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この国は不思議なモノで右がウケれば右へ倣え、左がウケれば左へ倣えで人の群れは右往左往になる。
クルマに例えれば高級セダンが流行れば一斉にそっちへ行ってハイソカーブームとなり、スポーツカーが手に届くようになるとスポーツカーブーム、アウトドアが持てはやされればRV車ブーム、二世代で楽しめるミニバンブーム、そして昨今のSUVブームである。
ただ、昨今は世界中がコレに近い状態で乗用車とオフロード車両との合いの子、クロスオーバーSUVが大ブームとなっている。
スポーツカーメーカーのランボルギーニもポルシェもフェラーリもやり出すくらいだ。
日本のクラウンも従来のセダンではなくSUVルックに振ったのも記憶に新しい。
スウェーデンもボルボもドイツのメルセデスもBMWもみんなSUVを揃えている程。
しかしかつての人気の代名詞、スポーツカーはどうだろうか?
人気はあると思う。
今も昔も変わらず人気はある。
だけど今は「人気だけ」という事。
販売台数や利益はかつて程ではないと聞く。
ステイタスシンボルにもならなくなったし、誰もユーザーに対しあまり羨ましく思わなくなった背景あるとか…
スポーツカーってのはそもそもカッコで乗るモノだし、その為に実用性は犠牲にならざるを得ない。
スポーツというと野球、サッカー、バスケット、テニス、バレーボール、ラグビー、陸上競技など汗だくになって心拍数上がる肉体疲労モノ限定だと思っている人が身の回りにもいた。
そうじゃないでしょ。
ゴルフや射的や射撃がその類かい?
Wikipediaでも
¨ 一定のルールに則って勝敗を競ったり、楽しみを求めたりする身体活動などの総称である注 ¨ と書かれている。
注:一部引用(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84)。
つまりビリヤードだってボウリングだってスポーツの一種でしょ。
ゲームの一種?
他のスポーツでも「デーゲーム」「ゲームセット」などゲームという言葉が入っておりますぜ。
どこぞやのサーキットでタイムを削るようなハード走行タイプのスポーツカーはスポーツカーでやらせておけば良いし、それをお好みのマニアやファンの皆さんが支持する事で盛り上がる。
だけど、そうじゃないカッコだけで乗るスポーツカーってのもあるし、そんなズバ抜けた高性能でもなくともスポーツドライビングだって楽しめるモデルだってある。
未だにスポーツカーに憧れるし、カッコイイと思う自分。
ところが最近は実用性に欠けるという事で現実的でないとスポーツカーは夢なのか何なのかという状態になっている。
「カッコイイ」という魅力的な部分は、「所有」「実用的」という実用的な別カテゴリーのクルマにあるらしい。
何か寂しいナァ…

Posted at 2022/10/18 20:25:12 | |
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