今回はしっかり意識してポチしました(笑)。ヤフオクではなく、オールドレンズの参考に見ていたサイトで「一番信用できるショップ」と書かれていたショップ「
KING-2」でしたので安心してポチりました。
OLYMPUS F-Zuiko F1.7/32mm
オリンパスのPEN用のレンズです。ハーフサイズカメラ用のレンズということですが、ハーフサイズは使ったことが無くてイメージが湧きませんでした。でも、まあ、フォーサーズとはサイズ的に似通っているのでいけるかなぁと。
先端部分のシルバーが良いですね♪ Mフォーサーズ用にショップで改造してあります。フランジバックがMフォーサーズと同じ位なのでしょうか、アダプター部分にほとんど厚みが無いので、レンズ先端よりグリップのほうが出っ張るくらいです。常用するのにこういうパンケーキが欲しかったのです。
PENはかつて一世を風靡したと聞きます。フィルムが高価だった頃、枚数を二倍撮れる事やシステムがコンパクトになること等訴求点が多かったのでしょうね。しかし拡大に耐えるためコンパクトな光学系は細密さが必要だったとのこと。PENではレンズ光学系は惜しみなく技術とお金を掛け、それ以外はなるべく簡素にしてコストを抑えたそうです。
そういうことで絞りは・・・なんということでしょう!羽根4枚です!たったの四枚(笑)なので、ボケた光点は四角くなります。さらに周辺部では、横辺では横長、縦辺では縦長のラグビーボール型になるようです・・・結果、ボケは同心円状のボケになるようです。これは癖がありますね♪
ハーフサイズで焦点距離32mmということなら、フォーサイズで何mmになるのだろうと疑問だったのですが、届いたレンズで撮って見るとそのまま2倍掛けでした・・・密かに32mmになるのかと期待してたので残念でしたw 35mm換算で64mmという焦点距離です・・・微妙(笑)
しかし、絞り込んでいくと解像感は驚くほどになりました。右の画像ではF8くらいまで絞りましたが、これだと現代のレンズに匹敵する解像感になりました。(ただし点光源部分を除くw)
ちょっと絞ってピント合わせ不要のパンフォーカスで使うのも手かもしれませんね。
開放ではF1.7・・・明るいです♪それにしても焦点距離32mmも開放F値1.7も中途半端な数字ですね(笑)。ぎりぎりまで突き詰めて作った最良の数値ということかも知れません。薄くて軽くて明るくて解像感もある本格的なレンズです。
唯一の問題は最小焦点距離の遠さ・・・0.8mまでしか寄れません(泣)。せめて0.5mまで寄れれば、マクロ的に使えるのですが、この遠さは使いづらいです。せっかくの被写界深度の薄さも生かしづらいのが残念です。
とはいえ、このレンズは薄さと軽さと明るさが命。渦巻きボケも個性として楽しみたいと思います♪
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Posted at
2014/11/10 22:50:58