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2019年12月08日

ツーリング用にウェア新調~主に電熱ウェア

Tracer就役に伴い、乗りたい欲求を極寒でも満たすことができるように、ツーリングウェアを電熱ウェア中心に再構築することにしました。

DAYTONA675R就役時に導入したHYODレザーウェア上下などがストックされているので、これを活かしながらもとにかくコストパフォーマンスを追い求めることがテーマです。

とにかく通年で必須となるのは、レザーパンツこれはストックを継続使用。
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もう一つの通年必須アイテムのトップスはレーシングスーツのインナーとして使っているコレを継続使用。
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夏季にはこれをアウターとして使う予定です。本当はレザーないしテキスタイルジャケットが適切ですが、SSよりは転倒リスクが低いことと、暑さが乗車モチベーションの壁になるデメリットを避けて、最低限プロテクターが装備されながらそれなりのルックスがあることを勘案しました。これは商品名にもある通り「RUSH GUARD」なので、炎天下には上半身に水をぶっかけて走行するということも可能であり、期待が持てます。夏場はどうせ汗で全身ドボドボになりますからね(笑)
更には、来春発売と言われているDAINESEのエアバッグベストとの併用がしやすいので、プロテクションは上乗せ可能。

次に、冬季のトップスについて。
まず、いわゆる「バイクジャケット」というのは、レザーで5万円前後、テキスタイルで2.5万円前後という高価格で、必ずプロテクターが付いています。私もHYODレザーをストックしていますが、テキスタイルで新調するつもりでした。しかしながら、私のデザイン趣向的に一択であるHYODは「タイトフィット」主義で、電熱ウェアやエアバッグベストなどを中に仕込もうとするとどうしてもワンサイズ上げる必要があります。そして残念なことに私にとってのワンサイズアップである3Lは、全てのラインアップにおいて「ブラックカラー」にしか設定がないので、デザインを選べない。
という壁にぶち当たり、開き直りました。「どうせデザインが選べないし、選んだとしてもかなりの高価格。じゃあ最近話題のワークマンプラスあたりで、防風防寒性能が高いものを安価で調達しよう。当然プロテクション非装備だけど、HYODOのRUSH GUARDをインナーにすれば全然解決するじゃないか!」

コレが大当たりでした。
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なんと2,900円!ゼロの数を間違えたわけじゃないですよ、ニセンキュウヒャクエン。今回初めてワークマンに触れましたが、話題になるだけのことはあります。機能性を重視し、デザインは旧態然からは若干引き上げつつ、とにかく低価格を貫く。まさに「作業服界のユニクロ」。サイズバリエーションもかなり豊富で、インナーに色々仕込む余地も当然あります。本当はこれの限定ホワイトカモフラが欲しかったのですが、売り切れでブラックにしました。ジッパーなどにアクセントでレッドが入っているので、ちょうどTracerにマッチします。
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ちなみに、ライディング用のラインアップも別にきちんとあるのですが、しょぼいプロテクターが内蔵されており、その分のコストが余計かつ、ありがちな「ハードボイルドライダー」デザイン(笑)が結局施されているので、敬遠しました。(かといってこのField Coreのデザインに満足している訳ではありませんが、この価格とのバランスからすれば楽々クリアです)

外気温3℃の条件下、ユニクロのヒートインナー、ユニクロのヒートセーター、HYODのRUSH GUARD、ユニクロのフリース、最後にこのワークマンプラスField Coreを着用して実走しましたが、素晴らしい保温力でした
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というか、アウターのキモは防風であることが分かりました。厳密な保温についてはユニクロ製品に任せておき、外気温をいかに伝達させないか。
3℃で良好だったので、それより低い気温でもユニクロのヒートセーター部分を電熱ウェアに置き換えれば、保温セクション内部で発熱が叶うわけで、最強の布陣が出来上がります。


さあようやく本題です。「前フリが長ぇ~~~んだョ!」と静岡方面から苦情が聞こえてきますが(笑)、このようにして電熱ウェア単体で考慮せずに、トータルのなかの1パーツとして考慮するべきだと確信しましたので、書き綴った次第、ご容赦ください!

電熱ウェアの最大の選択ポイントは、モバイルバッテリー駆動方式か、バイクバッテリー給電駆動方式かですが、僕は有線でバイクとつなげられてしまう後者はどうしても受け入れられませんでした(エアバッグもそうです)。おそらく給電力量は後者の方が高いのですが、毎回のつけ外しの手間やライディング中にケーブルがどうしても気になることには我慢できません。そしてなによりも前者の最大のメリットは、「ライディング以外でも、冬季屋外でのDIY作業などでも使うことができ、投資効率を更に高められる」ことです。
ただ、概ねの製品は「部品さえ追加購入すればいずれの方式でも使い分けでき」ます。しかしながら結局は3万円から5万円程度の大きな出費が強いられる。いわゆる「バイクパーツメーカー製」だと、RSタイチ製、Heat Master製、南海部品製が主で、いずれも上記のような価格帯。
それに対して、amazonで五万と出てくる中華製は、大体3千円~9千円程度。もうこの中から選ぶ以外考えられない(笑)だって通年で使うアイテムでもないし

合わせて考慮すべきは発熱量ですよね。当然「電熱アイテムを買うんだから、発熱量が最大のポイントである」という考え方はごもっとも。ただ私の場合はコストバランスと、上述した通り卓越したアウターとの組み合わせにより中程度の発熱量さえあれば事足りるという検証結果を得ているので、そのプライオリティは低いのです。さらに、調べて分かったのですが、モバイルバッテリー出力やUSBソケット給電などからは大きな電力をそもそも取り出せない。高発熱商品を大枚はたいて購入しても充分な能力発揮に至らないのです。(高発熱商品を選びたいなら、バイクのバッテリーと有線で繋げなければならない)

では何が第一ポイントかというと、「発熱部位」です。様々な商品がありながら、PRポイントや画像などどれも似たり寄ったりですが、とにかく「ライディングにおいて温めたい部位に発熱素子が配置されている」ものを探索しました。
ちなみに、発熱部位が、私が知る限りでは最高で9か所という製品もありましたが、それだと恐らく発熱量が分散しすぎたり持続時間が短すぎるというデメリットがでてくるでしょうから、ほどほどに。
そうそう、バイクパーツメーカー製品に唯一認めるアドバンテージは、「操作ボタンの配置位置」です。最下部腰あたりに配置されていて、操作と目視がしやすい。これら中華製は大体胸部に配置されていて、目視もしずらく重ね着してしまうとそもそも操作もままならない。僕はここは眼を瞑りました。

そして選んだ製品が購入時4,399円のコレ
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夜間暖房不使用の室内でテストしてみたら、想定通りまずまずでした。首回り、胸部、背中の3点発熱。実走ではおそらく首回りの貢献度が最も高いのではないかと。肌に直接当たっているのと、静脈で温められた血液が下降していく効果がありそう
ということで、サイズはややタイトフィットをお勧めします。
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スイッチは前側と後側が別系統。
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電源については、10000mAのモバイルバッテリーを選択しました。20000mAレベルが持続時間として安心なのですが、ウェア内に仕込むとその重量が気になるだろうと思いました。このウェアはできるだけ肌に近いところで着用すべきなので、ゴツくて重いバッテリーは不適。10000mAをもう一つ予備でリュックなどに忍ばせておくのが吉。
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先ほど「投資効率」に言及しましたが、このモバイルバッテリーも然りです。バイクパーツメーカー製品は南海部品製以外は専用バッテリーなので、そのバッテリーは単用途。高いお金を払って単用途というのは残念。中華製のこれらは市販のモバイルバッテリーであればどれでもOKなので、冬季以外でも調達したモバイルバッテリーをスマホなど他の電化製品の充電にも活用できます。僕は3000円程度で調達したので、ウェアと合わせて合計8000円程度で済みました。
ワークマンのアウターにしても同様、脱着可能なフードも合わせて、様々なシチュエーションで活用できます。

↓さあいよいよ電熱ウェアを導入です。
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実走条件はまたもや外気温3℃で、温度設定はMAXにしました。10000mAで2.5時間しか持ちませんでした。ライディング姿勢はやや猫背になりますので、この製品の発熱部位はちょうど全て体に密着してくれ、想定通り。「熱い」という感覚までには至りませんが、胴体部分は完全に寒さを感じません。
これだとおそらくマイナス3℃でも寒さを感じずにいられると思いますが、もはや路面凍結が危ぶまれる気温なので、そもそも乗らないですよね。(マイナス6℃で朝練したバカですが、成長に目を細めてやってください(笑))
相対的に電熱が届かない腕や下半身が問題になる感じです。電熱があるからと言ってチョーシに乗って極寒の中乗り回していると、腕や下半身に限界が来る。

最後に気になる耐久性ですが、こればかりは使い込んでいった結果を待つしかありません。ただ、操作ボタンなどを見る限り、それらのアッセンブリーはバイクパーツメーカー製品であっても共通ではないかと思われます。そしてそこまで複雑な機構でもないし、バイクパーツメーカー製品もどうせ中国や東南アジアで生産しているでしょうから、耐久性や品質について差はほぼないと判断しています

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

情報の洪水の中、増えた選択肢に疲弊している向きもあると聞きますが、僕としては情報収集、内容吟味、検討判断という一連の流れが何かのトレーニングになっているように思えてとても愉しいです。
「おカネが無い」というのは、ある意味でアドバンテージだと思うのです。おカネがあっちゃうと簡単に物事を解決してしまう(いや実は解決したと誤解しているだけかもしれないし、その瞬間だけのラッキーパンチなだけかもしれない)けど、おカネが無いから必然的にアタマを捻る。それで得る知見は以後の人生で問題解決のツールとなっていく。

と、ビンボー人の負け惜しみで締めさせて頂きます!(泣)
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Posted at 2019/12/08 19:32:41

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この記事へのコメント

2019年12月9日 0:41
あ、これ買おうとしてたやつだ。
やっぱり買うかな・・・(^_^)
コメントへの返答
2019年12月9日 8:41
nigelさんの場合は、バイク用なのかバイクみたいなセミフォーミュラー4輪用なのか分かりません…(笑)

あ!ということは、両方で使えるから投資効率2倍の法則(謎)じゃないスか!!nigelさんこそ導入すべきです!
たまに行かれるキャンプとかでも活躍しますしね!
2019年12月9日 12:26
私はグラブから電熱化したためバッテリー駆動でしたが、長時間駆動からケーブルを追加導入し、インナーベストも稼働できるようにしました。
乗り降りでのケーブルの扱いは凄く面倒ですが、電力消費を気にしながらの温度調整を気にしないのはやっぱりメリットです。
「帰りがメチャ寒い」は無くなりました。
コメントへの返答
2019年12月9日 18:13
ビンボー人には到達できない領域です(笑)
実はですね、車両にシガー電源が備わっているので、そこにUSB変換ソケットと延長ケーブルを繋げば、モバイルバッテリーと同等の電力供給ができますので、駆動時間制限もクリアできるのです。
バッ直方式との差異は電圧のみで、コスパを考慮すると個人的には圧倒的に中華セット優位です。

グリップヒーターは強烈に熱くできますが、手の外側が寒風にさらされるので、手は電熱グローブが吉ですね。電熱グローブにもモバイルバッテリー方式が出ればいいのに(笑)
2019年12月9日 20:17
From Shizuoka 前置きで寝落ち。(笑)

電熱ベストのイイ所、ダメなところをちょいとお知らせいただければ、とお願いしましたが、人柱に留まらず、非常に濃い素晴らしい内容です。Sisoさん、ご職業は物書き?
Sisoさんがチョイスされたそのベストが良さそうですね。

昨日、使い捨てカイロを貼って、寒さシミュレーションしてみましたが、ご指摘通り、腕と足の防寒を考える必要ありそうですね。

極寒ツーよろしくとかメッセしましたが、気温13度でも1時間が限界の、超ヘタレのもかとちびでした。(爆)
コメントへの返答
2019年12月9日 20:50
あれ?なんかラップ調?
To Shizuoka 前置き書いてた自分も寝落ちだyo♩
オイラがチョイとチョイスしたvest がbest of best!
(gomennasai)

腕と足はどうしても思いつかず、ここをどうにかしようとするともはや宇宙服みたいなイメージになるんスよ…

13℃でアウトですか!6℃ぐらいで「おお、今日は暖けぇなあ!」というボクは前世はエスキモーかも知れません(笑)
というか、寒さを忘れる程に愉しいのです、tracer!!マンセー!

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