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2022年08月29日 イイね!

開発主査が上梓された書籍を購入

開発主査が上梓された書籍を購入クルマ自体には興味があってもあまり興味が無かった開発主査(※)。
そんな自分が開発主査に興味を抱くことになったきっかけは、レクサスIS(20系)の福里健さんとフェアレディZ(Z33)の湯川伸次郎さんでした。また、IS Fの矢口幸彦さんの考えにも共感し結果的にIS Fを所有することになりましたし、続けてGS Fを選んだ一因でもあります。
※実際は企業により呼称や職責が微妙に異なりますが、責任者という意味合いで「開発主査」と記載しています。ご了承ください。



今から17年前の2005年末。
当時レガシィツーリングワゴン(BH5D)を所有していましたが、このレガシィのおかげでクルマの楽しさに目覚めてしまい、次に乗りたいクルマを検討しているところでした。皮肉なものです…。

候補は
日本上陸間もないレクサスの量販車種として期待されていたIS(20系)
当時選択肢の少ない国産クーペの一角であったフェアレディZ(Z33)
クリス・バングル「ブックシェルフデザイン」の中で最も好みだったBMW 5シリーズ(E60)
の3車種でした。

何度も申し訳ありませんが国産縛りで早々に5シリーズが候補から外れ、ISとZの一騎打ちに。結果的にはMTに乗りたい思いが強かったこと、そして今は亡き名チューナー・田名邊秀樹さん率いるパワーハウス・アミューズのエアロに一目惚れしてZ33を選ぶことになりました。


2006年2月から2012年11月まで所有していたZ33。
自身で所有していたという補正もありますがZ34、RZ34よりも好きなデザインです。

改めて、そのZ33と後継モデルZ34のCPS(チーフ・プロダクト・スペシャリスト:商品力責任者)を勤められたのが湯川伸次郎さんでした。



10日ほど前、Yahoo!ニュースで偶然湯川さんの記事を見かけ目を通してみたところ『2002年、「奇跡の名車」フェアレディZはこうして復活した』という書籍を上梓されたそうで、その抜粋記事でした。

Z33、Z34のCPSを担当された後、2009年3月に日産を退職された湯川さんは大学で非常勤講師を勤められ2012年1月に日本電産に入社。2020年9月に退職され、現在は経営コンサルティングをしつつ、大学の非常勤講師を勤められているようです。
このような経歴から、Z33開発秘話は勿論、ビジネス面でも参考になる内容があるかもしれないと思い、kindleで購入してこの度読了しました。
文中でさまざまなエピソードが語られていますが、その中でも特に興味深かった箇所を引用してみようと思います。



アウトバーンでR34スカイラインGT-Rとポルシェ911カレラの性能比較をするために270km/h走行にチャレンジした際の記述。

開発陣の方々もこのようなイメージを持たれているんだなと感じました。
車体が大柄だと態度が大きくなるドライバー、一定数存在しますよね。
言い換えると小さい車は煽られやすいうことでもあり、妹が「ヴィッツに乗っている頃には散々意地悪されたのに、ハイラックスサーフに乗り換えたらそういうことが殆ど無くなった」と話していたことを思い出します。



2002年の日本カー・オブ・ザ・イヤーをアコード/アコードワゴンが受賞した際の記述。



CLアコードは個人的に好みなクルマではあるのですが、発売から間もないにも関わらずカー・オブ・ザ・イヤーを受賞したことが当時物議を醸しました。
つまりこれは「エビカニ接待」のことを暗に皮肉っているのでしょうね…。口を利いていない人の中には、きっとディーゼルゲート時にVWを一生懸命擁護していた某ヒョウロンカも含まれているのでしょう。
※個人の見解で事実かどうかは定かではありません



現在の愛車についてです。

今でもフェアレディZロードスターに乗られているとは驚きです。確かにご自身が中心となり世に送り出した車だけに愛着は人一倍なのでしょうね。



コスト削減について。

トラブルの話をよく耳にする、Z33後期〜Z34のクラッチレリーズシリンダーがプラスチックに材質変更されたことも含まれているのでしょうね。



引用はしていませんがZ33のCVE(チーフ・ビークル・エンジニア:設計開発責任者)はR35 GT-Rで名を馳せた水野和敏さんで、Z33を3万ドル(当時の日本円で300万円)で販売することに対して「そんなことできるわけない」と反発したそうです。
結果的に当初は3万ドルで販売されたからこそ、競合車種に対する価格優位性により販売台数が好調だったのかもしれませんが、もし水野さんの主張が通り、販売価格が高くなってでもより走りを楽しむために妥協しなかったなら、ノーマルのZ33をサーキットに持ち込んでも周回できたのだろうか…なんて想像してしまいますね。
ただ、そもそもこの時期の日産はコストを度外視した販売を許容できる状態では無かったでしょうし、ユーザーからも「高すぎる」とそっぽを向かれ販売不調、後継モデルの開発凍結によりZ34〜RZ34が存在しないという世界線も否定できなくなりそうですが。



退職に至る経緯、日本のものづくりへの危機感、日本電産での仕事ぶりなど、自伝といっても差し支えないような書籍でした。
クルマ好きの方なら楽しめる内容だと思いますので、ご興味があれば是非!
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0B8Z5YLWK/ref=ppx_yo_dt_b_d_asin_title_o01?ie=UTF8&psc=1
※ただの販売ページへのリンクで、アフィリエイトリンクではありませんのでご安心ください
Posted at 2022/08/29 22:47:22 | コメント(1) | トラックバック(0) | フェアレディZ | 日記
2022年08月21日 イイね!

サーキット走行に向けて

サーキット走行に向けてサイズおよび車格的に乗員の快適性を重視しつつも、サーキットを走らせることを前提に造られたクルマであるGS F。

この「サーキットを走らせることを前提に」という点が重要で、以前所有していたZ33は、スポーティグレードにはBremboキャリパーが奢られていてサーキット走行も視野に入れているのかと思いきや、冷却面の対策はほとんどされておらず、純正のままではすぐ水温・油温が上がってしまいまともに走ることができませんでした。そのため、ラジエーター交換、エンジンオイルクーラー新設、オイルパン増量、ブレーキダクト新設などの対策を施しました。
その点、レクサスFシリーズは純正仕様でも冷却面の対策がある程度なされていて、同じTC2000でもZ33と比べ温度上昇が控えめだったと記憶しています。
そういう意味で、数値的パフォーマンスは高いもののRZ34の冷却面はどうなんだろうかと不安が残ります…。

ただし、そんなFシリーズも純正ブレーキフルードはDOT3.1。サーキット走行前提のクルマなら純正でもせめてDOT4を使ってほしいものですが、購入層のほとんどはサーキットを走らないだろう、走る人は勝手に自分で変えるだろうと想定しての選択かもしれません。要するにコストカットですね。

DOT3.1でのサーキット走行は不安が多く、年末のワンメイクドライビングレッスンのフリー走行でFSWを走るつもりですので、事前にブレーキフルードを手配し、本日交換のためGS Fを預かっていただきました。引き取りに来て頂いたところでクルマの話から仕事の話まで長々と話し込んでしまい、時計を見たら1時間半経っていました…😂
預けて1時間後くらいに社長から着信があり、作業前に念のためレクサス店に作業内容を確認したところ「うちでやるから持っておいで!」と言われたので預けてもいいですか?と確認が。「構わないですよ~」と伝え、急遽ディーラー作業になりました。

というのも、ある時期以降のレクサス車は、IS Fを含む以前のレクサス車とブレーキフルード交換要領が異なり、より高機能な診断機を使わないとトラブルが起きる可能性が高くなってしまうとのことでした。ショップにも診断機はあり、IS Fは対応可能だったようですが、ある時期以降のレクサス車のブレーキフルード交換には対応していないようで、ディーラーが気を利かせて提案してくれたそうです。

ちなみに、先程作業が完了しGS Fを受け取りましたが「1回サーキットを走ったらローターが終わりそう」とのことで、年明けにはローター&パッド、さらにフルード交換という流れになりそうです。

作業前にショップの社長がディーラーに確認してくれたおかげで未然にトラブルを予防することができました。ショップとレクサス店はオプション取付作業などで付き合いがあり、両者の日頃のお付き合いが上手く行っていることを伺い知れるやり取りでした。ショップ社長の人柄のおかげでもありそうです。



さて、今回交換したブレーキフルードは
Billion スーパーブレーキフルード「Class6」
です。初物を選んでみました。

詳しくはBillionの商品説明ページ
https://www.billion-inc.co.jp/billion2006/Brake_Fluid/class6/class6.html
をお読みいただきたいのですが、DOT5.1の沸点規格をクリアしつつ「スポーツモードを使用しても制御が完全にカットできない車両のスポーツ走行/サーキット走行にマッチングします」という文言に興味をそそられました。

田中ミノルさんが扱うパーツはほぼ全て「ここがこうだからオススメなんだよ」と理論的な説明があるため、理屈っぽい自分にズバッと刺さってしまうのです。その上、スイフト所有時にECU交換でTM-SQUAREさんにお邪魔した際に田中さんに直接お会いしたことがありますが、腰が低く笑顔が素敵な方だった点もBillionを選択した理由の一つでした。

GS Fのカタログを見ると電子制御(VDIM:Vehicle Dynamics Integrated Management)はフルカットできるようですが、GS FのVDIMには
・通常のVDIM制御である「NORMAL」
・ドライバーによる制御範囲を拡大した「SPORT」
・制御なしの「OFF」
の他に、基本的にはVDIM制御OFF状態としながら、万が一の際には制御を効かせる「EXPERT」というモードが用意されています。ドライブモード「SPORT S+」時にVSCスイッチを短押しすることでメーター内のドライブモードの隣に「EXPERT」と表示されますが、まだ使ったことがありません。山形ツーリングの峠で試してみれば良かったな…。






プロドライバーではありませんし自身の腕には自信がありませんので、サーキットを走る際はこのEXPERTモードで走るつもりです。

Billionの説明によると、制御システムをカットできない車両に高粘度のブレーキフルードを使用した場合、制御システムにブレーキフルードの圧力伝達スピードが追いつかないという状況が発生し、不安定な挙動に陥ってしまうことがあるそうです。そこで、EXPERTモードで制御介入時の安全性をより高められる点を重視し、低粘度タイプである「Class6」を使用してみることにしました。

低粘度タイプは寒冷地や降雪地域にマッチするそうで、これはつまり「ブレーキに熱が入っていない状況における制御介入時の安全性が高まる」ということでもあり、サーキット以上に危険な運転者が多い(と自分は思っています)普段乗りの緊急ブレーキ時には高粘度タイプより安心感がありそうです。
ただしブレーキの剛性感は高粘度タイプに劣るため、フルブレーキング時に「ブレーキ効かねぇぇぇ」と不安になる可能性があり、継続使用するかどうかの判断は実際にサーキット走行してから判断しようと思っています。

パーツレビューへのアップはある程度乗ってからですね。普段乗りで変化を感じられるものでは無いでしょうけれど😅
Posted at 2022/08/21 18:48:48 | コメント(3) | トラックバック(0) | GS F | 日記
2022年08月15日 イイね!

気になるあの子の行方

気になるあの子の行方お別れしてからずっと気になっていたあの子の行方。
我々一生懸命探しました、
スタッフ(?)一生懸命探しました、
そしてお父さん…やっと見つかりました。


GS Fを購入したショップは基本的に走行距離少なめの車両しか販売しないそうで、売却時点で「下取ったIS Fはオークションに出します」と聞いていましたが、どうやら元愛車IS Fは現在愛知県にいるようです。
Goo-netで発見しました。
https://www.goo-net.com/usedcar/spread/goo/15/700020256530220706001.html


これだけの走行距離を走っていながらこの金額で販売されるのは、車種の希少性もあるのでしょうけれど、元オーナーとしてはそれだけカスタムポイントも評価していただけたのかなと思うとなかなか嬉しいものですね。買取価格は半分以下でしたが…💧


走行距離はさておき、手塩にかけて育てた自慢の愛車です。
ご興味のある方は、自分の愛車紹介を見ていたければほぼ全ての整備記録と取付パーツが網羅されているはずです。その他質問事項などありましたら遠慮なくどうぞ。


どんな方に買われるのか興味津々です。


※追記
別ルートからオークションでの売却価格を知ることができましたが、下取り額を考慮すると販売店がかなり乗せているようです。急ぎでない場合、少し待てば販売価格を下げてくる可能性は少なく無さそうです。
Posted at 2022/08/15 15:29:39 | コメント(3) | トラックバック(0) | IS F | 日記
2022年08月13日 イイね!

祝・みんカラ歴19年!

祝・みんカラ歴19年!8月12日でみんカラを始めて19年が経ちます!
<この一年のみんカラでの思い出を振り返ろう>




19年…毎年思いますが、みんカラとは長い付き合いになりました。
みんカラは当初オートビレッジというサイトでね…と話し出すと老害認定されてしまいますのでそろそろやめますw



この19年の間に、メインカーの馬力が
160PS → 260PS → 294PS → (480PSは2週間だけなのでカウントせず) → 423PS → 477PS
と乗り換えるたびに上がり続けてきましたが、これより上の選択肢を考慮すると、今後の乗り換えで上昇することは無さそうな気がします…。



■愛車について

GS Fはその性能、車内の快適さなどからドライビングプレジャーを伴うビジネスエクスプレスとして満足していますし、ロードスターは今の時代に合った「日常の速度域こそ楽しめる、感性に訴えかけてくる車」として満足しています。そのため、この2台がガソリン車としての終着駅になりそうです。
プライベートカーであるロードスターを降りる場合、その頃には貴重な存在になっているかもしれない純ガソリン車を選ぶ可能性はありますが、GS Fの後釜として次に購入するのはHVをすっ飛ばしてBEVかもしれませんね。
ちなみに妻の愛車ジュークについては、「DS4に乗り換えない?」と軽く振ってみたところ「私まだジュークを気に入っているから降りるつもりはない」とのことでした。2台持たせてもらっている夫としては、本人がそういうつもりであれば、長く乗ってくれたほうが費用が抑えられるのでありがたいですね。

今年は仕方ない事情があったとはいえ車を2台購入するという暴挙を犯してしまいましたので、この2台を長く乗ることで「無駄遣いでは無かった」と自分自身に言い聞かせながら証明していこうと思います。



■みんカラにおけるスタンスについて

この話単体では書くつもりはありませんでしたが、上記だけでは内容が薄いかもと感じたため、この機会に自分のみんカラにおけるスタンスをご説明しようと思います。
皆さん様々な考えを持って参加されていると思いますし、どれが正しい、どれが間違っているというのを決めるのは自分ではありません。誰かを否定するわけではなく、あくまで「自分はこういう考えです」という主張としてご覧いただければ幸いです。


(1)相互フォローについて

相互フォロー(※)は特に意識しておらず、こちらが興味を持った方をフォローするという姿勢を今後も維持します。そのため、相互フォローを期待される方で自分がフォローしていないことに不満を抱かれる場合は遠慮なくフォローを解除していただいて構いません。もちろん、自分からも「こちらからフォローしてるんだから相互フォローしてくれよ!」と言うつもりは一切ありません。
※相互フォローをみんカラ内で「みん友」と呼ぶことにいまだに違和感があります。それならば以前のお友達仕様で良かったのに。


(2)フォローし続けることへの是非について

「一度フォローしたらずっとフォローし続けないといけない」という縛りはお互いにとって無意味だと考えています。状況の変化によりこちらからのフォローを解除する場合がありますので、この点もご了承いただけると幸いです。
逆に、自分への興味を失った方も遠慮なくフォローを解除していただいて構いません。恨みや怒りといった負の感情は一切抱きませんのでご安心ください。

みんカラは「Web上において、基本的にはクルマとそれに関連する情報で」繋がるSNSです。現実世界の知り合いとの関係を断絶するのとは違い、興味を失ったらフォローを解除することは悪いことではないと思いますし、後日また興味を持った時にはフォローし直すこともアリだと思っています。
さすがにみんカラで知り合って、実際に一度でもお会いした方とはWeb上だけの関係では無くなっていますので、余程のことが無い限り突然切るつもりはありません。念のためお伝えしておきます😅


(3)フォロー・フォロワー数について

「フォロー・フォロワーが多いと偉い、ステータスだ!」と考えて闇雲にフォロー数を増やす-もしそのような方がいるとしたら、その方のタイムラインは本当にその方が求めているタイムラインなのでしょうか。

そもそも自分は大人数のオフ会が苦手です。全員のお顔と愛車を覚えられず一人ひとりの印象が薄くなりがちです。一桁台の人数でクルマを並べて談笑するくらいが居心地が良くて、一人ひとりときちんと向き合えて好きです。

フォローしている方の投稿全てにイイねを押す「なんでもイイね!」も苦手で、自分は本当にイイね!と思った投稿にしか押していません。ですので、例えば事故の画像などに「イイね!」は「いや、良くないだろ…」と思ってしまい押せません。
この点においては、Facebookの「いいね」「超いいね」「大切だね」「うけるね」「すごいね」「悲しいね」「ひどいね」という、意味の異なる意思表示はとてもいいと思います。これなら「見たよ+意思表示」となるので「なんでもイイね!」ではありません。みんカラでもぜひ採用していただきたいですね。

このような考え方の自分だから余計にそう思うのかも知れませんが、数稼ぎのフォローで興味の薄い情報にタイムラインを埋められて、本当に興味ある情報を探しづらくなってしまうのは本末転倒なのではと思ってしまうんです。そのため自分は、自分にとって有意義な情報を集めるために、また、今後実際にお会いして交流を深められそうな方とやり取りするために、「なんでもイイね!」にならないように、フォローには慎重でありたいと考えています。



最後に、場合によっては不快にさせてしまう内容もあるかもしれない、自身が思うことをただ書き散らしているだけのアカウントをフォローしていただけて、とても感謝しています。フォロワーの皆さん、本当にありがとうございます。
今までもなるべくそう心がけてきましたが、今後も見ていただいた方に有意義となる話題をご提供できればと思っていますので、よろしくお願いします。
Posted at 2022/08/13 14:05:41 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日常のネタ | 日記
2022年08月06日 イイね!

GS F、仕様変更。

GS F、仕様変更。仕様変更のため預けていたGS F。
8月8日(月)に引き取って来ました。


ブログトップ写真を見てどの仕様に変えたのか、メーカー名まで答えられる方はきっとかなりのGS F通です。ほとんどの方は、話を聞いてやっと「ああ、そういえばそういう話あったね〜、あの後とんと話を聞かなくなったけど…」と思われるくらいの知名度かもしれません。自分でWeb検索をかけてもほとんど話題になっていないことを痛感しているくらいです。



というわけで、今回うちのGS Fは



TOM'S LEXUS GS F
produced by Kazuki Nakajima

仕様となりました。詳細はコチラ


(東京オートサロン2022展示車両)




何シテル?にアップしたこのカーボン製のテーブルは等々力にあるTOM'S本社のものでした。

正式名称が長いため、以後は見積書に記載されている「KNモデル」と表記します。



■KNモデルを選んだ理由

GS F購入前から「もしGS Fを買ったならこのエアロパーツを取り付けたい」と勝手に妄想していました。TRDからエアロパーツが出ていれば最有力候補だったのですが、残念ながらGS F用のパーツは一切ありません。TRD以外であれば…と次に思い浮かべたのは、トヨタ/レクサス系チューナーとして有名なTOM'Sでした。

そのTOM'Sの従来のエアロパーツ





はなかなかアグレッシブなデザインで、自身が求める「仕事や冠婚葬祭に使っても違和感の少ない仕様」からはやや離れたイメージでした。
※個人の好みの話であり、デザインを否定しているわけではありません。フロントとリアのタイヤ前のフィン形状はタイヤへ流れる風を整えてくれ、空力面では好影響がありそうですよね。

少ないながら他メーカーさんから出ているGS F用エアロも同様にグレッシブなデザインだったり最低地上高が低めだったりと、なかなか自身の要望に合うエアロがありませんでした。

こんな具合に、GS Fを買うことが決まってもいない時期にもかかわらずエアロパーツを悩んだり引っ込めたりしていたところ、今年の東京オートサロンで突然発表されたのがKNモデルのエアロパーツでした。


エグゼクティブ層のデイリーユースを考慮し、「中嶋一貴」氏がレーシングドライバー観点から考えたミニマルコンセプトのエアロダイナミックスパーツをカーボン素材で具現化したエクステリア。


というカタログ文の通り、スポーティ過ぎず地味過ぎずという絶妙なデザインが、自身の求めるイメージにピタリと合致していました。クレバーな印象を与えつつ実は内面にアグレッシブさを秘めた、中嶋一貴氏ご本人のイメージにも繋がるようなエアロデザインだと思っています。

このデザインを見た瞬間、「こういうのを求めていた。エアロを組むならこれしかない!」と確信を得ることができました。



■取り付けまでの経緯

GS F購入を決めた直後、TOM'SさんにKNモデルについての問い合わせを行っていました。
特設サイトを見た感じではTOM'Sで用意した中古車両をベースにしたコンプリートカーとしての購入がメインに見え、既に車両を所有している場合は架装できないのだろうか?と質問したところ「後からの架装も可能です」との回答をいただき、見積もりをいただいていました。



いただいた見積もりの価格に躊躇し、さらにせっかく乗り換えるのにノーマルを味わわないのは勿体無いと思ったこともあり、「一旦ノーマルの状態で乗ってみて、その上で考えさせてください」と伝え、ノーマルのまま乗ってみることに。
リミッターカットだけはある事情のため先に取り付けることにしましたが。

その後納車から1ヶ月と少しが経ち、ノーマルの仕様に不満を抱いたわけではありませんが、それでもソワソワしてしまいました。これはもう一種の病気なんでしょう。自分はノーマルのままでは乗れない、何かパーツを付けないと満足できない性分のようです。
これまでの自分の愛車を見て「うん、こうなることは知ってた」と思われた方が多数いらっしゃるであろうこと、理解しております😂
いずれ取り付けるのなら早い方が長く楽しめるしね!とポジティブに考え、思い切って取り付けていただくことになりました。



■取り付けたパーツ

フロントディフューザー


サイドディフューザー


リアアンダーディフューザー


ディフューザーは全てドライカーボン製です。

エアロパーツと同時に


エキゾーストは、パフォーマンス向上と心地よいスポートサウンドを実現する4本出しステンレステールの「トムス・バレル」を設定。


というカタログ文の「ステンレステール」に惹かれ、トムス・バレル(ステンレス)も同時に取り付けていただきました。



純正の引っ込み過ぎたテールパイプの見た目を改善したかった理由も含まれていますが、従来のトムス・バレルはブルーグラデーションのチタンテールで、他メーカーさんのマフラーもほぼブルーグラデーションです。これを派手だと感じてしまう自分にとって、見た目がほぼ純正と変わらないステンレステールはとても魅力的なマフラーでした。

ただ、音量や音質は純正からそれほど変わったという印象がありません。
車検に通らない、またはうるさすぎる仕様は好みではないため個人的にはそこまで不満を感じませんが、コスパはあまりよろしくありません。ステンレス製ならではの耐候性に期待したいところです。音質に拘りたいなら、同じTOM'S製でもテールエンドだけでなく全体がフルチタンの仕様を選んだ方が良いかもしれません。



今回のKNモデル成約特典として

TOM'Sエンブレム(クロームメッキ)


と、

TOM'Sプッシュスタートボタン


を無料で付けていただきました。

純正の状態でテールゲートにLエンブレムとLEXUSエンブレムが貼られていますが、エンブレムの意味が重複していると思っていたため「LEXUS」は外したいと思っていました。その位置にTOM'Sエンブレムを貼っていただくことで丁度いい塩梅になりました。


TOM'Sエンブレムに換装したリア全景

プッシュスタートボタンはLC用にポン付けで交換できると聞いていたのでそちらも考えていましたが、今回のエアロとマフラーでTOM'S仕様であることを堂々と名乗れますし、厚意を無駄にするのも良くありませんので取り付けていただくことにしました。(あとでLC用に交換してしまったらごめんなさい)



トヨタ系の青みがかった白いイルミのため、レクサス系の白いイルミとの色の違いを感じますが、プッシュスタートボタンはエンジンをかける特別なボタンでもあるわけで、「あえてここだけ色が違くしている」という見方をすればさほど気にならなさそうです。


TOM'Sお得意のボディ補強パーツ類は走行性能を高めてくれるとは思いますが、その反面重量増の一因となり、さらに街乗りにおけるいい意味での緩さをスポイルしてしまう可能性があるため、現時点では取り付けませんでした。
この手のパーツは現状の愛車の走行性能に不満を抱いた時に取り付ければ良いと思っていて、現状走行性能に不満を抱いていないのに闇雲に取り付けるのはむしろデメリット(乗り心地が悪くなる、異音がする、等)を強く感じてしまう可能性が高いと考えています。


ちなみに、カタログで最高出力500PS/最大トルク598Nmと記載された「ファインチューニング」は、テスト中に問題が発生したようで現時点では取り扱いを中止しているようです。こちらもお願いするつもりでしたが、このお話を聞いたため、とりあえずリミッターカットだけ先に取り付けていました。



■KNモデルこぼれ話

もしかしてうちのクルマがKNモデル納車第一号ですか?と質問してみたところ、既に納車実績があり、他にも数台納車待ちの方がいらっしゃるそうで、残念ながら第一号ではありませんでした。
どうやらオーダーはあるもののベース車両となるGS Fを探すことに難儀しているのだそうで、このブログの冒頭で写真を載せた、東京オートサロンに展示していたヒートブルーコントラストレイヤリングのGS Fも既に購入を希望するオーナーの元へ渡っているそうです。

TOM'Sは取扱車種も多くなかなかお忙しいようで
「もっと宣伝したいんですが手が回らないんですよね…」
と仰っていましたので、

「みんカラとCARTUNEを使っていますので、このSNSでKNモデルのカッコ良さと、パーツだけでも購入可能であることを宣伝しておきますね」

とお伝えしてきました。
この後購入された方が「みんカラで白いGS Fの写真を見て購入に至った」とTOM'SのAさんにお伝えいただけると自分が喜びます。よろしくお願いします(笑)

そのTOM'SのAさんにも、ディーラー同様に「かなり程度のいい車両が見つかりましたね」と言っていただけて、GS Fを1年探した甲斐がありました。その後も中古市場を見ていますが、今のところ同等の希望を満たす車両は出てきていません。まさに一期一会。

いつか他のKNモデルのGS Fと並べてみたいですね。もしKNモデルのオーナーさんにこのブログを見ていただけたなら、ご連絡をお待ちしています!
Posted at 2022/08/09 14:06:10 | コメント(7) | トラックバック(0) | GS F | 日記

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「3年3ヶ月で11,111km。歴代愛車の中でもかなり少ない走行距離です。しかし、この11,111kmが一番楽しかった走行距離かもしれません。」
何シテル?   05/16 14:54
GS FとNDロードスターで、AT&MT、ハイパワー&ライトウェイトという相反する2台を楽しんでいます。 基本的にスポーティな車が好きですが、自身の用途に合わ...

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