
「ファーストカー」とは「順位イチバンの車!」と勝手な解釈をする僕にとっては、ルーテシアRSがファーストカーです(馬鹿)が、世間一般的に言うファーストカーとしては、Mercedes Benz-B170を所有しています。今回これに買い替えました。↓
Volvo-XC60-T5(MY2012)
B170は限定車でスポーツサスが入っており、家族車としてはかなり厳しい乗り心地でした。いわゆる家族車であっても、良い部類の“硬い脚回り”ってありますが、こちらは悪い部類の硬さでした。ストロークもないし突き上げもキツイ。スポーツサスの入っていないスタンダードを試乗しただけで、「スポーツサス入りの限定車がお安いよ!」とのお勧めに乗っかり、それを試乗せずに買ったのがいけませんでした(限定車の試乗車なんてほぼ無いでしょうが)。
半年ほど前からゆっくりと検討を重ね、他候補車としてはBMW-X3、Audi-Q5と競ったのですが、やはり4駆は使用頻度が低いのでその分の設備コストが過剰投資になります。Q5は天下無双のDSGと、完全に頭一つ抜きんでているデザインの高級感に嫁共々高評価だったのですが、改めて触れたVolvo社の特性と特化度合に感心しました。
「雄大で厳しい自然の残る北欧の大地を長時間長距離移動し、その道中乗員の安全と快適性を最優先する」というコンセプトのもと造られたクルマ、説明を聞けば聞くほどそこへの半端ではない特化度合がよく分かります。
・ 3点シートベルトを開発したのはVolvo社であるが、それを独占せず公開している
・ 2次元(スリップなどの、あくまでも前後左右方向の挙動)での衝突安全にとどまらず、3次元(2次元+横転)の衝突安全を研究実践している唯一のメーカー
・ 後席まで全てのシートベルトにプリテンショナーを装備している(他メーカーではプリテンショナーは前席までがほとんど)
等々。とても好感を持ちました。
購入したモデルには、city safety(対物衝突軽減システム)とhuman safety(対人〃)が装備されております。更には、ドライバーアラートコントロールやレーンデパーチャーコントロールなども。
見れば見るほど安全が徹底されています。下記写真では見えにくいですが、「city safety」ロゴの下にカメラやセンサーが埋め込まれています。(さわやかな快晴の秋空の映り込みを撮ったわけではありません・・・)
このロゴ、好きだなあ・・・。
全体のインプレッションとしては、やはりものすごく快適さが際立って感じられます。サスペンションの躾具合、車体剛性、シートベルトを引き出す時の異様なまでの軽さ(ちょっと細かいことかもしれませんが、乗り降りの度にする動作なので意外と重要)、シンプルなコックピット、巨大なラゲッジルームとそれを日常使いとレジャー使いで変化させられるユーティリティ。一点だけ気になったのはギアボックスのコントロールで、発進時にラフにアクセルを開けると、一瞬フューエルカットをするらしく、ややギクシャク感があります。が、慣れれば問題ありません。
動力は2リッターターボにDCT。加速感もまさに「スルスル」といったフィーリングで安楽。
シートベルトの引き出しやすさに一役買っている出口形状
乗り味は、普通な中にも高い快適性を感じます。快適ゆえに普通さを感じるのか。
これぐらい分厚いタイヤの車に乗るのは超々久しぶり。これだけあれば衝撃もかなり吸収してくれますね。
何気に刻印されたXCロゴ。ちょっとイイ感じ。
コックピットも特筆すべきです。家具などのインテリア関係でも北欧デザインは、“独創的なものでもシンプルに表現する”傾向を感じます。結果出てくる製品は、
奇抜ではないけれどもどこか独創的で、不思議な落ち着きがあります。そんな特徴がこの車のコックピットにもあり、運転していてとてもリラックスできます。
サイドミラーは大きくて見やすいし、シートは電動なうえヒーター付きで、運転手は本当に癒されます。
本当の木材を使ったコンソール。使い込むうちに色味に深みがでるとのディーラーマン談ですが、本当かな?車内の日射は厳しいので、褪せるだけかも・・・?反りや割れも心配。
※後記※昔と違って今は、表面にだけスライスした木材を貼っており、反りや割れなど起こらないとのことで、安心しました。
インナードアハンドルからG文字状にデザインされたメタルアクセント
FFでクーペとSUVのクロスオーバーというカテゴリー、絶妙な位置づけです。守るべき子供がまだ小さい我が家には今まさにジャストフィットするクルマです。一度は所有するべきブランド(安全と快適性を重要視する欧州車のなかでも、そこをとことん極めた欧州車)だと思え、Audiはこの先いつでも構わないけど、Volvoは今がベストだと判断しました。というか、Volvoが特化して考える“自動車にまつわる様々な危険性”をこの車を通して理解することができ、カーライフそのものへの考え方の幅を拡げてくれる期待ができます。
中間決算絡み、マイチェン前の在庫セールという時期的な好条件もあり、満足感の高い買い替えでした!
以上、ホットハッチャーやSSライダーの皆さんには全く琴線に触れない報告でスイマセ~ン!(笑)
Posted at 2012/10/07 10:46:59 | |
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Volvo-XC60 | 日記