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しろ。のブログ一覧

2022年08月01日 イイね!

知られざるGS Fの機能

知られざるGS Fの機能ブログトップ画像をご覧ください。
エアコンの設定温度表示が、運転席側には23.0と表示されていますが助手席側には何も表示されていません。

納車前に販売店からいただいた写真を眺めている間に気になっていて、「たまたまデジカメでうまく写らなかったんだろう」くらいに思っていましたが、納車されてエンジンをかけて販売店を出たところで、やはり助手席側は表示されていないことに気づきました。

「もしかして壊れたまま納車されたのか…!?
販売店の保証なしを了承して購入しているけどこれは自費修理か…?」
などと考えを巡らせつつ、とりあえず自分でいろいろ試してみようと思いましたが停車できるスペースが見つかりません。
気にはなるけど仕方がない…と、とりあえず帰る方面の高速道路に乗り、最初のSAに停車していじくり回してみたところ、なんとか助手席側の設定温度も表示されたので一安心していました。

その後、納車された喜びや入院が迫っていたことへの不安にかき消されてこの件をすっかり忘れていましたが、今日ふと思い出し、取説PDFを調べてみることに。

GS Fのエアコンは「3ゾーンエアコン」が採用されており、運転席・助手席・後部座席の温度設定や風向きなどを個別に変更することができます。
さらに「S-FLOWモード」という機能が搭載されており、これは
フロント席のみに送風し、助手席に乗員がいない場合は設定温度、外気温度などを判断して、運転席のみに送風する(状況によっては、リア席にも送風する場合があります)」
という機能のようで、例えば乗員がドライバー1人の際にエアコンの負担を低減し燃費向上に貢献してくれるようです。



画像赤丸で囲った箇所がS-FLOWのON/OFFボタンで、このS-FLOWがONになっている場合に助手席の設定温度表示が消えることが分かりました。ブログトップ画像を改めて見ると、S-FLOWボタンのインジケーターがONになっていることが確認できますね。

このS-FLOWモードはL10系GSで初採用されたようですが、最近ではトヨタ系ミニバンにも採用車種が増えているようです。確かにミニバンのような広大なスペースを誇る車種ほど、ドライバー1人で運転する際の後席や3列目の空調は無駄が多そうです。
GS Fの場合どの程度燃費に貢献してくれるのか。当面の間、自分1人の際にはS-FLOWをONにして乗ってみて、燃費の推移を見守るつもりです。

え、焼け石に水?
いやいや意外と極悪燃費のクルマほど、こういうところで稼ぐ燃費の影響が大きいかもしれませんよ?(笑)



GS FにはS-FLOWモード以外にも「え、こんな機能が?」という機能がありました。

1つはASC(アクティブサウンドコントロール)についてです。
共用パーツが多いだけにRC Fと一緒くたに語られがちなGS Fですが、ASCのスピーカーは
GS F:フロント&リア(ASC OFF可能)
RC F:リアのみ(ASC OFF不可能)
と差別化が図られています。
RC Fは純粋なスポーツカーとしてのベクトルが強く、GS Fは上質なサルーンでありながらスポーツセダンとしても使えるオールマイティさを売りにしていることがこんな点からも伺い知れます。

もう1つはマルチインフォメーションディスプレイについてです。
(こちらはRC Fも同様のはずです)

GS FのマルチインフォメーションディスプレイにはGモニターや後輪左右のトルク配分を表示する機能がありますが、マルチインフォメーションディスプレイにいずれかを表示した状態でステアリング右の「・(決定ボタン)」を押すと、タコメーターリング内にも同様の内容を表示され視認性が向上します。
取説上では「詳細表示」と呼ぶそうですが、Gモニターは詳細表示にすることでMAX 1G→MAX 1.5Gまで表示することができます。



こういう機能たちは取説を見れば書いてあるものですが、面倒臭いから取説を読まずに自身で操作しながら覚えるという方が多いハズ。自分も最初はそうやって覚えていきますが、それでも分からない機能は取説を見て知っておきたいタイプなんです。
「今使っていない機能なんて、どうせ使わないから調べるまでもない」
「搭載された全ての機能を把握した上で、必要な機能は使い不要な機能は使わない」
この2つは同じ「使わない」でも意味が全く違うと思っていて、自分は後者の考え方です。「知った上でも不要なら使わない」と判断したいんですよね。ただの貧乏性なのかもしれませんが😂
Posted at 2022/08/01 14:55:19 | コメント(3) | トラックバック(0) | GS F | 日記
2022年07月29日 イイね!

国産FRスポーツセダン最速の一角

国産FRスポーツセダン最速の一角国産FRスポーツセダン最速に最も近い一台です。
走行性能、快適性能、質感、安心感、どのジャンルにおいてもハイレベルで様々な用途に対応できるオールマイティさがこのクルマの長所です。
Posted at 2022/07/29 17:30:09 | コメント(0) | クルマレビュー
2022年07月16日 イイね!

[扁桃摘出]手術、入院、退院記

扁桃摘出手術が終わり、1週間の入院を終え退院してきました。
今回受けた手術は、正式には「口蓋扁桃摘出術」と言うそうです。

みんカラで誰が興味あるんだという内容になってしまいますが、たまたまWeb検索で引っかかった元モー娘。の保田圭さんのブログが手術を受ける決意に繋がった経緯があり、同じように悩んでいる方を後押しできたらと思い記述することにしました。
※症状に個人差があり、場合によっては口蓋扁桃を摘出しても腫れる方がいたりと必ず良くなるものではないため、最終判断は自己責任でお願いします。



【7月7日(木) 手術前日】

個室希望でしたが生憎空きがなく3人部屋に。自分以外にいたのが1名のみ、かつ物静かな方でしたので、あまり気にせず過ごせました。
普通の食事が出たこともあり、晩ごはんあたりまではリラックスしていたものの、その後は翌日が手術だと思うと恐怖感が強くなり、なかなか眠れませんでした…。



【7月8日(金) 手術当日】

まずベッドで点滴を投与されます。数日点滴を続けるため、町医者で使われるような使い切りタイプではなく、針は体内に刺したまま、体外で管のみを着脱できるタイプのものでした。

朝食は採らず、手術室までは看護師の方に付き添われ歩いて向かいました。
「おお、医療ドラマの撮影現場みたいだ…」
「いやこれ本物だからw」
と心のなかで一人ボケツッコミする自分(笑)

手術台に乗り、様々な数値を計測する器具を取り付け、口に吸入器を取り付けられ医師の指示通りに数回深呼吸を繰り返していると、意識はすぐに無くなりました。



トントンと軽く揺すられながら「終わりましたよー」の声で目が覚めると、既に手術は終わっていました。時計を見ると所要時間は1時間程度で、痛みも何もありません。全身麻酔すごい…。

部屋に戻る際はベッドのまま搬送され、部屋に着くと酸素吸入器を取り付けられました。2時間はベッドから動けないので(尿意を催した場合は尿瓶…)大人しくしているか、と思った瞬間、すぐに自身の体の違和感に気づきました。
鼻から息を吸えるけど、吐けない…!
鼻から息を吐こうとすると口の中に空気が溜まってしまうんです。喉から鼻方面へのルートが遮断されている感覚で、その時の様子は、陸の上にいるのにまるで水の中で溺れているような感覚でした。
仕方ないので乾燥覚悟で口でなんとか呼吸しますが、口呼吸だと肺に送れる空気の量が少なく、また無意識に鼻で息を吐こうとして「フゴッ」と喉を鳴らしてしまう始末。痛みではありませんがなかなか辛かったですね…。

しかもこの日は、安倍元首相が銃弾に倒れるというショッキングなニュースが流れていて大変驚かされました。1週間近く経ち様々な周辺事情が見えてきたとはいえ、安心安全な日本も変わりつつあるのだな…と実感しますね。

この日は終日飲食禁止でした。水も飲めません。代わりに点滴で栄養と抗生物質が投入されます。点滴の管の繋ぎ目が十字になっていて、2つの液剤を同時に体内に流す様を初めて見ました。
酸素吸入器は術後2時間を経過したあたりで取り外されました。

手術中に同室の方は退院されていたようで、夕刻には違う方が入院してきました。この方のいびきがなかなか強烈な重低音タイプで、自身も呼吸への違和感が強く、この日はほとんど眠れませんでした。



【7月9日(土)~ 手術後】

やっと食事が出ました。ご飯粒が見えず味のしない白い汁と、お味噌汁っぽい味のする茶色い汁の流動食。それでも久々に飲食できることがありがたかったです。

入院中の食事は三分粥、五分粥、全粥と徐々にお米っぽさが増していき、おかずも少しずつ硬いものに変わります。
「全粥を食べられるようになることが退院の目安」と医師の先生からお話がありましたが、患部はすぐ治るものではないらしく(口内炎って治りづらいですよね)、お米っぽさが増すほどに食べる際の痛みが強くなるため、完食できる割合が減少していきます。
というのも、喉の痛みに加え全体的に腫れた舌奥両脇の痛みが酷く、咀嚼するのが非常に辛いんです。舌を動かすことがかなり辛いので、食べ物が歯と頬の間に挟まってしまったりするともう大変。普段は自身の舌を動かして簡単に取れるものが取れないためうがいで取ることになります。が、そのうがいも舌を自由に動かせないため大変で、自身の体が思い通り動かないことへの苛立ちがすごいです。高齢の方はこういう心理でキレやすいのかもしれないな、と学びましたね。
あと喋るのも辛いです。できるだけ筆談やLINEしたいくらいに。(笑)

退院2日前には3人部屋の中央のベッドに患者さんが入院し満室に。この方もいびきが酷く、しかも前述の重低音いびきの患者さんとは違う高音タイプ。重低音「ズモォォォ」と高音「ンガァァァ」で綺麗なハーモニー…にはならず、ただの不協和音でした😓 耳鼻咽喉科の患者だけに仕方ないのですが…。

この頃から喉の痛み、舌奥両端の痛みに加えて耳も痛くなり始めました。これは「放散痛」という、のどの痛みが耳の痛みとして感じられるものなんだそうです。



【7月14日(木) 退院】

毎日早朝に医師の先生の診察を受けますが、経過は順調とのこと。
毎晩同室のいびきであまり眠れなかったこともあり、可能な限り早く退院したい旨を伝えたところ、この日での退院が決まりました。

退院といってもまだ完治はしておらず、患部の出血が止まらなくなった場合は再度全身麻酔で止血のための手術になるので気をつけてくださいと指示がありました。

退院当日の朝に「がらがらうがい」をしたところ、口内の皮膚がボロボロっと流れ出てきました。口内を除いてみると患部に血が滲んでいます。どうやら、患部のかさぶたが自然に剥がれるのを待たずに外的要因で剥がれてしまうと、それが原因で出血に繋がるのだそうです。そのため「がらがらうがい」はNGで、「ぶくぶくうがい」で済ませる必要があるのだそうです。今回は血が滲む程度で済みました。

退院当日の診察でも経過は問題ないので予定通り退院しましょう、とお墨付きをいただき退院し今日に至りますが、未だに普通の食事は取れておらず、リゾット的なものを作ってもらっています。
とはいえ徐々に良くなっていることは実感していますので、結果的に手術は成功と思って良さそうです。10日くらい経過したあたりで診察を受けますので、そこで最終判断ということになりそうです。



今回摘出したのは「口蓋扁桃」ですが、扁桃は口蓋扁桃に加え「咽頭扁桃」「耳管扁桃」「舌根扁桃」で構成されており、口蓋扁桃を摘出しても他の扁桃が役割を果たしてくれるため、本来思春期を過ぎる頃には小さくなる口蓋扁桃が小さくならない場合、近年では切除しても問題ないとされているようです。



これまで何度も苦しめられてきた慢性扁桃炎、これでおさらばできるはず!
来月には完治しているはずですので、オフやツーリング等のお誘いお待ちしております😊
Posted at 2022/07/16 15:49:37 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日常のネタ | 日記
2022年07月03日 イイね!

GSFを考察しながら入院の準備

GSFを考察しながら入院の準備■入院に至る経緯

社会人になりたての頃から、扁桃炎で40度近い高熱を出し一週間程度寝込むことがありました。当初は二年に一度くらいの頻度でしたが徐々に間隔が短くなり、最近では二ヶ月に一度くらいの頻度に。プライベートの予定や仕事にも支障をきたしていました。
ストレスが原因とも聞きますが、現在抱えているストレスがすぐに無くなるまたは無くせるような状況ではありませんので、上手く付き合っていく選択肢しかありません。
流石にこのままでは自身も辛いし周りにも迷惑をかけてしまうため、日頃お世話になっている内科だけでなく耳鼻咽喉科にも相談に行ったところ

「普通の方より扁桃(※)が大きいですね。
一年に四回以上発症する方には扁桃摘出を勧めています。
必ず発症しなくなるわけではありませんが摘出によって改善する可能性はありますから、ご本人が希望するのであれば手術しても良いでしょう」
※扁桃は以前は「腺組織」と考えられており「扁桃腺」と呼ばれていましたが、腺組織でないことがわかったため、現在は「扁桃」と腺をつけないのが正しい呼称のようです。

とアドバイスを受けましたので、この機会に扁桃を摘出することにしました。
初めての全身麻酔手術になりそうです。

手術自体は片側30分の計一時間で終わるようですが、その後切除部の傷口が治るまでは痛みでまともな食事が摂れないため、一週間程度入院して様子を見るようです。どうやら切除部分にかさぶたができてそれが剥がれるそうで…ちょっと怖いです💦

この手術に際して病院から「コロナウイルスに感染すると手術日程がリセットされてしまいますので、入院二週間前からは感染予防のため県外への外出は控えてください」と言われており、こっそり6月28日のワンメイクにGS Fで応援に駆けつけようと思っていた計画が頓挫してしまったのです…。県内にいれば感染しないというわけではありませんが、病院側の立場としてはそう言わざるを得ないという点もあるでしょうから、こればかりは仕方ありません。

コロナ禍のためただでさえお見舞い不可なのに加え、病室にWi-Fiが無いという今時なかなかあり得ない環境での入院ですが、SNS等文字ベースのサイトを見るくらいならデータ通信量はさほど気にしなくて良さそうですし、みんカラを見る頻度は普段より増えそうです(笑)


■GSF考察再び

GSFが我が家に来て二週間ほど経ち、だいぶ慣れてきました。
それなりに大柄なはずなのに不思議とそれを感じさせないのは、ボディ剛性の高さに加え引き締められた足回りのおかげでしょうか。ただしゼロ発進はIS F以上にボディの重さを感じさせるのが残念です…。

ますはエキゾーストから。
ASC OFFでもIS Fと比べて音質が調律されているように感じます。例えばエンジンを掛けた時のサウンドが、クロスプレーンV8にありがちな「ドロロロ…」ではなく、やや高めの共鳴音を含む「ルロロロ…」に聴こえます。上手く伝わると良いのですが😅
ASC ON、かつSPORT S+(前後スピーカー再生)でレブ付近まで回したサウンドを何度か聴きましたが、改めてこの高揚感は素晴らしいです。和音を心地良く感じる様に近いといえば伝わるでしょうか。その心地良さに程よいワイルドなサウンドが加わって盛り上がり、ピーク時にはまるで体がゾクゾクッと震えてくるようです。


次は納車されて気付いた装備について。



助手席ドア内側を夜に撮影しましたが、インサイドドアハンドルとその少し下から後方にかけて光るアンビエントが確認いただけますでしょうか。



後席は前席同様のアンビエントに加え、シートのドア側まで照らされます。前席はシフトパネル付近を照らすアンビエント(ルームミラー下部に埋め込まれています)があるため省かれているのでしょうか。最近のクルマと比べるとまだまだ暗めなのは、GSの設計年次が古いことも影響していそうです。

ベースモデルのGSも全グレードでアンビエントが搭載されているのか、グレードによって装備されるものなのかは不明ですが、こういった装備に加えて
・全てのドアノブにロック/アンロックのセンサーが搭載されている
・シート位置はもちろんエアコンの設定(温度、ゾーン設定等)までキー毎に記憶される
このような点からもEセグメントらしさを感じます。

一般的にはこのようなエボリューションモデルのベースはスポーティモデルという印象があり、GS Fの場合F SPORTがベースなのかと思いきや、
・後席エアコン&オーディオ操作パネル
・3ゾーンエアコン(運転席、助手席、後席)
・電動リアウインドウサンシェード&手動リアドアサンシェード
といった装備から、走行性能はさておき、装備的にはversion Lがベースになっているようです。
だったらなぜプラズマクラスターorナノイーを省いた!?と聞きたくなります…

他車の装備を調べていないので勝手な推測ですが、車格的なライバルであるM5やEクラスAMGも同じような装備を搭載していて対抗しているのかもしれません。または同時期にRC Fが存在していることで、
「様々なシチュエーションをオールマイティにこなせるGS F」
「よりドライビングプレジャーに特化したRC F」
と、あえて違う性格を持たせたのかもしれません。


最後に燃費について。
まだ二回しか給油できていませんが(一度目の給油はタンク半分からのスタートのため満タン法で計測できず)、燃費はIS Fと比べてやや良くなっているような気がします。定常走行域ではアトキンソンサイクル(圧縮行程でバルブを遅閉じ)とすることで燃費向上を図っているそうで、IS Fは10・15モードで8.2km/lだったのに対してGS FはJC08モードで8.2km/l。JC08モード燃費は10・15モード燃費の85%と換算できるらしく、IS FはJC08モード換算で6.97km/lになるようです。ちなみに、IS Fで340回給油した平均燃費が7.13km/lでした。
ということは、GS FはIS Fと同じシチュエーションであれば実燃費7km/l台後半を狙えるかも…?それでも航続距離を考慮すると燃料タンクは70Lくらいあってもよかったのではと思ってしまいますが。(IS F:64L、GS F:66L)


GS Fは販売台数がかなり少ないことで情報が非常に少なく、社外パーツの少なさはもちろんのこと、純正の仕様についても知らないことだらけです。
今後オーナーになられる方向けに、気付いたことはなるべくブログに書き留めていければと思っています。
Posted at 2022/07/03 23:49:28 | コメント(8) | トラックバック(0) | 日常のネタ | 日記
2022年06月25日 イイね!

GS F、納車

GS F、納車愛車紹介関連はアップロードしていましたので既にご存知と思いますが

GS F、無事納車されました。



20日の納車当日、14:00にIS Fで自宅を出発。
途中、守谷SAに立ち寄りIS Fに登録されている個人情報を初期化しましたが、画面のボタンを押しても音は鳴るのに反応しなくなりました。
別れを惜しがっているのかな?なんて思っていると、1分くらい経って初期化が完了。
単純この処理は負荷がかかるようで不具合が発生したわけではなさそうでしたが、初期化作業自体に「ああ、遂に手放すんだな…」と哀愁を感じました…。

ほぼ予定通りの15:30に販売店に到着。
既に準備はできており、書類に捺印して車両の内外装チェックを済ませ、16:00には見送られて販売店を出ていました。
販売店の担当の方が理解のある方で「担当やお客様によっては1~2時間説明に費やすみたいですが、色々お詳しいですしすぐ乗りたいでしょうから手短に進めちゃいますね」ということでスムーズに進めていただけました。ありがとうございます。
そんな担当さんの愛車はダッジ・チャージャー6.4L。同類です(笑)

ブログトップ画像はお別れ時のものです。
何シテル?で「悲しい」と書きましたが、Z33の時にはここまで悲しさを感じなかったのはなぜだろうと思い出してみると、Z33は近くに住む義弟に譲ったため、IS F納車時に車がまだ残っていたからでした。

というわけで納車されたGS F。
印象としては、GSというクルマのポジション通りではありますが、これまで所有していたIS Fと一時期所有していた父のLSとのいいとこ取りのように感じています。



【インテリア】


インテリアは同じマウス風リモートタッチを搭載する車両ということもあり、40系後期LSに近いデザインでだいぶラグジュアリー。
最新レクサス車でも前後に置くパターンが多い中、左右で置けるカップホルダーが非常にありがたいです。
これから仲良くなりたい異性を乗せるのであれば、前後カップホルダーで誤って手が触れてしまい恋のはじまり…みたいな期待をしたいところですが、妻や部下を乗せることがほとんどで、単純に取りやすさを重視します(笑)
リアガラスには電動サンシェード、リアサイドガラスは手動ですがサンシェードが装備され、後部座席の肘掛けにはエアコン・オーディオ操作パネルが装備されています。
ショーファードリブンにしてはスポーティすぎますし、後席操作パネルはこの手のクルマには要らないと思います…。



電動リアサンシェード



後席オーディオ・エアコン操作パネル




ディスプレイはLSと同じ12.3インチですが、LSでは画面右側に常に表示されていた情報表示がフレキシブルになり、右画面表示を消して全画面で地図を表示したり、左画面をTV、右画面に地図という表示も可能になりました。

G-Link liteを契約しましたので、ディーラーで最新版地図データ(ちょうど2022年5月版が出たばかりでした)を更新しマップオンデマンドを有効にしました。
既に最新版地図データ後の地図更新があったらしく、自動的にダウンロードが始まりましたがさすが4G。3Gと比べてあっという間にダウンロードが完了しました。

地図データ更新のためディーラーに赴いた際に、販売店では不可と言われていたメーカー保証の継承ができることが判明しました。
来年11月までではありますが、この間に悪い部分を洗っておきたいところですね。自身で乗っていても不具合は無さそうですし、ぱっと見た感じでしたがディーラーの方も「だいぶ程度良さそうですね」と言っていましたので、大きな問題はない個体と思われます。

野良の中古車のためラウンジに入れなくなり、コーヒーも紙コップになるかもですが、そもそもディーラーにお邪魔する頻度はそれほど多くありませんし仕方ないことですので諦めます。それより、「野良オーナーはコーヒーがインスタントになります」と言われたほうが悲しみます(笑)




メーター内のインフォメーションパネルの操作がサクサクで快適です。
目的地設定するとルート案内もこちらで行ってくれます。タイヤ空気圧も標準で表示してくれるのがありがたいです。
10系GSが登場した時に驚いた、必ず定位置に戻るウインカー。「モーメンタリー式」と呼ぶそうです。
物理的なタイプの場合、ステアリングを戻すと「カチッ」とレバーが戻る音でウインカーが消えたことを認識できますが、電子タイプはレバーが戻らない=物理音が鳴らずにウインカーが終わるので、乗り始めは違和感がありました。
また、高級時計が時を刻む音をイメージしたと言われる「カッチ、カッチ」のウインカー音が高速域で聞こえなくなるのですが、ウインカーの音量は調整できるそうですので、予約している保証継承手続き時にディーラーで確認してもらいます。



【エクステリア】


IS Fのようにコンパクトなボディに無理矢理詰め込んだことが伝わるマッシブなデザインではありませんが、レクサスのデザインモチーフであるスピンドルグリルやLポジを除けばオーソドックスなセダンスタイル。
ベースとなるGSが、レクサスFRセダン三兄弟の次男としてそういう役割を求められていたのでしょう。(その結果、ESにその地位を奪われるとは皮肉なものです…)
リアのマフラーカッターも全体デザインと同様IS Fと比べると控えめですが、「羊の皮をかぶった狼」好きとしてはこれはこれで好みです。




何より好みなのがこの赤丸部分。ボディ端がスパッと切り落とされ、内側とあえて段差を設けたデザインはF80 M3/F82 M4でも採用されていましたね。




デイライトはヘッドライト「AUTO」で作動します。
デイライト点灯時にはポジション灯より明るく点灯する、本物のデイライトです。




ダークグレー塗装のドアミラーカバー。
Bピラーも同色で統一されていますが、あまり評判がよろしく無かったようで最後の一部改良で艶ありブラックに変更となったようです。
車内の前席エアコン吹き出し口付近が同じダークグレーで、ここと合わせるためのこの色だったのでは?と推測していますが、何分GS Fの情報がWeb上には少ないので真相は不明です。
よろしければ皆さんもインテリアの写真と見比べてみてください。



【走行性能】

走行性能はもちろんIS F譲りで、より洗練された印象を受けます。
ステアリング操作がIS Fと比べてスムーズに感じるのは、IS Fにスペーサーを付けていたことが原因なのか、タイヤが終わりかけていたからなのか…。
特筆すべきはAVS(減衰可変ダンパー)で、標準の乗り心地がこの手の車にしてはだいぶソフトで驚きました。

ドライブモードセレクトの「CUSTOMIZE」では
・パワートレーン制御 [Normal/Power/Eco]
・シャシー制御 [Normal/Sport]
・エアコン制御 [Normal/Eco]
を自身で組み合わせることができます。
そこで、シャシー制御のみをSportにしNormalと比べてみました。すると、Sportではきちんと引き締まった乗り味に変化し、自身で乗っていたIS F(TOM'S Advox Sport仕様)に近い硬さに感じました。
ここまで制御が変わるのであれば、人を乗せたりまったり市街地を走る際にはシャシーNormalで上質なサルーンとして快適に移動し、ワインディングや高速ではシャシーSportでスポーツセダンとしてキビキビした走りを愉しむ、という使い分けができそうです。といってもさすがはFモデル、シャシーNormalでもフワフワしているわけではなく、コーナリングではしっかり路面を掴んでくれます。




ドライブモードセレクトは、取説を見ると

【NORMAL】
通常の走行に適している
【SPORT S】
トランスミッションとエンジン制御によりアクセルレスポンスを向上
【SPORT S+】
SPORT Sより早いタイミングのシフトダウンにより高いエンジン回転を保持、素早い変速を行う。さらにステアリング応答性、サスペンション制御、VDIM制御が変化する
【ECO】
アクセルペダルの踏み込みに対するトルクの発生が緩やかになり、エアコンの作動を抑え燃費を向上させる

とあり、SPORT Sではシャシー制御が入らないようです。そのため、CUSTOMIZEを
・パワートレーン制御 [Power]
・シャシー制御 [Sport]
・エアコン制御 [Normal]

にし、SPORT SとSPORT S+の間を埋める仕様にしています。
SPORT S+はアクセルを抜いても低いギアを維持して回転数を維持する傾向があり、一般道で使うとガソリン垂れ流し&ギクシャクしそうなため、使い所はサーキットがメインになりそうです。
ECOは…使わないでしょうね😅




賛否両論というより否が多いであろうASC(アクティブサウンドコントロール)。

「偽物のエンジンサウンド」を嫌う方が否定していると思われますが、個人的にはアリで、実際のエンジンサウンドに合うように出力しているため違和感は少ないです。
ドライブモードセレクト「NORMAL/ECO/CUSTOMIZE(パワートレーン制御NORMAL時)」では作動せず、「SPORT S/CUSTOMIZE(パワートレーン制御POWER時)」ではASC専用のリアスピーカーのみ、「SPORT S+」では低回転時はリアスピーカーから、高回転時には同じくASC専用のフロントスピーカーからも音を出力するようです。

【参考記事】音をデザインし車両との一体感を高める「アクティブサウンドコントロール」
https://response.jp/article/2015/11/26/264974.html


排ガス・騒音規制が非常に厳しい世の中ですし、他者に迷惑をかけずにドライバーだけに高揚感を演出できる良い仕組みだと思うのですが、純粋なエンジンサウンドだけでも心地よいエキゾーストを調律できた、クラシックカーや90~2000年代前半のスポーティカーこそ至高!という方々には認めてもらえないのでしょう。
自分も1JZ-GTEのサウンドは大好物ですが、タイヤの摩擦音すら厳しく規制される世の中になってしまった以上、当然メーカーも従来のような排気音の大きなクルマを生産するわけにはいかず、特殊音で演出するのは仕方のないことだと考えています。
プライベート専用車なLFAやフェラーリ、ランボルギーニのようなスーパーカーであればともかく、普段遣いからサーキットまでを1台でこなすオールマイティな車両なら尚更です。



クルマを乗り換えると、自身を新しいクルマに慣らすまで約1ヶ月程度は運転が非常に疲れてしまう自分。そういう意味でまだGS Fの本質を味わえていませんが、10年の進化は十分感じ取れています。
上を見ればキリがありませんが、今の自分の立場とクルマの使い道を考えると、悪く言えば中庸、良く言えば高性能寄りオールマイティなこのGS Fという選択肢、やはり間違っていなかったと改めて思っています。

GS FとNDロードスター、互いが互いの無いモノを補完し合う2台とともに、内燃機関の終わりを楽しんでいければと思っています。
Posted at 2022/06/25 19:39:03 | コメント(9) | トラックバック(0) | GS F | 日記

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何シテル?   11/06 15:40
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