冬季はもっぱらこのようなサイトを穴が開くように観察して、コースコンディションのチェックに励んでいます(笑)
ITがバイクジャンキーにもたらした最高の技術の一つでしょう!(笑)
状況が良さげな日にいつものコースに向かいました。
道の駅でコーヒー休憩していたら、かすかに「シュー…」という音がバイクから聞こえます。拾い上げた水分がマフラーに滴り、蒸発する音かな?と思い蒸気を探すも見当たらず。塩カルもかなり被弾していたので、それが熱されて蒸気が無いのかな?とか軽い気持ちで放置していました。
そして出発してすぐ、駐車場から出る最初の右折で「バイクを寝かしたのにステアリングがついてこない」症状がありました。「あ、これはフロントタイヤのパンクだ!さっきの音はそれだったのか!」とすぐさま停車してチェックしても全く問題なし…。
「おかしいなあ、もう少し様子を見るか」と再度乗車した際に、明らかにリヤ車高が低い。そして再度リヤを確認するとコレ↓
不思議すぎます!!
なんでリヤタイヤのパンクがセルフステアに影響するのか??リヤ車高とステア、もしくはリヤ空気圧(≒路面接地面積)とステアに関係性があることが判明しましたので、バイクのディメンジョンへのヒントになりそうです!おもしれー!!
どうやら道の駅で刺さったようで、幸いにもすぐ近くにガソリンスタンドがあったのでパンク補修剤で修理して頂きました。これがもっと人里離れた奥地だったら大変でした。
摘出した小石は悪意があるかのようにエラく鋭いフォルム。
余談ながらも重要な考察なのですが、このミシュランのカプセルグルーブは、知れば知るほど革新的な形状だと思います。今回のこの小石ぐらいなら、その深いカプセルにさえ入ってくれていればパンクを避けられたかもしれません。そう考えると、浅い溝だけ切ってある他のタイヤと比べればパンクの確率も低いはずで、カプセルグルーブ最高!!(極度のオプティミストバカw)
ガソスタのスタッフさん、「いえいえ、お代は要らないですよ」ですって!!感動しました、やはり郊外の人たちは「困っている人は良心で助ける」という精神が根底にあるのですね、素晴らしい!でもそのご厚意だけは受け取りつつもこちらの返礼をしないわけにはいきませんから、しっかりとお支払いはさせて頂きました。今度お礼のお土産でも持っていこーっと。
行程を早々に切り上げて帰路に就きました。エア漏れの感じも特になく、普通に走れる様子。補修剤も徐々に馴染んできています。
そのとあるコーナー、路面は表面だけウェット、日陰、気温10度、バンク角5度程度、速度30km程度、アクセル開度「ちょっとだけイクべか?」という状況でリヤが大きくスライドしました。ステアリングは20度ほどカウンター舵角がついて思わず右足を出してしまうほど。アノ時のイヤな記憶が蘇りましたが、トラコン凄い!セーブしてくれました。走馬灯のように鮮明に覚えているのですが(笑)、パワースライド時特有のエンジン回転上昇が全くなく、かつオツリも皆無。フェイルセーフとはこれほどに素晴らしいものかと感動!
ただ、状況的に経験的に、絶対にスライドするはずがないものだったので、不思議で仕方がなく現場に戻って検分しました。こういう場合はオイルが疑わしいのですが、それはなかった。
考えられるのは補修剤でできたタイヤ表面の微妙な段差か?瞬間的に路面との隙間ができて、日陰でやや低い路温から低μの条件が重なってブレイクした?
とにかく真相は分かりませんが、今頃になってようやく冬山の怖さを体感したというおバカな話でした。賢明な皆さまは大丈夫だとは思いますが、くれぐれもお気を付けください。
「山奥でパンク、自走不能」→「トランポセレナの出動か?」
と、なぜか心が色めき立ったことはナイショにしておいてください!(笑)
Posted at 2021/01/17 21:20:10 | |
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