東の御仁が「遠路になるけれどそれ以上に楽しい」と最近とみに通っておられる鈴鹿フルコース。
僕が2輪で初めて走ったサーキットがココでしかもレインw。2度目はドライながらDAYTONAで苦戦。
日頃は鈴鹿ツインで小さなコーナーをカリカリ走っている訳ですが、コーナーのRが大きくなるともう途端に多角形コーナリングに。アンチスクワットが高回転でないと掛からないので、エンジンブレーキ高回転で進入、それを逆算して速度マシマシでツッコまなければならず、でもエンジンブレーキが強いのでその後の失速も早く、慌ててアクセル開けると直行、また閉じて寝かすの繰り返し…。なんとSSの難しいことかと技量の低さに嘆いていたのですが、スクワットアングルにあまり影響されず旋回してくれ、なおかつ回転がドロップしても大排気量で持ち上げてくれるTRACERだと、ひょっとして面白いんじゃないかと妄想していました。
気付けば最近、ナンバー無しレーサーはMFJライセンスホルダー相当でしか走らせられなく規約変更され、ウチのDAYTONAは走行会でしか走れなくなってしまったのも、TRACERを持ち込んでみようと思った要因です。
数日前からワクワクしながら夜な夜な保安部品を取り外し、久しぶりにトレーラーを組み立ててTRACERを初積載。なのに当日はハードレイン…、なのですが、そこはTRACER、SSと違ってコンディションを選びません。参加料をパアにすることなく合羽を装備して勇んで参加しました。
「今日はトレーラーに乗っかってラクチンだったのに、ちょっとちょっと、なんか目隠しされてんだけど、ココどこ?ナニすんのよ??」って声がきこえてきましたw
BMWディーラーの走行会なのでS1000RRの大集団、しかもこのイベント、「タイヤウォーマー使用不可」なのです。どうやら走行会に本気組の参加が多くなり過ぎたのでそれを是正するための措置のようです。
ならばツーリングタイヤを履いた我がTRACER、一番時計GETのチャンスがあるではないか!と鼻息を荒くしていたらブリーフィングで、BMWジャパンのテクニカルディレクターがご挨拶、「本日はこんなコンディションですが、BMWの電子制御の素晴らしさをむしろご体感頂ける機会となるでしょう」ですって!(撃沈)
でも面白かったのは、GSも数台おられたことですね。僕と同じような鼻息だったかもしれません。
ただ、私がエントリーしたハイペースクラスでは約4割が走行キャンセルされたとのことです。
20分×3本走りました。S1000RR勢、スパコルやレーステックなどのあんな細溝タイヤでよーやるわ、ってぐらいに走られてました。僕なら走れません。
だって別枠の4輪、ホームストレートで単独スピン、ハイドロなんじゃないでしょうか?(車両破損も軽微、ドライバーもご無事の様子)
さて、冒頭の妄想は現実どうだったか?
基本正解でした!非常に楽しかった!レインで速度域が低いこともあるでしょうが、明確で強いアクションがなくてもナチュラルに旋回をしてくれて、回転がドロップしててもトルクで気持ちよく押し出してくれる、それを体感できました。大きなRの旋回中にアクセルを調整してもラインや挙動の変化が小さい。
絶対速度ではDAYTONAなんでしょうが、ヒリヒリとした緊張感に苛まれずに純粋無垢にコーナーリングを愉しめるのは圧倒的にTRACER。いや、SSを操れない自分なのでタイム的にもTRACERかも。
※カメラハウジングに水滴が付着し続け、視聴には向かないと思われますが、雰囲気だけでも…
ということで、DAYTONAは鈴鹿ツイン、TRACERで本鈴鹿、という使い分けが成立です。
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バイクサーキット | 日記
Posted at
2020/10/12 22:12:06