さて、北軽井沢の2日目は、なんと6:30起床。仕事だと起きないのに遊びだとしっかり早起きです(笑)イタチ共の散歩を済ませ、美味しい朝食を頂いて急いで出発。今日は昨日断念した草津白根山を巡る周遊コースです。(ルートマップは
こちら。本文【 】の数字がマップの赤い数字です。)
ペンションから北に、昨日走った道を白根山方面に下って行きます。やがて道は登りに転じ「浅間白根火山ルート」【17】という有料道路となり、ぐんぐん高度が上がっていきます。この道は急勾配ながら整備された走りやすい道。幸い(朝早いこともあり)ペースカーもなく、気持ちの良いドライブとなりました。天候は雲の合間に少し青空が見える程度でしたが、嬉しいことに進行方向にどんどん青空が開けて来ました。気持ち良く走っていると、途中の嬬恋牧場【13】で突然左手に雄大な風景が開けます。大変雄大です。ですが、その気持ちよさを写真に納められませんでした(泣)。ちなみにここは
NHKの朝ドラのロケ地だったとかで、看板が立っていました。
有料道路が終わりに近づくと、
万座温泉【21】。(このあたりから写真
こちらにあります。)この付近からいたるところで硫黄の臭いがするようになり、「有毒ガスのため、駐停車禁止」という看板を見かけるようになります。
さらに高度を上げていくと標高2000mに近い白根レストハウス着【24】。ここの駐車場に車を止め、徒歩約20分の「
湯釜」まで往復します。ここも、立派な観光地、湯釜までの登りはコンクリートで固められた歩きやすい道ですが、人が多いので行列登山になりました。数カ所にある掩蔽壕のような建物は、万一の噴火の時の避難所ということで、火山最前線の緊張は今や最高潮・・・という事は全くありませんでした(笑) 湯釜は白みがかったエメラルドグリーン、赤い地肌との対比が美しい・・・美しいというよりも奇怪な風景です。
さて、人出の激しい湯釜から生還した私たちですが、天気の良さに少し欲が出て来ました。雨具、コンパスetcという最低装備はあったので、ビジターセンターで地図のコピーをもらって、往復2時間(高低差150m)のハイキングをすることに。ここから、約3km離れた「芳平」という湿原を目指します。湯釜の外輪を巻き込むように北に向かう道は4駆のタイヤ跡のある歩きやすい道。下り勾配でザクザク歩くと約1時間で芳平ヒュッテに到着。(ここにはランドローバーのデファインダーが停まっていました。納得。)
いくつかのタール色の水をたたえた池塘が点在する湿地は木道が整備され一周600m。途中のベンチでパンをかじっていると、なんだか騒がしく池塘を横切って近づいてきたのは1羽の鴨・・・と後から、ピィピィと仔ガモも5羽ついてきます。明らかに我々のパンに熱い視線を注ぐ彼らに、私たちの貴重な行動食の大半は平らげられてしまいました。
ちなみにこの芳平の直上を走る志賀草津道路の渋峠は日本の「国道最高地点」だそうです。
さて、駐車場に戻った私たちは(鴨共に昼食を取られたので(笑))ラーメンをかき込み、帰路につきます。途中「有毒ガス。駐停車厳禁!」という看板の立つ
殺生河原(こんな地名ばっかりw)を過ぎ、草津温泉方面【26】に下ると昨日と同じ道をたどってペンションへと帰り着きました。夏山らしい好天に恵まれた充実の一日でした。
※ペンションとその周辺については後日「番外編」としてUP予定です。
この日の走行距離 約75km
積算高度 2060m
最高到達高度 2035m(湯釜)
出会ったOB 1台(ランカ2台)
久しぶりに堪能した夏空は青く、雲は高かった。
Posted at 2005/08/17 22:18:42 | |
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