2012年01月04日
16歳でバイクに乗り始めてから、38歳の今まで、「自分で操作して好きなところに移動できる」乗り物が好きで、かといって走り系、ドレスアップ系、改造系のようにどこか一部門に傾倒していくということはなく、普通の車好きとして生きてきました。国産や外車、セダンやワゴンや軽や四駆など、いろんな車に乗ってきましたが、27歳でBMWに出会い、それまでに味わったことのあったVWやベンツなどにも共通するドイツ車の哲学にものすごく感銘を受け、以降は「もうこの先の人生はドイツ車以外は考えられへんなあ~」と、勝手に達観したつもりでいました。ただ、このあたりで、自分の志向性はホットハッチ(+MTでNAエンジン)にあることを自覚し始めます。
そんなこんなでVWルポGTIを試乗もせずに一目惚れして購入し、ドイチェンホットハッチを堪能しまくりました。しかしその後は結婚など人生の変化もあり、クロスレシオMTのホットハッチなんて所有しずらい環境となり、しばらくは国産ファミリーカーでモノクロな車人生を送っていました。
その後、ある程度生活環境が整い(我慢の限界でもあり・・・)、趣味としてホットハッチでも所有できるようになりましたので、色々と物色を始めました。しかし当時は各社エンジンのダウンサイジング+過給機&2ペダルMT化がどんどん進んでいる状況で、なんとか候補に挙がったのがとあるイタリア車でした。それも、「ターボエンジンでドイツ車よりも長めのアシがあんまり気に入らないけど、MTのホットハッチはもうこれぐらいしかないから、ええか・・・」という、ちょっと妥協を伴った選択でした。見積もりも頂き、あとは調印のみという段階で、とある師匠に「ルノーはどうや?ルーテシアRSは、2.0L-NAで6MTやで?」と提案を頂き、すぐさま試乗に向かいました。
それまでは、フランス車といえば、“チープで壊れやすい”という勝手なイメージに囚われて、全くのノーマーク状態でしたので、検討リストにさえも入ってませんでした。ノーマークどころか、「フランス車なんて、どこに魅力があるのか分からない!」という、ネガティブイメージを持っていました。
で、試乗してみて・・・エンドルフィンだばだばでした!!内装のチープさは否めませんが、まずもって「あ~やっぱり自分はNAが好きなんだな!」と再認識させられ、かつ、排気音にやられました(僕はこの車のハイライトとしてDASSの次に排気音を挙げます)。最近のトレンドは、ドライバーと車の間にデバイスをバンバン挟み、“自分が操っている感”を削ぐ方向にあるのに、この車は古典的にドライバーとの対話をさせてくれます。のろのろ走行でロードノイズを聞いているだけでも楽しめる車です。
そんなこんなで、37歳にして初めてルノーの深遠なる世界観に触れ、瞬く間にその魅力にとりつかれてしまったルノー初心者ですが、皆さん色々とご教示くださいますよう、何卒宜しくお願いいたします!
Posted at 2012/01/04 14:47:06 | |
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ルーテシア・ルノースポール | 日記