
“口だけマイスター”ですから、実はDucatiのSSには乗ったことがありませんでした。そりゃイカンだろ、ということで、デビューしたての1199(S)に試乗してきました。今更気になる848の中古車を横目に見つめながら・・・??
うおー、乗りやすい!トンガッた怖さが感じられない。ステップへの荷重をしても、ボディ側で上手く溜めてくれるというか、スパッと切れ込むでもなく、鈍重なのでもなく、素直なロール特性だと感じました。ハンドル角度も変えてあるのかな?結構開き気味&立て気味で、今までのSSで一番楽でした。
でも、アクセル全開時の、ちょっと脳味噌が置いていかれる感じはやはりリッタークラス。目のフォーカス機能も付いていけず、ぼんやりと三途の川が見えたりして(笑)。でも、これでもフルパワーじゃないんですね。フルパワー化する人達って、ホンマ尋常じゃないなー・・・。
全体デザインはカッコいい部類に入りますが、僕にはいまひとつ響いてこないです。
尖閣問題並みに議論沸騰のサイレンサーですね。一部には「騒ぐほどじゃないよ」という意見もあったので、気持ちはニュートラルにして眺めたのですが、やっぱり“破壊的にダメ”です。折角シートレールとリヤタイヤとのクリアランスが大きくてカッコいいのに・・・。
Sの贅沢装備のフロント回り
リヤタイヤ、エッジにロゴが入ってる!「ロゴが消えるまでバンクさせなっ!」っていう挑戦状ですね。
アルカンタラ調のシート、オプションです。純正は滑りやすいとのこと。
この液晶モニター、ドットが細かくてスゴク綺麗でした。
イグニッションオンにすると、Ducatiマークが浮かび上がった後、イルミネーションの演出があります。スクリーンへの映り込み(下の写真の赤色LED)もカッコいい。
クランクケースカバー、つま先がガンガン当たる。というか挟まりっぱなし。とりあえず的な加工(パテ後バリバリ)をしたにも関わらず、です。
距離を稼ぐエキパイの処理、萌えます。
エンジンブロックに直接マウントされたリヤショック。振動するエンジンにマウントされているのをこれだけくっきりと見せられると、リヤタイヤへの影響とトラクションフィールの劣化が心配になります。でも乗ってみた感じは全然普通でした。不思議~。
昔試乗したMonsterやHyperMotardの方が、唐突なアクセラレーションで辟易した憶えがあります。国内仕様のデチューンの味付けがほとんどなのでしょうが、ちょっとの差かもしれないけどやはり前傾姿勢こそが本来のバイクコントロールに適している、という当たり前のことを再認識しました。
総じて、「DucatiのSS」と構えることなく、むしろとても乗り易いバイクだと感じました。
(って、なんともアッサリな総評だこと…)
Posted at 2012/10/17 21:38:44 | |
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バイク試乗 | 日記