な力を駆使して道を引っ張ったって、そこに意志がなければ何にもならないし、乗せられているだけなら先々で必ず失敗する。


最も大切なのは、何が真実かを見失わない価値観と、
他者と共にあろうとする優しさだと思っている。

「正しさ」の訴求などでは決してない。


だからね、僕に出来るのはその根本になって欲しいと思うものを見せてやる事くらい。


この世界では何が美しくて何が尊いのか、
そこだけ間違わないでいてくれたら、あとの事は何だっていい。

自分で勝手に決めるだろうよ。


つまらないウンチクばかり詰め込んでYESとNOだけで判断していくような、東大生クイズ王みたいな奴にはなって欲しくない。
きちんとしたゴールドエクスペリエンスで物事を決めていって欲しい。


能書きでは生き残れない火事場をさらりと乗り切るような、
強くて優しい男になって欲しい。


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日も傾き、唇を紫色にした二人がようやく川から上がってくる。

ガタガタ震えながらも、
楽しさの方が勝っているからこういう事になるんだな。


「そう」にはそろそろ泳ぎを教えてやろうかな。


僕も泳ぎは上手なのである。
水泳を習っていた訳じゃないんだけどね、
水中の生物があまりにも見た過ぎて、長じてからはひとりで足しげく川や海に通って一日中水の中に居た。

流れの強い川底にへばりついて珍しいハゼの仲間をずっと観察したり、
伊豆の磯に一日潜って死滅回遊魚と呼ばれる熱帯魚を見釣りしたりしていたから、まるで水中生物のようになってしまっていた。

溺れるという概念が全く無くなる程、海や川と一体になっていた時期があるのだ。



何を極めるのも、理屈は同じである。

危険と言われているその懐に飛び込んで、手なずけ、理解し、そのものになる。
決して闇雲な話ではなく、
やはり、理論的な理解と実践の繰り返しでしかない。

そこに強い好奇心があると、難しい理屈に頭を悩ませることなくセンスでその高い障壁をいとも簡単に乗り越え、自分の物にしてしまう。


幼ければ幼いほどその跳躍力は凄まじく、
大人が何年も掛かるような技術を数週間で身につけたりしてしまう。



やはり早い方がいいのだ。


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涼しげな神社の木陰に待たせたGC8を迎えに行く。


猛暑日の続く夏季での運用は、クルマへの負担は想像以上に大きく、
油圧系統のトラブルが出やすかったりする。
オイルクーラー配管の見直しや、ブレーキやクラッチのハイドロリックシステムの更新を行っておいたので、トラブルなく安心して乗れましたね。


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今となっては、見かける台数も極端に減ったGC8インプレッサ。
GD系すら見かけなくなり、走り始めの小僧のターゲットは最早GV/GR系である。


ついこの間買ったばかりで、普通に維持して乗っているだけなのに・・・
時の移ろいは速いものだと目を細めてしまう。



この手のマシンは、本気で走らせたらほんの数年であちこちガタガタになる。
たった一回のサーキット走行でも、エンジンマウントはブチ切れ、ハブからは異音が出る。

クルマってのはそもそもそういう物だ。


ノーメンテで何年も乗れないんだったら、新車乗ったって中古車乗ったって変わらんのだ。
ベースボディをしょっちゅう買い直すのが無駄である。

ボディの劣化を気にする人も居る、
競技車両なら、ボディのヤレなどが1/1000秒に響くこともあるだろうが、趣味や私用で乗り回すだけのクルマにそこまで要求する人はごく僅かだろう。

少なくとも自分は全く気にならない。

だから、エンジンや足回りなどの改修が現実的に可能な限り直してしまうので、クルマ自体を買い替えてしまうことがない。



確かに、20年も前のスバルを無計画に乗り回すことは難しい。

ただ、自分を直接知っている人なら判ると思うが、
自分くらいぶっきら棒な、いい加減な人間が、
ここだけはヤバいかなって所をたまにチョコチョコ直しているだけで乗り続けられているんだから、決して難しい事ではないと思う。


自分なんかよりもクルマが好きで、情熱も知識もあって、技術もあって・・・
なんて人は世の中には腐るほど居るんだろうから、
それでも、GCやGDや、あれだけ沢山走っていた往年の名車たちの在りし日が数を減らしていくのは、単純に飽きて捨てられてしまうんだと思う。

やはりみんな新しいものの方がいいんだよね。


まぁ、それが日本人なのかなとも思う。

所詮機械なので、愛着だけで無理して乗り続ける必要はないと思うが、
隅々まで理解が深まった機械は逆に安心して使えるという側面がある。

いつ頃何がダメになって、次は何をやったらいいかがかなり正確にマネージメント出来るようになるので古いからと言って不安はない。


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単純に・・・
歳を取ってくると使い慣れたものの方が安心できるという事なのだろう。


小さな5ナンバーセダンなのでね、家族でキャンプに使うにはやや狭いのだけれど・・・夏だけでもキャリヤ付けてジェットバッグでも乗せればもう少し余裕が出来るかな?

来季はそんな検討もしてみよう。



今年はコロナ禍で大変だけれど、そのぶん子供達と過ごす時間が増えた。
出掛けなければ詰まらないという性分ではあったが、家で楽しく過ごす時間も色々工夫するようになった。

なるようになるな。






2020年の夏の終わり。

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alt台風はヤバそうだけど、漸く朝晩は涼しくなってきたな。



Posted at 2020/09/06 04:13:19 | コメント(1) | トラックバック(0) | far away | 旅行/地域
2020年08月05日 イイね!

何度でも

何度でも長い梅雨が明けたと思ったら・・恐るべき酷暑。
暦の上ではもう秋ですが、親の仇のような熱波が日本列島を襲っていますね。

半端な雨天以上に作業系が厳しい季節になってしまいました。

只でさえコロナ禍で自粛にマスクにと、根拠さえ覚束ないパッシブセーフティーを強いられている不自由のさなか、熱中症にも注意したい所。
無理してやってると、気が付かないうちに意識消失を招き、死ぬことだってあります。


八月は重整備はやらない。

・・・といつも心に堅く誓うものの、うちの子(GC)ももう25万キロ。
常に何かが曲がり角を迎えていますので、合間を見てヤバそうなのから片付けていかなければなりません。

特に放置少女系なのは、ブレーキとクラッチの油圧系統。
フロントのブレーキキャリパーはピストンの動きが悪く、パッド一枚だけ異常摩耗してバックプレート擦過。

クラッチもタッチ不良になり、切れ位置が安定しなくなってきました。
高回転まで回すとカバーダイヤフラムが反転してしまいます。
カバー&ディスクはまだ5年使っていない筈ですが、マスターシリンダーは10年以上OHしていません。


お盆前に2連休が取れたので、その辺をまとめてやってしまう事にしました。
クラッチマスター、クラッチレリーズ、ブレーキマスター、ブレーキキャリパーと、細切れにも出来るのでね、気分が悪くなったら途中で止めようw


・・・的な感じで、
年始め位に買い置きしておいた各リペアキットを押し入れから探し出して、GCをジャッキアップしていきます。

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まずはインタークーラーを取って、クラッチ周りから。
(手始めに短時間で終われるラクな奴から始末します。)

ぱっと見て、クラッチのレリーズフォークにスプリングが掛かっていませんね。
タッチ不良はこれが原因でしょう。

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しかしまあ、何度も何度も切れるねぇ・・・。
リターンスプリングが結構ちゃっちい引きバネだから仕方ないんだけどね。

取り敢えず、ここはその内新品買ってくるとして(準備しとけや)、先をひん曲げて再使用しときますw

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マスターを取ります。

室内側はペダル側のピンを抜くだけなので、ラジオペンチで充分ですね。

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漏れていると言うほどではありませんが、しっとりとしてきているブーツ回り。
もう数年放っておくとダバダバ漏れてきてバルクヘッドを腐らせます。


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外れてきたクラッチマスタシリンダーと、リペアキット。
中身とサークリップ、ダストブーツを交換するだけの簡単なお仕事です。


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サークリップを精密マイナスなどで外し、シリンダー内壁を傷にしないようにピストンを素早く突っつくと、自己の反力で中身が出てきます。

突っつくとブレーキパイプの取り付け穴からフルードが噴出するので注意。
フルードは強酸なので顔面に食らうと大惨事です。


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ブーツの交換はロッドからコの字金具を取らないと交換出来ないので、長さを測っておくか、何回転で外れたか数えておくといいよ。


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次はオペレーター(レリーズシリンダーとも言うよ)のリペア。
これも単純な内容物とダストブーツを交換するだけです。

前回のOHはクラッチのカバーディスクの交換時なので、まだ5年程度しか使っていませんが、簡単なのでついでにやってしまいます。

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ピストンは同じに見えますが、リターンスプリングの巻き数が変わっていますね。
フォークのスプリング破損がなくてもタッチ不良が多く出る箇所なので、ノックバック対策なのでしょう。


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エア抜きが楽になるように、オペレーターを組み立てる際にフルードをなみなみ入れておきます。
呼び水効果でフルードが通りやすくなりますよ。

強化スプリングのせいでイニシャルでピストンが収まっていませんね。

ブーツが付いていても飛び出そうとする力が強いので、組む時には少し押し込みながらセットする塩梅になります。
齧りやすいピストンなので丁寧に作業しましょう。


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マスターとバルクヘッド間のガスケットの注文を忘れてたので、マスキングテープで代用。
異種金属が直接接触しなければ何でもいいと思う。

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あとは車体へ組み付け。

特に難しい点は無いと思いますが、ペダル側でロッドのコの字金具がちゃんと噛み合ってるか確認してから組み付けることと、オペレーターはミッションに取り付ける前にエア抜きを済ませる事。

オペレーター本体を出来るだけ高い位置で固定し、エアニップルを上に向けた状態で緩め、ゆっくり数回ペダリングすれば完璧に抜けてくるはず。

ニップルをしっかり締めたら、オペレーターをミッションにしっかり固定してクラッチのオペレーティングシステムの改修は完了です。


クラッチペダルにもリターンスプリングがあり、反転ポイントがあります。
マスター側の反力がなければあるポイントからペダルが行きっ放しになってしまうんですが、ペダルにピンで固定するプッシュロッドの調整位置(切れ位置の高さ調整)に寄っては、リターンスプリングの反転力に負けて行きっ放しになる場合があります。

この場合は少しプッシュロッドを伸ばす方向(切れ位置を高くする調整)で反転ポイントから遠ざけるとちゃんと戻ってくるようになります。

これらの多くは何らかの理由でタッチ不良が出た際(スプリング切れによるノックバックや高温下における内圧上昇など)に、切れ位置が上がってきてしまった際などにロッドを短く調整してしまう事が原因でしょう。

タッチ不良は一時的なものが多いので、悪戯に長さ調整で対処せずに、フォーク側のスプリング不良やフルードの劣化を疑いましょうね。




さてさて日陰で作業できているとはいえ、尋常ではない高温下での作業。
汗が絶え間なく顎の先端から滴り落ちていきます。

暑い・・・ていうか熱い。。

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気合を入れれば初日で終わらせられる内容ですが、明日もあるのでゆっくりやることにします。
あとはブレーキ周りの取り外しと、マスターのリペア位にしときますか。


キャリパーのOHは涼しい部屋でゆっくりやることにしましょう。


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ブレーキマスターシリンダーもOHは単純で、内容物を交換するだけです。
リペアキットは約8000円位。

前回のOHは大体10年くらい前ですが、やや高くなっていますね。

心配な人はASSY交換してしまうみたいですが、3万円くらいします。
長くリペアをさぼってるとピストンシールが痩せすぎてピストンとシリンダーが齧りを起こすこともあるので、この場合は丸ごと交換した方が無難ですが、自分はほぼリペアで済ませますね。

重要保安部品ですので、各自で充分に判断しましょう。


本体の取り外しはマスターバックへのナット二つだけですが、油圧配管のフレアナットが狭くて大変です。
下向きの配管はPバルブごとまとめて外しましょう。

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10年くらいの使用ではシールも大して痩せてないですね。

油圧系統のシールやゴムの性能が昔に比べて格段にあがっているお陰です。
ハッキリ言って10年10万キロくらいでは、OHもまだ早いんじゃないかなと思う位です。
ただまあ、こういう部分で大事なのは予防整備。
何かトラブルが起きてからでは遅いような部分なので、距離や期間できちんと管理していった方が良いでしょう。

シリンダー内部や外観などをしっかり清掃して、新しい内容物を組み付け、金属のキャップを取り付けして終わりです。


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あとはエンジンルーム側は組み戻して終わりなので、ついでに劣化の著しかったインタークーラーのホースをシリコンの社外品に交換してしまいます。

純正もシリコンのブレードタイプなので、熱による劣化などは殆ど無い筈ですが、脱着が余りにも多いので、トライドンでの締め込み部分が切れたりしちゃってました。
カットして無理やり詰めて使っていましたのよ。


GCはアプライドによって小変更が多いので、間違いないようにちゃんとD・E型用で購入しました。
F・G用だとブローオフ側がまた全然違っちゃいます。

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流石フルセットで6000円台の激安品、全てがかなり長めで来ているので、カットしながら合わせていきます。

インタークーラー裏側のY字パイプは一体物のGRB用を流用しているので、ホース接続部分が一ヶ所余ります。

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何とかいい感じになりました。


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インタークーラー取り付けしてフード下の作業はだいたい終了。

以前シュンジに貰ったGDA用インタークーラーの流用もそろそろやりたいけれど・・・今の時期、兎に角溶接をしたくないので・・・。
ISCVを交わすブローオフへのパイプの加工とか、フード裏のシュラウドの流用もちゃんとやると時間が掛かりそうなので、涼しくなってからやるかな。


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もう西日、クルマは今日はこのまま放置です。

あ~、早くビールが飲みたいですが、まだ小僧の保育園のお迎えがありますので・・・時間になるまでキャリパーピストンをエアーガンでぶっこ抜いて熱湯とアルカリイオン系洗剤でキャリパーとピストンを洗浄してました。

こういう洗浄系の下準備が一番時間が掛かりますね。
こういったものが無ければ整備なんて大して時間は掛かりません。

D整備みたいに、何でもかんでも交換で済めばそりゃ速いしラクですけど、二倍も三倍も部品代が掛かるし今で言うサステナビリティにも反していますからね、再生できるものは再生する。

当たり前の事なんだけどね、使えるものは出来る限り使う。


残り少ないリソースの奪い合いを資本力で圧倒するような考え方は、自分だけが良ければよいという典型的なもの。

勿体ない精神は人としての最低限のルールではないだろうかと思う。


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すっかりきれいにしたキャリパーとピストン八つ。
あとはパチパチと組み立てるだけなんですが・・

ピストンが結構腐っていたんでね、もうひと手間加えておこうかなと。

「そんな下らねえ手間はいいから、ヲレの水槽も掃除してくれよ!」

と、後ろのプロトプテルス君も言っています。
今年で31歳になるアフリカ肺魚の一種で、我が家の最古参です。
凄まじく低代謝の生物で、未だに成長を続けています。
水換えは3~4ヶ月に一回、エサやりも1~2週間に一度です。
冬場も最も寒い1、2月以外は無加温。

飼育している生き物というものは、矢鱈と構うよりも、放っておく方が圧倒的に長生きする傾向がありますね。
世界の「安定」というものは、殆どの場合が人間の思い込みで壊している気がします。


クルマも割とそうですね、あんまり愛し過ぎると短命に終わる気がします。

「なんだいたのか」 くらいの感じで、
たまには面倒見てやるか位の感じでいると、ずっと手元に居てくれますね。



不思議。



ひとつのクルマに注げる愛情の総量一定の法則があるような気がする。

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翌朝、ピストンの摺動部分をマスキングしてブーツの外側になる部位を耐熱塗料で塗装しました。

結構ピストンの筒の中がね、錆びて腐りが酷かったので、極力削り取って磨いて塗装しておけば腐食の進行が少しは遅らせられるかなと。

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摺動部分にもやや腐りが出ていましたが、磨きで対処。
浸食が酷くなるとフルードのにじみに繋がるので本当は交換すべきでしょうがね。

もし組んですぐ滲んでくるようでしたら交換することに。

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ピストンにダストブーツをセットして、組み立ての準備。
ピストンの挿入部側面にはシリコングリスを薄く万遍無く塗り付けておきます。

多めに塗ってもピストンシールにこそがれるので、ブーツ内に溜まる仕組み。

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ピストンシールをピックアップツールなどで全数交換したら、ピストンを垂直に押し込んでブーツの外周をパチンと嵌め込みます。

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外れ留めのCリングを取り付けたらピストンの組み込みはOK。

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全数丁寧に組み付けして、キャリパー完成です。
色でも塗ろうかなと思っていましたが、いざやろうとなると下らないな・・・という気持ちが大きくなりますね。

ブレーキ性能が上がる訳でもなし、ガンガン走るクルマだと直ぐ汚れて、変色して、ホイールの脱着で傷になって、その内剥がれたり、いいことが一つも想像できないので止めました。

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さて、フロントキャリパーをクルマに取付したら、フルード通しです。
タンデムマスター(前後独立ピストン)なので、前後ろの順番は守らなくて大丈夫ですが、慣例で左後ろからやってしまいますね。

ひとりでの作業ですので、なるべく抜け状況が目視できるように工夫しながら作業しています。
室内にはこぼさないように。

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フロントに通し始めた辺りでブレーキフルードが足りなくなりましたw
使いかけの1L缶じゃちょっと足りなかったか・・。


ブレーキ周りだけなら、全交換でも600~700mlあれば足りるんだけどね、
クラッチもやったからね。

ちょうど1Lくらいだったか。


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通勤最強マシンKSR-1.5で近所のNAPSまで買い出しに行ってきました。

近かった相模原店が、多摩境に移ってしまったので、
ちょっとついでに見に行ってこようかなって思えない距離感になっちゃったし・・・
まぁ、もう必要に駆られていく事しかないんだけど。

それにこう暑いとバイクもダメだな・・・
薄着でもジリジリ炙られるだけでちっとも涼しくない。



さっさとクルマを走るようにしないととヤバイぜ!

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追加で買ってきたワコーズのDOT4を投入し、キャリパー4か所のエア抜きを完了。

ブレーキパッド(エンドレスMX72)が異常摩耗でちんばになっちゃったので、フロントの外側だけディクセルの中古ストックにして左右合わせています。

新品ではないけれど、貰い物の割と程度のいいストックディスクがあるので、新品パッドを買ったら付け替えようかな。



試運転しようと走り出すものの、ハンドブレーキを戻してもブレーキ警告灯が消えず。
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・・???

リザーブの液量は充分。
蓋を取って茶漉しを外してみると、フロートが沈んだままだなぁ・・・。

このフロートって、中が空洞の空気浮きなんだろうか。
軽い素材の中実浮きなら破損する事は考えにくいんだが・・・
ちょんちょんと突いてみるが、変わらず。

構造的にこれ以上やりようがないので、シリンダーのリペアまでして片手落ち決定では少々萎えるなぁ・・・。


このランプが点きっ放しは結構目に付くので、
フロートスイッチのカプラーを取り敢えず引っこ抜いて試運転開始。
もういいや放っておこう。

ブレーキパッドの配置が一部変わったので、当たりが付くまで完全なタッチではないものの、制動力の立ち上がりは段違い。
それだけ、ピストンの動きが悪くなっていた証拠ですね。

クラッチもタッチ不良が完全に直り、高回転でのクラッチ切れ症状も収まりました。(まぁ、これらは全てリターンスプリング不良によるものですが)


今年のお盆は雰囲気的に秋田へは帰れないので近場で済ませますが、GCの出動回数は多くなるので、不安要素をかなり潰せましたね。
そうは言っても二巡目真っただ中。

怪しい奴をあと2~3年かけてぶっ潰していきますか。

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数日走ったら、いつの間にかフロートが上がって来てました(∩´∀`)∩


altそう言えば、PCVバルブ替えたらエンジンオイルが余り減らなくなったな。




Posted at 2020/08/16 23:58:57 | コメント(1) | トラックバック(0) | GC8メンテナンス | クルマ

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「[整備] #その他 HA11S アルトワークス 社外ラジエター装着 https://minkara.carview.co.jp/userid/271921/car/262720/7405733/note.aspx
何シテル?   06/30 04:17
だ い です。空白が二つですw 板金塗装と整備をちょこっとかじってマス。
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