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SiSoのブログ一覧

2019年11月29日 イイね!

Triple Freak

先日のtak3さんのKTM納車お祝いツーリングで、「あー、やっぱ公道ツーリングもいいなあ~…。最近色々と特徴のあるバイクが百花繚乱、面白そうだな~」と感じ、試乗行脚してきました。

お祝いツーリングでレンタルしたYAMAHAトレーサー900、ツアラーでありながら機敏さとエキサイトメントが同居していて大変愉しかった。他のレンタル経験としてはスズキのV-Stromとか川崎重工(って漢字で書きたいw)のZ900RS、HONDAのCB1100RSなどありましたが、いずれもツアラーど真ん中だったり、長時間乗車はキツくなるネイキッドだったりして、ちょっと違う。今回は「ツアラースポーツ」「GT」というキーワードでGO。

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<KTM-790DUKE>
街中で見かけたときに「あれ?DUKE390、デザインがちょっと変わったのかな?」と、その華奢さに誤解していたのですが、「外科医用メス」のキャッチコピーを頷かせる究極のライトウェイトミドルでした。パラツインでも優しさよりも鼓動感を強調したタイプで、二次曲線的な加速感はならではなんですが、アクセルオフのピッチングが強くて結構ダイブするフロントダンパーと相まって、ツアラー要素がかなり低い。フロントの切れ込みの軽さといったら、「チャリンコか?」と思うほどで、キャッチコピーは的を得ています。

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<KTM-SuperDUKE1290GT>
数年前にSuperDUKE1200を試乗したときに、かなり過激で「やっぱり公道でリッター超えはありえないな…」と思わされたので、恐る恐る乗りましたが、かなりマイルドに落ち着いていました。重量からくるそれなりの安定感があり、パンチの強いLツインを電子制御サスで受け止める、グランドツアラー然としたバイク。モード切替や電制ダンパーにかなり変化幅があって、いろんな表情を愉しめるところが最大の美点。ただ、それらセッティングは僕にとっては「走行シーンによって変える」本来的な楽しみ方には繋がらず、「自分の乗り方に合わせたらそれで乗り続ける」という、もったいない使い方にしかならないと思いました。マイルドになったとはいえ、やっぱり過剰パワー。
KTM共通評価として、オートシフターのダウンシフト対応はとても良いですね。アップよりもダウンの方が高揚感があります。

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<BMW-R1250R>
一見すると今回のテーマにビシャッとハマる感じですが、ダメでした。
自動車部門はその機械としての精密さが大変素晴らしいプロダクトなのに、どうしてかそこがダルい。ボクサーツインの強い振動を“味”として評価してもらうために、マウントを緩めたのではないかと感じます。

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<BMW-R1250GS>
King of Adventureですね。ポジションだったり車格からは想像だにできないほどの扱いやすさは本当に驚きでした。そしてやはりテレレバーは至高。ロングツーリングではピッチングは少ない方が披露軽減につながります。サーキットライダーでリヤブレーキをほぼ使わないことに慣れてしまった人にも高評価を得られるシステムではないでしょうか。
とにかく、ツアラー要素だけで選ぶなら満点なのですが、今回はパスです。
BMW共通評価としては、オートシフターがお話にならないぐらい酷い!アップ時の変速ショックが酷すぎて、使う気が起こりませんでした。

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<Ducati-Scrumbler800>
試乗したことがあったのですが、下駄バイクとしての良い印象が強かったので、再確認として。
本当に1~2時間だけ、車庫からサラッと出してきて近場をくるっと回ってくる。そういう使い方ならかなり楽しいとは思いますが、テーマに合わず。
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<Ducati-PanigaleV4-S>
すいません、完全に番外です(笑)
伝統のLツインからまさかのV4ですから、そこに興味があって乗らせて頂きました。
とにかく凄い。「凄い」と書いておけばそれでいいんだと思います(笑)
タンクに密着する直線姿勢を取ると異様にフィットしていて、そこがまた恐ろしい…。加速中も「底が知れない」という形容しか思いつかないパワー回転。

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<Triumph-Tiger800>
同門の3気筒ツアラー。何気に色々とフル装備で、面白い選択かもしれません。ただ、DAYTONAとこれの2台持ちというのは流石にキモチ悪い…(笑)
まあとにかく、やっぱりツアラー色が濃すぎるのでパス。

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<YAMAHA-MT09-SP>
初期型に試乗したときに、これまた過激すぎて印象良くありませんでした。でも「かなりマイルドに改良されている」というインプレを多く見ましたので、念のため確認。
結果から言うと落選したのですが、トレーサーと比較したうえで様々な学びを得られた教材でした。
加速に備えて前傾姿勢を取っているのに、出力モードはmaxではないのに、ワイドオープンでフロントが浮いたのには驚きました。トレーサー比ではショートホイールベースでやや前荷重のポジション、でもなぜかキャスター角は1度寝ていて、エンジンスペックは同じながらマッピングを変えられている様子。
初期型の過激さ、というか粗削り感はなくなっているものの、これまた過剰。

ただ、これに乗って得心したのは、「YAMAHAのバイク造りの方向性が素晴らしい」ということでした。XSR900、MT-07、MT-09、トレーサーなどを試乗してきましたし、上記欧州車との比較をして俯瞰すると、「本来バイクの本質であるアジリティを大切にし、絶対にそこはハイレベルを維持する」コンセプトが見えてきました。1.5倍~2倍ほどの価格差がある欧州車たち、モデルによって違うかもしれないのですが、むやみなサスストロークがあったり、腹下で震えるエンジンの慣性が邪魔になったり、常に各部位にズレがあって一体感に欠ける。
他方でYAMAHAは首尾一貫してアスリート然。瞬間的にトップスピードまで達し、その勢いを利用して飛び跳ねて回転し、これまた瞬間的に寸分動揺することなくピタッと静止する。指先に至るまで遅れを取ることなく意志通りに動かせる、そんな器械体操の選手のようです。
思い起こせばDAYTONA675R、これを購入するときの最大のポイントはやっぱり「アジリティ」であって、自身の趣向性がまたもやくっきりと理解できました。

私が16歳になった瞬間に免許を取得して、初めて所有したバイクはYAMAHAでした。
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〇走族だった兄に安くで調達してもらったFZ400R、残念ながらカウルは外され丸目1灯、ヨシムラサイクロンがはまっていた武闘スタイルでしたが…(笑)

その後は主に川崎重工に惚れ込んでいましたが、これはこれでアジリティが低いわけではないし、各部位の締結度合や精密さはしっかりとしていて、とにかく「重厚感ある乗り味を力技で振り回す」というスタイルが最大の美点だと思います。YAMAHAはその重厚感を良い意味で取り払って軽快なコントロール性を美点とする。




呼、

YAMAHAよ!

素晴らしいではないか!!



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そして俺、

3気筒が2台もあるって、

どうなのよ??(爆)


Posted at 2019/11/29 22:02:57 | コメント(9) | トラックバック(0) | TRACER900-GT | 日記
2019年11月20日 イイね!

ルーテシア3RS~9年目車検(ユーザー車検に初挑戦)とシリーズハイブリッド堪能

ルーテシア3RS~9年目車検(ユーザー車検に初挑戦)とシリーズハイブリッド堪能ルーテシア3RS、ちょっとした配管類の刷新があるものの、基本的には消耗品交換だけで済んだので、安心して車検を通しました。

入信前(笑)は、「フランス車って、壊れまくるんでしょ?」とイメージしていましたが、いやはやそんなことはないですね。電球類さえも切れたことはありません。ただこれからは10年経過後の自動車税負担増とか、致命的な基幹部品の故障リスクなどが出てきますので、維持費とにらめっこをしないとならないでしょうが。

この車検が、自身のカー&バイクライフの見直しタイミングと絡んだので、売却という選択肢も浮かんで簡易査定もしました。想定より低価格提示だったのですが、「この名車をその価格で味わえるなんて、コスパ良すぎだろ」というウルトラポジティブな解釈をして(解釈間違い(笑))、継続所有を決めました。

車検整備に出した際の代車がコレ!
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<画像拝借>
初見は、「ああ、日産つながりでNOTEね…。ホントはルノー車が良かったんだけど、まあしゃあないよね…」と淡々としていたのですが、近づいてビックリ。
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<画像拝借>

EVにゾッコンなことをご存じなのか分かりませんが、歓喜してしまいました!
ただ、EVといっても、自分的には「PHEVと並んで中途半端」という評価をしていたシリーズハイブリッド。それでも、日産が注力するモータードライビングをたっぷり堪能できるという点では嬉しい。

現時点での私の考察は、ピュアEVはテスラ一択。ただどうしても高価格がネック。リーフが次点ながら、インフラ並びに運用面でもうちょっと進歩が必要なのと、価格バランスもまだ悪い。とにかく、おそらくバッテリー技術の現状としてはこのあたりのコンパクトクラス(短距離短時間運用用途)が最適バランスポイント。といった判断もあるなかでこのNOTE e-Powerは、研究材料としては面白過ぎなのです!

しばらく乗ってみて、「中途半端」という評価は完全に覆りました。現時点では「ベスト」です。ゼロエミッションではないところは目をつぶる必要がありますが、とにかく充電問題を一切気に掛ける必要がない精神的メリットが高く、低重心からくるドライバビリティ、いきなり最大値がでるモータートルク、静粛性、回生ブレーキによる高効率などのEVメリットを存分に味わえる。

過去の試乗で最も辟易していた「ワンペダルドライブ」についても、思いっきり評価が反転しました。
一旦停止からの左右確認発進や住宅エリア内での細かなストップアンドゴーなど、ここでの「アクセルとブレーキの踏み替えが不要」というメリットが絶大です。既存車だとクリープとか半クラッチでの微速をブレーキで減速調整するわけですが、あくまでも上限速度はクリープ以内。でもワンペダルだと、クリープ以上の速度が欲しい場合は踏み増し、そこから瞬時に停止したければ足首をあげるだけでよい。そしてすぐさま踏み替えなしで発進可能。
これは、幹線道路を左折4回だけするようなディーラー試乗では全く味わうことができない。そのような試乗シチュエーションにおいては、「アクセルを緩めると強烈に減速が始まる」という、既存車から最も違和感の強い部分だけが印象に残ります。ただ、これさえも15分ほど乗り続ければ、減速率を学習して何らストレスなく運用できるようになります。

また、自分で運転中、完全停止時に「踏力を柔らかく抜いて、ピッチングの跳ね返りを吸収する」という作業をいつも行っていると思いますが、この踏力緩和も車側が自動で行ってくれます。これも本当に正確無比。この作業って繊細なので結構気を遣っているのですが、これもまたフリーになるということですごく安楽です。
一旦停止線での完全停止って、「アクセルを抜く→ブレーキに踏み替える→繊細に踏力を抜く→でも最後は軽くキャリパーがディスクを掴んでいる状態を作」り、さらにここから少しだけ前進して左右再確認、必要であればまたブレーキを踏んで上記を繰り返すという、慣れてはいるものの実は相当煩雑な作業です。
これが自動なので一旦停止の履行がしやすくなり、法令順守、安全運転に資するのです。

最後まで残るデメリットは、「コースティング中であっても始終アクセル調整をし続けなければならない」という点だけです。

甚く感動し、webカタログをしげしげと眺めていると、あるじゃないですか、こんなの!
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<画像拝借>

速攻でディーラー試乗しましたが、素晴らしい。ルーテシア車検前だったらどうなっていたことか、というぐらい驚愕。
ボディ補強がしっかり入っていて、出力チューニングもレスポンシブに。これは完全に欧州車とタメが張れるレベルにあります。それでいて250万円~300万円クラスなので、国産メーカーが86BRZとかロードスターとかで開拓しようとしているスポーティーカーカテゴリーではFF部門最高峰だと思います。
余談ですが、逆を言えばやはりFRというパッケージは如何ともしがたいアドバンテージがあると言っているようなものであり、もう一歩展開すると、FRじゃなくてもこんなに面白いのか!と思わせてくれたルノーのDASSはやっぱり最高金賞なのです(笑)

個人的には、nismoはかなり派手なので、チューニングはほぼnismoながら外装だけ大人しめなAUTECHが欲しい。なぜかnismoに比べて30~40万円ほど安い!
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<画像拝借>


そんなこんなとしているうちに、ディーラーでの車検用整備が完了し、初めてユーザー車検に挑戦しました。トレーラー車検で陸運への免疫はできているので、基本的には簡単に思えました。
フレーム番号が、エンジンルームではなくリヤラゲッジのフロアカーペットをめくったところにあるので、それを知らず荷物満載で受検した僕は、検査ラインでドサドサと荷物を下ろす羽目になりました(笑)皆さんお気を付けください。

光軸検査で両目ともハイローともに全て不合格(泣)
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整備にて調整は当然してくれていたのですが、すぐさまディーラーにトンボ帰りして再調整。メカニック曰く「僕たちでも連続不合格をもらうことがあって、正直合格基準が分からないんです…」と脅されましたが、無事2回目で合格。再検査レーンでは、ハイビームをチェックされることなく終了したので、合格基準も検査基準もマジで不明瞭です…(汗)


と、色々と刺激的なお勉強ができてとても愉しかったのですが、9年経っても飽きる事の無い車はルーテシア3RSが初めてであり、こういう関係がこれからどうなっていくかというのも実は「新たな体験」なのです。
車を変えないのに「新たな体験」。胸躍ります!
Posted at 2019/11/20 17:07:26 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2019年11月09日 イイね!

DAYTONA~鈴鹿ツインサーキットvol.42~徐々にシビアな世界へ…

DAYTONA~鈴鹿ツインサーキットvol.42~徐々にシビアな世界へ…












超秋晴れでどの写真にもほぼ雲が映っていません!
平日にもかかわらずかなりの盛況で、トランポも2列目が7割まで埋まっているほど。今日はHIクラスを走る予定なのに、タイヤラックが2段も収まっているファクトリートランポみたいなのも来ていて、ビビります(笑)
お隣は英国の大先輩。こういう嗜みもホント味わい深いですよね。


尚、消費増税実施後、料金が約15%上昇しており、便乗ナントカってやつでしょうか…(泣)

今日はブレーキパッドを交換後初走行。トレーラーに積み込むときにフロントブレーキを掛けたら、傾斜に負けてスルスルと滑りました(汗)。コリャ慣らしがかなり必要かな…と、走行クラスを下げようかと思いましたが、事前にコース外でしっかりと慣らしを済ませ、「速い人との違いを観察する」というミッションを優先しました。


初期バイトが強いのでニーグリップが出来ていないとモロにハンドル荷重してしまいロールを殺してしまいました。ただ、減速Gは変わらないと感じるのに、相当に速度が削れています。何度も1コーナーでバンクができないほどに減速してしまいました。おそらくブレーキングポイントをあと30m伸ばせます。
それでタイムを稼ぐのは癪なのですが、ある程度突っ込んだ姿勢を作らないとロールが生まれないというDAYTONAの特性を考えれば、やらざるを得ません。

ブレーキタッチがシビアになり、それが自重コントロールに影響し、走行ラインまで変えてしまう。前回のパッド交換では感じなかった苦労を思い知りました。

エンジンオイル交換後のフィーリングも上々でした。

HIクラスの走行見学もしておきました。ストレートエンドブレーキングポイントを探る目的ですが、リッターバイクが爆音轟かせ220kmぐらいで突っ込んできて、オートシフターの正確無比なブリッピングが鳴り響くのを目の当たりにするド迫力。でも、僕にとっては心洗われる素晴らしいひと時でした!こんな素晴らしい景色ですから!

いくらパノラマにしたからって、全ては伝わらないですよね…。是非現地を!!

<今後の課題備忘録>
・立ち上がりでパーシャル後バンクが緩めば、怖がらずにすぐに大きくスロットルを開ける。
・ストレートブレーキングは125mから。
・最終ヘアピンはクリップが奥に取れておりOK。
・最終コーナーは再組立て必要。


ガソリン不足もあって1枠だけでしたので、帰りに以前から気になっていた「パイロンパーク」を見学に行きました。

実際見てみるとコンパクトでした。駐車場も小さいので、トレーラーで入っちゃうと出る時が大変、というのが悲しい…(笑)
Posted at 2019/11/09 11:45:35 | コメント(2) | トラックバック(0) | バイクサーキット | 日記

プロフィール

「@147-TS さん そうなんですよね、僕もそう感じていて、カラーリングだけはカッコいいけど、実は全体デザインがミニバイクみたいで非常にマズいと感じます。ヘッドライト形状とリヤカウルの短さが気に入りません。」
何シテル?   04/26 21:52
second take(2022.10) 憧れのALPINAを遂に入手し、SiSo-2.0に進化するような予感がありつつ、でもやっぱり根っこは変わらないだろう...
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