サイドウォール引っ張りまくりのペラペラ低偏平タイヤは流石にダメですが、幅215に対してなら35偏平ぐらいはカッコいいと思っていました。
いや、確かにルックス的には低偏平の方がカッコいい。でも、自分のメインステージである一般公道の路面を、サスリプレイス活動を通じて真剣に見つめた結果、
「サーキットでない限りは低偏平は良くない」「一般公道での機能性を追い求めれば、高偏平の方が“機能性を最優先する思考の表れ”としてルックス的にもむしろカッコいい」と、趣向性に変化が起きました。
ということで、次期タイヤについてはミシュランパイロットスポーツ4で純正サイズ(215/45/17)の導入が既定路線でしたが、偏平を上げる方向に舵を切りました。
オーリンズをインストールしてくれたショップに相談したところ、「車高が下がっているので、215/50だとホイールハウスに干渉するだろう。205/50なら検討の余地はある」との見解を頂きました。提案のサイズだとパイロットスポーツ4にはラインナップされておらず、パイロットスポーツ3になってしまいますが…。
215のまま5%偏平を上げると、外径が21ミリ増えますが、205にしての5%偏平アップなら外径増は11ミリです。
オーリンズサスのプリロードアジャスターがいくらか余っており、車高はその分上げられますので、後者の11ミリ、ホイールハウスとの干渉に限れば5.5ミリさえ上げられれば入るはずです。
ただ、オーリンズのセミオーダーによる設計段階では、標準のタイヤサイズや車高を基にされているでしょうから、そのバランスがどこまでの崩壊で止まってくれるかが懸念されるところです。
とにかくこれもまた冒険であり、どのような結果が出てもそれは自分の糧になるというか、
「糧にしてしまえば良い」のだと考えます。
それよりも、皆さんから学ばせて頂いた色々な知見がもたらした新しい自分の価値観、これを一度現実的にカタチにするということに大きな意味を見出しています。
ゲーテードライのアニキが、名門チューナーの威光なんぞに影響されず、我が道を貫いた漢気に感化されまくりなのです!
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ちなみに、オーリンズ導入後から今回までの間に、フロント3mm、リヤ5mmのスペーサーも導入しておりました。
乗り味はおろか、ルックスもほとんど変化なしですが…(笑)
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ということで、ミシュランパイロットスポーツ3で205/50/17を導入致しました。(車高は変更せず)
各部干渉も無く、ホイールクリアランスも(別にあってももう気にならないですが…(笑))若干の引っ張りによってなで肩になったタイヤショルダーで埋まり、ストリートルックス然としてきました。最高です。
っていうか、55~60扁平あたりまでいけそうで、そこまでいかないとまだまだヒヨッコのような気がします(笑)
(判別しにくい写真ばかりで申し訳ありません)
銘柄に対するタイヤインプレッションは諦めております。身体に刷り込まれたフィーリングはすり減った旧タイヤの分であり、ラバーボリュームが全く違うフレッシュタイヤとフィーリングが違うのは当然で、それは銘柄による差ではありません。A銘柄のフレッシュタイヤで走り込み、すぐにB銘柄のフレッシュタイヤにはめ替えてテイスティングしないと、純粋なインプレなどできないと思います。
ということで、「ただのフレッシュタイヤインプレ」もしくは「偏平率UP&トレッド縮小効果インプレ」を記します(笑)
期待していたのは初期アタリをマイルドにしてくれることでしたが、想定の6割ほどに留まっています。ベンチマークはrenault1967さんの個体(青)です。
タイヤ重量比較はできていないのですが、「バネ下重量が下がった」かのようなフィーリングを得ています。加速が軽くなっているのです。転がり抵抗の向上は多少あろうかと思いますが、外径が増えていますので、むしろ理論上は加速は鈍るはずです。ひょっとしたらトレッド縮小による接地面積減が更なる転がり抵抗減を生んでいるのかもしれません。後は、外径UPによる遠心力UP?
アクセルオンオフ時の挙動も大変興味深いです。
エアボリュームが増えているので、以前よりも大きいピッチングを予測していたのですが、むしろ逆でした。サスペンションが沈むまでもなくタイヤ側だけで荷重を吸収しているからでしょうか?結果的にいわゆる「アクセルのツキが良い」「クイックなアクセルレスポンス」が得られています。これがスロットル回りのモディファイではなしに達成されているのは大変面白いです。
<高負荷時挙動について~ダンパーは減衰最弱>
操舵の際、荷重の掛り具合と比例したゲインを出してきます。のんびり走っているときは緩やかな挙動なのに、荷重を掛けると一気にクイックに変貌します。旧タイヤに比べてもよりクイックなので驚きます。
旧タイヤに比べてグリップレベルが上がっているので、限界挙動までは至りませんでした。ドライバー側がもっと慣れていく必要があります。
グリップレベルの高まりに自分が適応しきれず、コーナリング中に修正舵やスロットル開度増減を頻発させてしまいました。その都度姿勢が動揺しますので、
初めて自分の運転で車酔いを起こしました!!(爆)
少し減衰を強めることで対処しようと思いますが、このようなボリューミータイヤを御するのはある意味非常に高度なテクニックが求められるのではないかと思います。
今、かなりヘコんでます…(泣)
Posted at 2016/07/22 23:16:00 | |
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ルーテシア・ルノースポール | 日記