今年の桜は早く感じたね。
三月の終わりになごり雪・・・と思ったら、その反動で一気に蕾が綻び、先週末には早々に見ごろを過ぎてしまいましたね。
ですので、ちょっと山側は涼しくて開花が遅いと思い、家族で羽村まで行ってみました。
天気の良かった日曜日。
まこと見事に読みは当たって、ドンピシャの満開。
お弁当を持ってお花見です。
常に斜に構えている長男と、天真爛漫な次男。
ふたりとも私の大切なたからものです。
我が子ながら笑顔が眩しい!
一見女の子のような可愛らしい顔をした次男ですが、
日頃の容赦のない折檻と口撃に耐えているせいか、非常に屈強。
顔から転んで口が切れても黙って立ち上がり、
上の子に頭を平手で叩かれれば、グーで殴り返す2歳児です。
ストライダーなんか持って来たって、どうせ帰りは私が担いで帰ることになるのだ。。。
買ってやってから2年も経つのに、子供の乗り物がこのきれいさは異常。
自分の物が汚れることを極端に嫌う。
この潔癖性は妻譲りなのだろう・・・。
東京都水道局羽村取水堰。
ここで多摩川を堰き止めることで、玉川上水が始まります。
このやたらとカッコいいいでたちの銅像が、工事を請け負ったとされる玉川兄弟。
時の江戸幕府の命を受け、この一大事業を成し遂げた訳だが、
実は二度も工事が失敗しており、その立場は非常に危うかったとある。
一度目は日野で、二度目は福生で工事は頓挫しており、地層や岩盤の影響で上手くいかなかったようだ。
莫大な予算がつぎ込まれた工事。
先の失敗で多くの工事関係者が処刑されることとなった。
もうこれ以上は失敗できない・・・次は俺たちの番だ・・・
三度目の正直で羽村堰が完成し、無事玉川上水は完成した。
途中幕府からの資金が底をつき、家や家財道具を売り払って工事を完了させたという逸話が残っている・・・。
そりゃ銅像くらいにはしてあげないとね・・
二度も失敗していたら、お金が無くなりましたとは言いにくかったのでしょうか。
ギャンブルですなぁ・・・。
その功績の甲斐あって、飲み水の不足していた江戸の町や農地に清冽な水が行き渡り、江戸の発展に大きな貢献をもたらしました。
両岸には吉野から厳選したという桜を延々と植樹し、今も多くの桜並木が残る。
ソメイヨシノという品種は成長が早いぶん短命で、長くても樹齢80年程度。
現在の植樹で四代目ほどになるらしい。
人と同じくらいだなぁ。
自分は水の生物が好きなせいか、水場がとても好きだ。
だから、川とか湖沼というだけで何だかわくわくしてしまう。
そして、桜と言う樹にも何だか憑りつかれてしまったかのような魅力を感じてしまっている。
この二つが揃っているというだけで、自分的にはもう充分だった。
何だか全てが美しいではないか。
玉川上水のスタート地点。
これだけ滔々とある水量が、三鷹の辺りまで行くと殆どなくなってしまう。
一体何処に行ってしまうのでしょう。
田舎の河川敷での、のどかな春の時間でした。
そのまま、真っすぐ帰る予定でしたが、途中の道すがら畑の向こうに大きく両腕を広げる立派な桜があったので、立ち寄ってしまいました。
名もなき桜が、
夕日に照らされて輝いていました。
私以外の皆さんはすっかり寝てしまっています。
今年は遠出は出来ないかなぁ・・
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桜を追いかけて | 旅行/地域
Posted at
2018/04/03 16:24:10