6月はジムカーナの大会が2回ありますが、この週末はお休みだったのでS2000で2つほど交換をしました。
15日の土曜日。
松本まで行ってタイヤ交換をしてきました。
これまでもDIREZZA ZⅢでしたが、今回も同じくDIREZZA ZⅢです。
サイズは前後とも245/40R17です。
なお製造週は2019年の第3週でした。
ちょっと古いですが仕方ないですね。
でも乗り出してすぐ、「あれ?なんか乗り心地が良くなったような…」
古くなるとゴムが硬くなって乗り心地が悪くなるんですかね。
今まであまりそんな風に感じた事なかったんですけど、明らかに乗り心地が良くなったような気がします。
ゴムが柔らかいせいか、やたら砂を拾ってる感じもしますしね。
そしてコーナー曲がってるといつ滑り出すかわからない不安を感じてましたが、そういうのもなくなって安心して乗れるようになりました。
やっぱり新しいタイヤはいいですね(^^)
松本から帰ってくる間、途中土砂降りの雨に見舞われながらもそんな事を感じながら戻ってきたのでした。
16日の日曜日。
見慣れたいつもの光景(笑)
今回もまたブレーキ周りをやります。
まずはフロント側。
キャリパボディとブレーキパッドを外しました。
キャリパボディは針金で裏に吊ってあります。
キャリパブラケットを外しました。
外したキャリパブラケット。
さてここからローターを外しますが、このローターを固定している皿ビスが錆びて固着していて、普通のドライバーではまず回すことができません。
そこでレンチをかけられるドライバーを使用します。
ローターが回ってしまわないよう、ハブボルトにジャッキで持ち上げた木片を当てています。
これを使えばパキンという音と共に簡単に外せます(ただ完全に固着している場合はネジが折れるかも)。
外したフロントローター。
交換して3年ほどになりますが、フロントは効きがマイルドなパッドを使用しているのでほとんど摩耗していません。
こちらはローターを外したところ。
ローターを外したハブは錆びて表面が凸凹になっています。
このまま新しいローターを付けてしまうとローターがぶれてジャダーの原因になったりしますのでワイヤーブラシを使って錆を落とします。
磨いたのですが黒くこびりついているものが落ちません。
まだ凹凸があるのですがこれ以上はどうしようもないためここまでとしておきます。
今回交換するローター。
KIWAMI Auto Partsのものです。
これがローター。
くの字のスリットが入ってます。
黒い表面処理がカッコいい(笑)
取り付ける前にこんな感じで重量を測ります。
ヘルスメーターに木片を置いてその上にローターを載せます。
木片の重量は0.4Kgです。
これは純正サイズのローターの重量。
このローターはDIXCELのFPタイプです。
木片の重量を抜いて6.5Kgですね。
こちらは新しいローターの重量。
木片の重量を抜いて7.6Kg。
およそ1Kgの重量増です。
バネ下重量が増えるのはあまりうれしくないのですが…
しかしこれには理由があります。
純正サイズはローター径が300mm、新しいローターの外径は320mmと大きくなっているのです。
という訳で今回はブレーキのインチアップを行います。
新しいローターを取り付けました。
説明書にはリアのバックプレートは干渉するため切除するか取り外すように書かれていましたが、フロントについては特に何も書かれてはいませんでした。
しかし取り付けてみると実際にはバックプレートと干渉します。
ただ手で少しそらせるだけで干渉しなくなるので問題はないです。
またスリットの方向については説明書には特にありませんでしたが、くの先端がパッドへの介入方向になるように取り付けました。
今回ローターをインチアップするにあたりもうひとつ交換するものがあります。
キャリパブラケット(トルクメンバー)です。
ローターの径が多きくなるという事はキャリパーを外側に移動させる必要があります。
よくあるインチアップキットはオフセットステーで外側にずらしますが、このKIWAMIのものはキャリパブラケットそのものを交換して外側にずらします。
そのため剛性面の心配はほとんど必要ありません。
純正のキャリパブラケットとの比較。
取付位置が延長されているのがわかります。
新しいキャリパブラケットを取り付けました。
KIWAMIのキャリパブラケットには新品のスライドピンやリテーナが取り付けられているため非常に簡単に交換作業ができます。
なおキャリパブラケットには左右があります(スライドピンが上下で異なるため)。
間違えないようにしましょう。
ブレーキパッドとキャリパボディを取り付けました。
これにてフロント側終了。
反対側も同様の手順で交換します。
それでは続いてリアの交換作業に移ります。
それでは取り外し開始です。
キャリパボディを外しました。
キャリパブラケットを外しました。
外したリアのキャリパブラケット。
そしてローターも外しました。
フロント同様ハブの錆を落とします。
リアも黒いのがこびりついちゃってますね。
こちらはリアの新しいローター。
これだけだとサイズ感がわかりませんが…
並べてみるとこんなに大きさが違います。
それもそのはず純正サイズの外径は282mmですが、新しいローターの外径はフロントと同じ320mmです。
今回このキットを導入した一番の理由はこのリアのローターです。
S2000はリアのローターが小さい上にベンチレーテッドではありません。
そのため熱に弱いと言われています。
ジムカーナでサイドターンをしているとリアキャリパーのシール等の劣化がかなり早いです。
サイドがもっと効けばというのとシール類の劣化が少しでも抑えられればとこれを導入しました。
リアのローターも重量を測りました。
こちらもDIXCELのFPタイプですが、純正サイズの重量は木片分を除いて4Kgです。
新しいローターは木片分を除いて6Kgです。
重量が2Kgも増えちゃいましたがそれ以上に効果があることに期待です。
新しいローターを取り付けました。
バックプレートは既に耳の部分を切除済みでしたのでそのまま取り付けできました。
こちらも新しいキャリパブラケットに交換します。
キャリパブラケットの新旧比較。
取付位置がかなり違いますね。
新しいキャリパブラケットを取り付けました。
そしてブレーキパッドとキャリパボディを取り付けました。
これでブレーキ周りの交換作業は完了です!
さて、ここまで作業が進んだところで…
ジジィーズさんが差し入れを持って来てくれました(^^)
さらに…
ニャンダーさんも同じく差し入れを持って来てくれました(^^)
話ながら後片付けをした後…
みんなで148に行きました。
ジジィーズさん。
ニャンダーさん。
私。
せっかくなのでテイボーデビューしました。
この日のはみ出しはちょっとおとなしめ。
フロントはここへ来るまででパッドがきれいに当たっているのがわかります。
リアはかなり編摩耗していたらしく、一部分しか当たっていません。
ちゃんとパッドを削っておかなければいけなかったな…
ここでしばらく話し込んでいると…
まさかのpwp-inakichiさん登場!
静岡県から来たそうですが相変わらずすごい行動力ですね。
その後もしばらく148を楽しんだのでした(^^)
解散した後、自分は慣らしのためドライブへ。
とりあえず70Kmほど走りました。
既にかなりブレーキが効きそうな感じです。
ただリアがまだ半分ほどしか当たっておらず、このままだとローターが編摩耗してしまいそう。
早いとこ対策しないとですね。
そんなジムカーナの間の週末だったのでした(^^)