今回は、川崎重厚長大な「イズム」に溢れた一台を。
【Kawasaki (Ninja)ZX-10】
「カワサキ (ニンジャ)ZX-10」です。

はい、これですね。
ん~、ズドン!!と川崎重厚長大!!。
1988年のデビュー、感覚的には90年代のバイクだと勘違いされやすいのですが、実はギリギリ黄金の80年代のバイクなのです。
まずはスペックを
水冷DOHC並列4気筒16バルブ、排気量997cc、最高出力137馬力です。
パワフル~!!、同じ排気量ながら、先代の1000RXより12馬力ほどパワーアップを果しています。内容はヘッドのコンパクト化による圧縮向上、「1カム1バルブ」の動弁方式に変更(RXは1カム2バルブでした)、キャブレターをダウンドラフトタイプに変更などが施されています。
しかし、乾燥重量も川崎重厚長大な【254kg】ですけどね(^_^;)。ホイールはフロント17インチ(幅120)、リヤ18インチ(幅160)ですよ。
当然、当時の世界最速を奪取!!、だって「世界最速」はカワサキの至上目標であり「イズム」ですからね、でも、たまに変な方向にイズムが発動(いや、暴走?)してしまう事が(多々)ありますけどね。

それでこそのカワサキイズム(同義語:大人は見えない釈迦力コロンブス)。
いくつかのカラーバリエーションを。

これが、一番のイメージカラーかなと。

なんだかおめでたい紅白カラー、ニンジャというより「神社カラー」w。初詣で可愛い巫女さんがいたから御守りと干支の土鈴を買ったのは秘密だ!!w。

これ!!、たしか欧州向けのカラーだったかと、一番好きな色ですがまず日本ではお目にかかれないカラーだと思われます。
北米バージョンは当然「Ninja」ですね。

これが北米仕様のNinja ZX-10カラー。何故か1000RXっぽい感じになっています、パッと見たら見分けがつきにくいかも。
そして、実は輸出先の一部地域向けのペットネームは。
「KAWASAKI ZX-10 TOMCAT」だったのです。
と・・・・トムキャット?
たっぽいたっぽいたっぽいたっぽいヒャッハー!!汚物は消毒だぁぁぁ~!!(^_^;)。
現在、Tomさんは鉄工所勤務で鉄の芸術作品なんかも作っているそうですが。

これも欧州向け、KAWASAKI ZX-10 TOMCATでググるとこのカラーが出るんですが、これなのかな?。
最終的には翌1989年までの生産と、RXと同じぐらいで短命なバイクでしたが、ZZ-R1100の基礎となった重要なバイクです。
中古市場は、高くて40万円台(走行2万キロあたりの美車)。安い方は20万円台から見つかります(走行5万キロあたり)。
タマ数は、RXよりかは探しやすいレベル、しかし、ZZ-Rよりかは少ないかと。
乗るならこんな感じで。

サイド、アンダーカウル撤去はお約束ですね。ただ、私個人としてはZX-10にパイプハンは合わない気がしますので、ハンドル周りはノーマルで、この画像のは倒立フォークが入っていますが、正立で行きたいな。フロントフォークのインナースプリングをプログレッシブタイプに交換するのはやりたい所ですが(私のGPZ900Rもインナースプリングのみをオーリンズの物にしていました)。
後はリヤホイールを17インチ化、タイヤを幅180が履けるようにしたいですね。
更なる高みへ登るために開発された基礎の一台がこのZX-10かと思われます。そして、次世代のZZ-Rで花開いたと。
今なら案外お買得なバイクかも、実に良いですね。
もし、TOMCATに乗るなら、黒いヘルメットに

この尾翼のウサギさんマークを書いて乗るかな。うん、解らない人は置いてけぼりなネタですがw。
Posted at 2017/01/09 00:04:12 | |
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