
前回のブログでIS Fを降りることをお伝えしましたが、乗り換える車の支払い手続きが終わり点検整備に入りましたのでこれを以て正式な所有と判断し、次期愛車を発表します。
次期愛車は
レクサスGS F
になりました。
写真はイメージですが仕様はほぼ同じです。
リアルでお会いしたことのある方からは
「F80 M3を選ぶと思った!」と思われたかもしれません。実際、一度は「M3」に乗ってみたいという思いを強く持っていました。
先日M2コンペティションに乗られる赤芋さんに楽しいコースを試乗させていただき、BMWの駆け抜ける喜びを実際に体感していたのでM3へかなり気持ちが傾きましたが、昨年亡くなった父の「俺がずっと外車に乗ってこなかったのは息子に外車を乗らせないためだ」という、遺言に近い言葉がどうしても頭に浮かんでしまいました。
地方都市の年配層にはまだまだ輸入車に対するイメージをアップデートされていない方が多く、輸入車に乗り換えると「儲かってるねぇ〜」という、妬み嫉みに近い目で見られることもしばしば。対外的には謙虚をポリシーとする父にとって、そのようなイメージは余計なトラブルの元と考え、なるべく避けたかったのでしょう。
ですので自身の中でも「その考えもう古いよ」という思いと「仕方ない部分もあるよね」という思いが交錯していますが、会社は父が作り上げたものですので、継いだばかりの自分がいきなり手のひらを返して父の意向に逆らうことは、父の生き様を否定するようなものだと考えました。そのため、輸入車の購入は父から受け継いだ会社を自分の力で立て直すことができた時にそれを「独り立ち」と見なし、それ以降に購入を検討することにします。
レクサスも輸入車とイメージ的に大して変わらないのでは?と思うところではありますが、IS F購入時にそこまで文句を言われなかったことを考慮すると、父的に「国産車はOK」という見解だったようです。もしレクサスもダメだと言われてしまうとだいぶ選択肢が減ってしまうため、ここは自分からのせめてもの抵抗も含まれています💦
国産車の最大のメリットは、高温多湿で渋滞が多く、車にとって非常に過酷な環境である日本でも壊れないように造られた安心感です。IS Fを10年近く所有して致命的なトラブルがほとんど発生しなかったことを考えると、国産車の安心感というのは、車は好きでも細部に詳しくない自分にとっては心強いポイントです。
では国産車で何を選ぼう?と考えた時、ボディタイプはやっぱりセダンになってしまいました。どんなに時代が流れトレンドが変わったとしても、自分の中ではセダンが一番カッコいいカタチなのです。プライベート専用ならクーペも好みですが、ビジネス用途も考慮するとセダンです。
そのセダンを国産車から選ぶ場合、そもそもセダンのラインナップが縮小傾向の中でかなり限られてきますが、IS Fから乗り換えても不満が出ない車となると、GS Fが真っ先に浮かびました。
現時点で国産最速セダンですし、わんこを飼い始めたことで後部座席にケージごと載せることも考慮するとIS Fより大きめなサイズがいいなと思うことが増え、そのような点からもGS Fがマッチしました。
今後の国産最速セダンになるかもしれない、今秋日本発売が噂されている「IS500 F SPORT Performance」。先日何シテル?に書いたように、現行IS300h F SPORTの展示車両をディーラーでチェックした印象としては20系ISよりタイトさを感じる点があり、またFモデルではないためサーキット走行時にはブレーキや冷却系のアップデートが必要となりそう。であれば、最後のFモデルセダンになるかもしれないGS Fしかない!という結論でした。後継モデルが存在しない=新モデルへの羨望が湧かないのも精神衛生上ありがたいです(笑)
GS Fはディスプレイの高さがフロントウインドウに近く、運転時の視線移動が少なくいのも評価ポイントです。L10系(と呼べばいいのでしょうか)GSシリーズのインパネデザインは評論家の方々からすると「少し古めのデザイン」のようですが、20系ISから乗り換える自分には十分先進的で、しかも父が乗っていた40系LS後期に少し似ているので「たまに思い出すこともあるかも?」という考えも心の片隅にあったかもしれません。
これまでと比較すると、IS F→GS Fという乗り換えはかなり変化の少ない車選びになりました。これはIS Fが満足度の高い車だったことが大きいと思っています。降りはしますが本当にいい車でした。
さて、乗り換えることになったGS Fの初年度登録は
2018年11月です。
初期型を選べばもう少しリーズナブルな物件は何度か出てきていましたが、なぜこの年式を選んだのか。個人的に大きなこだわりがありました。
以下、Wikipediaより引用です。
こだわりについては下部で説明しますので、読み飛ばしていただいても構いません。
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■2015年11月25日
「GS F」を発売。
4代目「GS」に実施されたマイナーチェンジと同時に発売が行われた。ボディカラーは、「ホワイトノーヴァガラスフレーク」、「マーキュリーグレーマイカ」、「ソニックシルバー」、「ソニックチタニウム」、「グラファイトブラックガラスフレーク」、「レッドマイカクリスタルシャイン」、「ラヴァオレンジクリスタルシャイン」、「ヒートブルーコントラストレイヤリング」(メーカーオプション)の全8色を設定する。
インテリアでは、シートマテリアルが「アルカンターラ/ セミアニリン本革」、インテリアカラーは「ブラック」が標準設定。また、メーカーオプションのセミアリニン本革シートを選択した場合、インテリアカラーは「ブラック」に加えて、「ブラック&アクセントホワイト」、「フレアレッド」、「ブラック&アクセントオレンジ」の3色が追加となる。また、オーナメントパネルは、「本アルミ(名栗調仕上げ/ミディアムシルバー)が標準設定。「カーボン」、「フォージドコンポジットカーボン」がメーカーオプションとして設定されている。
■2016年9月21日
一部改良。
新たに“F”モデル用に開発したNAVI・AI-AVSを標準装備。ショックアブソーバーの減衰力を最適に電子制御し、ロール姿勢の最適化・ステアリングレスポンスの向上を図ることで優れた操縦安定性とフラットな乗り心地を両立。また、ナビゲーションのコーナー情報から予め制御を行うことで優れた旋回性能を確保した。合わせて、電動パワーステアリング、VSCのチューニングを実施した。
ドライブモードセレクトに、CUSTOMIZEモードを新たに設定。パワートレイン、シャシー、エアコンの各制御の組み合わせをドライバーの好みで選択可能とした。
AMラジオが聴きとりにくい地域でも、FM放送でAMラジオの番組が聴けるワイドFMに対応した。
ボディカラーは、「マーキュリーグレーマイカ」に替わり「ダークグレーマイカ」を設定した。
■2017年8月31日
一部改良。
予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」の機能を拡充。レーダークルーズコントロールに全車速追従機能を追加したほか、レーンディパーチャーアラート(ステアリング制御機能付)に替わって、レーンキーピングアシストを採用し、運転支援機能を強化した。
インテリアカラーには「ブラック&アクセントフレアレッド」を追加設定し、5色展開とした。
ボディカラーは「ラヴァオレンジクリスタルシャイン」が廃止され、全7色に変更となった。
■2018年2月1日
特別仕様車「F 10th Anniversary」を限定発売。
“F”誕生10周年を記念した特別仕様車「F 10th Anniversary」を設定し、2月1日から先着順で予約受付を実施することを発表。同年5月に台数限定(25台)で発売された。
エクステリアは、新規開発されたボディカラー「マット マーキュリーグレーマイカ」を採用したほか、専用CFRPリヤディフューザーや、専用チタンマフラー/ブルーサテンマフラーバッフルを採用し軽量化。パフォーマンスダンパーの採用とともに、走行性能の向上を図った。また、BBS製鍛造アルミホイール(10本スポーク)は「専用ブラック塗装」を施したほか、専用ブルーブレーキキャリパーを特別装備とした。
インテリアでは、“F”のシンボルカラーであるヒートブルーをモチーフとした専用インテリアカラー「ブルー」を採用。トータルコーディネートされた、セミアニリン本革ブルー&アクセントホワイトハイバックスポーツシート(前席)/専用セミアニリン本革ブルーシート(後席)、ブルー&アクセントホワイトステアリング/シフトノブ、ブルーカーボンオーナメントパネル、アニバーサリープレートを特別装備とした。
■2018年5月10日
一部改良。
走行中に見えにくい併走車の存在を知らせるブラインドスポットモニターを標準装備に変更。また、ボディカラーには「ネープルスイエローコントラストレイヤリング」(メーカーオプション)が追加され、全8色となった。
■2019年10月1日
一部改良。
外観は標準設定の軽量鍛造アルミホイールにマットブラック塗装を、ドアミラーとBピラーガーニッシュにブラックの配色が施され、Brembo製ブレーキキャリパーはオレンジに加えて新色のブルーの選択が可能となった。内装は内装色の「ブラック&アクセントホワイト」において配色が変更された。足回りではサスペンションが改良され、ステアリングブッシュの剛性を高めるとともに、リヤトーコントロールアームブラケットがアルミダイキャスト化された。
■2020年9月7日
折からのセダン市場の慢性的な冷え込み・縮小などに伴う販売不振のため、元となったGSも含めて販売終了。これと同時に公式ホームページへの掲載を終了した。今後は既存のプレミアム・スポーツクーペであるRC Fや2021年2月に北米で発表されたIS 500 F SPORT Performanceが事実上、間接的な代替車種となる。
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F 10th Anniversary、または2019年10月以降の最終モデルが最良であることは言うまでもありませんが、F 10th Anniversaryは扱いが難しいマットボディカラーのため普段使いには適しませんし、最終モデルはタマ数が少なく中古市場に出てきても新車くらいの価格で販売されておりコストパフォーマンスがよろしくありません。
そこで、個人的にどうしても外せない
・NAVI・AI-AVS(減衰力の電子制御)
→走行性能と乗り心地を両立させやすいため。あるチューナーにGS Fの足回りについて話を聞く機会がありましたが「AVS付きは社外より全然いい」とのこと。
・ドライブモードセレクトに「CUSTOMIZEモード」追加
→お気に入りのセッティングをすぐ呼び出せるのがとても便利そう。
・ワイドFM
→ラジオが音質の良いFMにシフトしつつあるため。
・全車速追従レーダークルーズコントロール
→仕事での移動時に非常に重宝するため。
この4点が含まれた2017年8月31日以降のモデル、
かつ自身が希望するメーカーオプションである
・マークレビンソンあり
・ムーンルーフなし
・インテリアパネルはカーボンまたはフォージドコンポジットカーボン
・ボディカラーはホワイト、ブラック、グレーのいずれか
上記装備のモデルが偶然見つかり、購入に至りました。
マークレビンソンは「エキゾーストがBGMだから不要!」(キリッ と考えIS F購入時は非搭載車両で妥協しましたが、LSのマークレビンソンを聴いたときに「車格の違いもあるかもしれないが違いをしっかり感じられるものだな…」と後悔しましたので、今回は搭載車両を絶対条件としました。
ムーンルーフはあっても開けることがほとんどありませんし(開放感はロードスターで味わえばいいかなと)タバコも吸いません。GS Fでもサーキットを走るつもりでいますので、車両上部の重量増による挙動への悪影響を考慮すると無しが理想。IS F購入時も同じ理由でレス車両を探し、こちらは後悔することがありませんでした。
インテリアパネルは本アルミ(名栗調仕上げ/ミディアムシルバー)が標準ですが、車好きとしてはやはりカーボンは外せません。IS Fでもカーボンインテリアパネルに換装していたくらいですし。(嫁ぎ先決まりました😅)
ボディカラーはIS Fと同様にオールマイティーな使い方を考慮すると落ち着いた色を選びたく、ブラックが第一希望でしたがその他の条件をクリアする車両がホワイトだったため、ホワイトになりました。
内装色はブラック&アクセントホワイトです。
内装のホワイトは汚れが気になるところですが、展示車両が使用感を感じないくらい良い状態で、汚れそうな箇所がブラックになっていることで汚れが目立ちにくいのかもしれません。
今回のGS F、同じレクサス車でもIS Fとの大きな違いは
野良の中古車であることです。
とはいえG-Link Liteは加入できますし、デメリットはディーラーのラウンジが使えないくらいですが、ラウンジは車検や純正部品交換時にお邪魔するくらいでしたので年に2、3回しか用事がありませんでした。
ディーラーには1年前から「GS Fの認定中古車が見つかったらお声がけください」と伝えていましたが、結果的に地元のディーラーには1台も入ってこなかったようです。こればかりは仕方ありません。
というわけで、来月初旬にはGS Fとのカーライフが始まる予定です。
IS Fはプライベートでもあちこち出かけましたが、それに加えて仕事でも走行距離が多かったため過走行気味でした。今回は環境が変わって走行距離は減りそうですので、10年後の走行距離はIS Fより少ないはず。
大事に乗っていこうと思います。