新年初は好きな車で、恐れ多くも国産超メジャー級行きます。もう、語り尽くされているとは思いますが。
【NISSAN SKYLINE (C110)】
「日産スカイライン(C110型)」です。
と、書いても解りにくいかと。俗に言う「ケンメリ」ですね。

これですね。
あら、箱スカじゃないんかい!!というツッコミが聞こえて来る(^_^;)。
箱スカ(GC10)は勿論二代目プリンス(農・協・牛・乳~!!ではない)スカイラインも好きですが、形は私はケンメリが好きでして、だって豚ケツ(ローレル、以前紹介済)も好きなんだも~ん。
1972年にC10型(箱スカ)の後継としてデビュー
GT-R以外では一番有名であるL20型エンジンでスペック。
水冷直列6気筒OHC12バルブ、排気量1998cc、SUツインキャブレギュラーガソリン仕様であれば125馬力です。
ケンメリの名はTVCMでのケンとメリーから、尚、4ドアセダンは

こちら、タクシー(G18のLPGエンジン)やパトカーはコレでしたね。
そこ、「西(ピー)警察でよくぶっ壊されていたパトカー」言わないw。
パトカーは6気筒L20搭載車がほとんどだったそうです。こちらは、一般的に「ヨンメリ」と呼ばれています。
そういえば・・・

バンもあったな!!。改めて見ると・・・結構良いかも?、レア度ではケンメリやヨンメリより上!!・・・かも?。
そして、度々書きますが、最早語り尽くされていると思われる

GT-Rですよね~。
1973年に追加、総生産数197台の内の195台が市販車、残り2台は試作のレーサー(ハードトップ2000GT-Rレーシング仕様)

これなんだそうで、つまり市場に出た数は195台ということになります。
尚、台数には諸説ありまして、プロトタイプも入れると200台を越えるという説もあります。
レースで箱スカGT-Rが苦しめられたためか「ロータリーエンジン搭載車」もケンメリをベースに開発していた模様。その車体は放出され、現在は個人所有になっているとか(エンジンは通常の物だそうですが、生産リストに無い若い車体番号、フロント回りの形状やエンジンマウントの位置が違うそうです)。
他になんで197台かの理由の一つは、ミクニのS20エンジン用キャブレター(ミクニはソレックスキャブレターのライセンス生産をしていました)のストックが197個だったからとも。
S48年(1973年)排ガス規制が無ければ、どれぐらい作られたんでしょうかね、この規制が無ければいずれはヨンメリGT-Rも出たのかもしれません。
S20型エンジンスペックも。
水冷直列6気筒DOHC24バルブ、排気量1989cc、最高出力は160馬力。

名機S20、美しい、通常は黒色のヘッドですよ、テスタロッサ(赤い頭)ではありませぬ。
このエンジン(と、ケンメリGT-R)の蘊蓄
S20エンジンのオイル容量は6リッターです・・・空冷ポルシェか~い!!(古い空冷ポルシェはもっと入りますが)。潤滑の他に、冷却も兼ねていたんだそうです。つまり油冷な部分もあったと、(変態)スズ菌のバイクか?。
鳴り物入りでケンメリGT-Rレーサーを造ったものの、端からレースに出すつもりは無かったそうです。何故なら車両重量がマツダのサバンナRX-3のレーサーより100kgほど重くて、箱スカでも負けていたのにそのままレースに出してもサバンナにまた負けていたであろうと。全ては販促のため、そして、S48年排ガス規制に適合できないS20エンジンの在庫処分のためとも。
日産プリンス東京のスポーツコーナーでエンジンのオーバーホールが可能です。現在も部品ストックがあり、150~200万円の費用と2~3ヶ月の期間が必要で、ここでオーバーホールすると証明プレートが付くそうです。

これがプリンス東京のスポーツコーナーによる、オーバーホールを実施した証明のプレートです。
さて、(最早天文学的数値な)中古市場価格。
ケンメリ(R仕様)で400万~応談(ASK)
ヨンメリ改も似たような感じ。
そして、ケンメリGT-Rは・・・
探したら1台売り物を発見・・・
そのお値段は・・・
【3240万円】!!Σ( ̄□ ̄;)
(;゚∇゚)ええぇぇ~!!、下手なフェラーリ(中古)よりも高いんだ。
正に夢の1台、かなり昔にイベントで1回見ましたが、その頃でも相場は(最低)1000万円オーバーと言っていましたけどね。
今では更に、なかなかお目にかかれない1台になっているんでしょうね。
Posted at 2017/01/03 20:30:14 | |
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