スキー旅行に行ってきました。子供たちにスキーの爽快感や雪山の雄大さ神々しさを愉しませたいというのが主眼です。
不肖ながら私、スキーは幼少時から嗜んでおり、ウェーデルンまでできます。でも大学生の時に行ったのが最後で、25年ぶりで本当に久しぶりでした。
少しずつ勘を取り戻す過程で、色々と気付くことがありました。
①ゲレンデを滑走することと一般公道を走行することの共通性
ゲレンデには沢山の他者が思い思いに滑走しています。大きなカーブを描いていたり直滑降でスピードを出していたり、かと思えば突然転倒したり停止したり。斜面も起伏は色々、所々で雪の状態にも変化があります。それら全て周囲の状況を認知して、推測し、自分の滑走プランを即時に判断して実行する。他者の滑走姿勢からその人の技術レベルや転倒可能性を想定したり、集団の様子が見て取れればその中間を横切るラインは極力選ばないとか。
こういった状況判断と操作は、一般公道でのドライビングと全く同じです。現在自分がドライブ中にやっているメソッドは、幼少期からのスキーで培ったものなんだなと気付きました。実際に10歳の娘も「そうそう、それを考えながら思い通りにできた時に、とっても楽しい!」と言っていましたので、娘たちが免許を取得してドライブをするときにはより安全運行できることと思います。
②パラレルやウェーデルンにおける荷重抜重とバイクライディングにおけるそれの共通性
鈴鹿ツインのZコーナーは高い速度域での切り返しが必要です。しばらく素早い切り返しができずに悩んでいたのですが、数ヶ月前にコツを掴んでいました。それは「できるだけバンクを深くしてから切り返す」というものです。切り返す角度が増えるので、バンク角は浅めにしておきたいところですが、その逆です。バンク角を深めればロールも増え、アウト側への遠心力が強まりそれが荷重としてバイクに“蓄えられる”イメージ。その増えて蓄えられた遠心力を利用して一気にバイクを反対側へ、切り返すというよりも跳ねさせる。
この感覚は完全にスキーと同様です。斜面に対してスキー板が鈍角であればあるほど遠心力(=反発力)が強まり、それを伸縮させた膝でぐっと蓄え、サスペンションの如く伸ばすことで一気に解放して切り返しをする。
失敗しても柔らかい雪面に転げるだけで済むので、スキーでバイクの切り返し練習を積むのは効果的だと思います。
この時期雪山ブログは多くありますが、これほどみんカラ的な雪山ブログは他にないと断言しつつ、「馬っ鹿だな~、もっとフツーに愉しめないのかよ…」と嘆きのツッコミが沢山聞こえるような気がします(笑)
P.S.
宿泊した
ホテル、大変お勧めです。「源泉掛け流し」を謳う温泉は数あれど、実は「100%源泉掛け流し」というのがホンモノで、全国でも数件しかないそうです。普段使わない筋肉を使ったので筋肉痛を恐れていたのですが、温泉のお陰か翌日には一切筋肉痛はありませんでした。
設備や料理についても、決して豪華絢爛ではありませんが、綺麗で整っていたり素材そのものの良さを丁寧に引き出すスタイルで、非常に満足度は高かったです。従業員も多国籍ですが、皆心の底からのホスピタリティを持っていることが感じられ、気持ちよく過ごすことができました。
Posted at 2019/01/17 19:07:03 | |
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