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2023年04月25日 イイね!

ジュークからの乗り換え(3)決定編

ジュークからの乗り換え(3)決定編前回のブログ「ジュークからの乗り換え(2)」でCX-5、CX-60、シエンタ、ZR-V、エクストレイルに絞り込まれた妻の愛車乗り換え候補。
今回は実車のチェック、試乗を経ての車種決定までをお伝えします。
3回に分けたにも関わらず文字数が多くなりましたがご容赦ください。

なお、選定においては自分の意見はなるべく控えて妻の意思を尊重する形となっていますが、後で後悔したくないため最上位グレードを勧めています。



妻の希望
・カラーまで含めたエクステリア、インテリアを気に入るかどうか
・ボディサイズが大きすぎないこと
・室内の快適性、収納面重視
・ラゲッジスペースは2列目を倒した際なるべくフラットであること
・高い走行性能は求めていないが柔らかすぎる乗り心地は苦手
・駆動方式にこだわり無し、2WDで十分



■シエンタ

まずはシエンタを見にトヨタディーラーへ。
CMでかわいいわんこ(長十桜くん)

が出てくるため、愛犬家向けなのかな?という親近感がありました。
5人乗りと7人乗りがありますが我が家の用途的に5人乗り一択、グレードは最上位のHYBRID Z 2WDで検討します。

エクステリアは概ね好評で、ボディカラーはアーバンカーキが良いそうです。「あまり好きじゃないかも」と言っていたドア下部のプロテクション的アクセントは、実物を見たところそこまで気にならない様子。見積もり時に「これは入れたい」と山吹イエローのサイドエンブレムを付ける辺り、ジュークもそうでしたがやっぱりどこかにワンポイント付けたがるようです(笑)


山吹イエローのアクセント

内装の質感やデザインは5車種の中では最もチープに感じてしまいましたが、お値段的に仕方ありませんし、あえてカジュアルさを意識しているのでしょうから好みの問題ですね。我が家としてはもう少しソフトパッドを増やすような質感に拘りたいという話です。

5車種の中で室内高が最も高いこともあり、5名乗車時の荷室長はやや短いもののラゲッジスペースは高さを含めると十分確保されています。後席背もたれを倒すと広大なフラットスペースが登場し、この状態での容量はシエンタが他車種を圧倒します。
ただし、後席中央に肘掛けが存在せず、さらにスライドドアの特性上ドア側にも肘掛けが存在しません。さらにシートの形状も比較的フラットなため、後席に人を乗せて走る際は体を支えるために踏ん張る必要があり、長距離走行時の疲労が懸念されるのが減点ポイントでした。

1.5Lハイブリッドエンジンは特に文句を付けるところがありませんでした。走りに拘る人であれば色々あるかもしれませんが、普段乗りでパワー不足を感じることが無ければ十分です。
運転席の乗り心地はシート形状がしっかりしているため一般道の試乗ではさほど気になりませんでしたが、先述の通り後席はそれなりにロールを感じ踏ん張りが必要であるため、良い印象を抱くことができませんでした。

運転席と助手席はかなり快適で、乗員を2人+愛犬1匹に限定すれば5車種の中で最適なクルマかもしれません。しかし、たまに後席に妻の両親を乗せる可能性があるため、4名乗車時の快適性も考えると厳しいかなという感想でした。

見積もりは
グレード:HYBRID Z 2WD
ボディカラー:アーバンカーキ
インテリア:フロマージュ

の組み合わせで。





■CX-60

次はCX-5とCX-60を見にマツダディーラーへ。
CX-60の実物を見た瞬間「これは大きすぎる…」と早くも脱落。
CX-5と見比べても確かに大きく感じるのは、全長+200m、全幅+45mmというサイズアップの上に、ボンネットの位置が高いことも影響していそうです。
というわけで、マツダにおいてはCX-5一択となりました。



■CX-5

現行のKF型は登場が2017年と既に6年経過しており、最先端のデザインではありませんが全体的な質感は十分。エクステリアはフロントバンパーや灯火類に変更が入りさほど古さを感じさせません。同じKF型でも初代マツダコネクトから2代目マツダコネクトに切り替わっている点はポイントが高いです。ただし、タッチパネルではないことが妻的にはかなり使い辛そうでした。運転姿勢の維持という点においてはコマンダーコントロールが優れているものの、スマホが当たり前のこの時代、取説を見なくても直感的にすぐ操作できるという点においてはタッチパネルに軍配が上がりますね。

収納面においては、2021年の商品改良でラゲッジボードの高さを2段階調整式へと変更したことで、後席シートを倒した際にほぼフラットにできる点が便利。高い荷物を積む際に邪魔になりがちなトノカバーはラゲッジボード下部へ収納可能です。

試乗車はXD Field Journey 4WD。2021年の商品改良で追加された、アウトドア走行を意識した特別仕様車のディーゼルエンジン搭載モデルです。
乗り心地は好印象でした。コーナリング時に2列目でもロール感が少なく、また後席のシートは背もたれの高さがしっかりしている上に座面も比較的長めで太腿をホールドしてくれるため、長時間座っても疲労が少なそうな印象でした。

試乗車に搭載されているSKYACTIV-D 2.2は以前乗っていたアクセラで体感しているものの、性能は勿論静粛性が更に向上していました。ただしディーゼルエンジンから切っても切れないのが煤の問題です。他メーカーのようにアドブルーでNOx(窒素酸化物)を浄化するタイプではなくDPF再生でのみ浄化するマツダのディーゼルは、短距離ばかりの使用ではDPF再生の頻度が高くなり燃費にも悪影響です。ちなみにアクセラ22XDはJC08モードで19.6km/lのところ実燃費は14.05km/lでした…。JC08モードより厳しく測定されるWLTCモードの表記はより実燃費に近いとは思いますが、燃費に過度な期待はできそうにありません。

ディーゼルのガラガラ音が気になるようなら2.5Lガソリンを選ぶつもりだったものの、妻曰く「外で聞くとそれなりに気になるけど、乗ってしまえば全然気にならない」とのことで、長距離移動時の走行においてエンジン性能の余裕は快適性に繋がると判断しディーゼルも検討することになりました。そらとの遠出のための乗り換えですし、我が家の場合短距離走行ばかりではなさそうですから何とかなるかなと考えています。

トランスミッションは多段化が進む昨今ではやや古さを感じる6ATですが、特段変速ショックが気になることはありませんでした。トルクに余裕のあるディーゼルだからなのか、低回転からグイグイ引っ張ってくれるため変速頻度が少なく、少段数ATとの相性が良いのかもしれません。

自分は実車を見るまでは全部入りのガソリン車・25S Exclusive Modeを勧めるつもりでした。ところが妻はField Journey専用のライムグリーンの差し色を気に入った様子。しかしこのグレードでは2Lガソリンかディーゼルしか選べません。さらに「Exclusive Modeのディープレッド内装は落ち着きすぎていてちょっと…」と難色を示しています。
ディーラーに展示車が無かったため次回訪問時にExclusive Modeを用意していただき、実車で内装の雰囲気をチェックすることになりました。
数日後、Exclusive Modeの実物内装を見ても結果的に妻の印象は変わらず、やはりField Journeyが良いとのことでした。
Exclusive Modeなら認定中古車も選べて出費を抑えられるのになぁという淡い期待もありましたが、Field Journeyはオプション設定が多く、こちらが希望するオプションが設定された認定中古車がほぼ見つからず、必然的に新車となります。

見積もりは
グレード:XD Field Journey 4WD ※
ボディカラー:ジルコンサンドメタリック
インテリア:グランリュクス(ブラック)+合成皮革(ブラック)※

の組み合わせで。
※Field Journeyは4WDのみ、かつインテリアは選べず





■ZR-V

マツダディーラーへ2度目の訪問直後、CX-5の印象を覚えているうちに比較しようとZR-Vをホンダディーラーで見てきました。
発表自体はだいぶ早かったため既に販売開始しているのかと思いきや、4月21日発売開始だったようでかなりの人気らしく、購入希望のe:HEV Z 2WDは1年半近く待つことになるとのこと。
しかし、従来のグレードラインナップに加えて長納期の原因となっている「後退出庫サポート」「ブラインドスポットインフォメーション」を省いたモデル(以下「レスモデル」)を設定したようで、こちらであれば半年程度で納車可能のようです。このレスモデル販売前に契約した方の中にも「納期が短くなるなら」とオプションレスモデルに切り替えて注文する方がいて納期が伸びる可能性があり、お早めにご判断いただきたいとのことでした。

展示車兼試乗車はマルーンという深みがかった赤いインテリアカラーで、CX-5のディープレッド内装と似ている色味でしたが妻はこちらは良いとのこと。何が違うんだろうと思いよく見てみると、ZR-Vはシートのステッチの色がオレンジでした。CX-5のディープレッドのステッチは同色のようで、ステッチが違うだけでそんなにイメージが変わるのかという印象です。

メーターフード内に液晶メーターが搭載されているのですが、その左右がプラカバーである点がややチープに感じました。カバーもブラックアウトしてフード内全て液晶メーターのように見せたほうが格好良いと思うのですが…。

後部座席に座るとどことなく違和感を感じました。座面は短く背もたれは高さが不足気味、更に座面に対して床の位置が高いことで体育座りに近い姿勢を強いられ太腿をサポートできず、これでは長距離移動が厳しいのでは…と感じました。CX-5と比べ全高が70mm低いことが影響しているのでしょうか。

ラゲッジは2列目を倒せばCX-5同様ほぼフラットになりスペースは十分。収納面に大きな問題は無さそうです。ラゲッジボード下に収納スペースはほぼありませんでした。

室内を一通り確認したところで試乗開始です。
今回e:HEVに初めて乗りましたが、よく比較される日産e-POWERとの違いは「e-POWERの駆動はモーターのみでエンジンは発電専用だが、e:HEVは高速走行時に効率の良いエンジン駆動となる」とのこと。確かにe-POWERは高速走行を苦手としているため、ホンダの判断は正しいように思えます。
今回の試乗でエンジン駆動は味わえませんでしたが、街中を走っている分には非常に静かで、途中エンジンがモーターを発電していても音はそれほど気にならず、静粛性は非常に高い印象でした。新しいクルマに乗っている感はとても強いですね。
乗り心地は意外と硬めでスポーティといったほうがしっくり来る程。キビキビ走るならCX-5より楽しそうです。

見積もりは
グレード:e:HEV Z 2WD
ボディカラー:ノルディックフォレスト・パール
インテリア:マルーン

の組み合わせで。





■エクストレイル

ホンダの後に最後の検討車種であるエクストレイルを見てきました。
初代から2代目のエクストレイルの印象が強い自分にとっては、「タフギア」から高級なクルマになったんだなぁという感想です。特に内装の質感がかなり高く、ノートやアリアもそうですが最近の日産新型車の内装デザインは非常に良くなっていますよね。ディスプレイは比較車種の中で最も大きくタッチ操作も可能で、メーターパネルは前述のZR-Vとは違いきちんとブラックアウトされていて、格好良い見た目に仕上がっています。

試乗車兼展示車は全部乗せのG e-4ORCEです。
比較車種の中で最も全長が長くボディ形状がスクエアに近いだけあり、ラゲッジは最も広く感じました。ほぼフルフラット化も可能です。ただし後席の座り心地はCX-5よりZR-Vに近く、座面が短めな印象を受けました。

今回のディーラー巡りは全てアポ無しで伺っていて、ジュークの担当営業マンのの方が不在だったため別の方に試乗にお付き合いいただきました。が、試乗前に「しばらく受注停止になっていて今月再開されたばかりなのに、また受注停止になりそうです。納期は一年以上見てください」と言われてしまい、如何にクルマが良い仕上がりだったとしても長すぎる納期は待てないと判断し、妻だけ運転してもらいました。

助手席からの印象としては意外と乗り心地は硬いんだなという印象です。ZR-Vとの硬さとはまた違い、路面の凹凸に小刻みに足を取られその度に視界が傾くような印象です。以前の無骨なインテリアとの組み合わせならピッタリな印象ですが、高級感さえ漂うインテリアデザインとはアンマッチで、もう少し落ち着きがあっても良さそうに感じました。

試乗から戻るとジュークの担当営業マンの方が戻ってきていたのでG 2WDの見積もりをお願いしましたが、納期が長く妻が希望する2トーンカラーは現在も選択不可な上、価格は3車種の中でダントツに高くなり、値引き交渉もせず諦めの気持ちでディーラーを後にしました。担当営業マンの方もどこか諦め気味の営業で、売れるクルマが出ても売れないのはそれはそれで大変そうですね…。



■キミに決めた!

候補車種全てを乗り終えて妻と話した結果…





















マツダCX-5 XD Field Journey 4WD

に決まりました。

メーカーオプションは
・地上デジタルTVチューナー(フルセグ)
・10.25インチセンターディスプレイ
・225/55R19 99Vタイヤ&19×7Jインチアルミホイール(切削加工:ブラックメタリック塗装)
・ボーズサウンドシステム(AUDIOPILOT2+Centerpoint2)+10スピーカー
・電動スライドガラスサンルーフ(チルトアップ機構付)
・ハンズフリー機能付パワーリフトゲート
・クルージング&トラフィックサポート、ワイヤレス充電(Qi)、外部接続ハブ(USB端子[Type-C:フロント×2/Type-A:リア×2)、ワイヤレス接続機能*Apple CarPlay対応

です。
設定されているメーカーオプションを全て付けたため、結局Exclusive Modeと殆ど変わらない価格になっていると思います…。怖いから比較したくない😭

Field Journeyの標準仕様は17インチオールシーズンタイヤですが、ジャーナリストの方がYouTubeで「乗り心地は19インチサマータイヤの方がいいかも」と仰っているのを目にしました。我が家は雪山に行くことが殆ど無いため、妻がホイールのデザインを気に入った19インチのオプションを選んでいます。

CX-5は総合的に判断しての決定で、その中でも妻が他車種と比較して特に優位と判断した点は
・全体的なデザインの好み
・後部座席の座り心地
・機能に対してのコストパフォーマンス
・納期

でした。

納車は7月下旬から8月上旬になりそうです。
ロードスターの契約時にはまだ存在した紙の契約書が今回は存在せず、ディーラーのタブレットで重要事項などを確認し署名すると、その署名が反映された契約書がマツダが運営する無料会員サービス「CLUB MAZDA」から自身のメールアドレスへ送られるという新しい仕組みに変わっていました。ペーパーレス化が着々と進んでいるんですね。

楽しみに納車を待とうと思います。
それまでの間はジュークを乗ることになるので、こちらも安全運転を心掛けながら、意図しないミサイルに突っ込まれないよう気を付けようと思います。



■こぼれ話

1.下取り価格

今回ジュークを下取りに出しての購入であるため、各ディーラーで下取り査定をお願いしていました。しばらく洗車もしていない汚れた状態のままで出た査定額は以下の通りです。

トヨタ 47万円 2023年10月下取り
マツダ 61万円 2023年7月下取り
ホンダ 34万円 2024年10月下取り
    43万円 2023年10月下取り
日 産 60万円 下取り時期不明。この辺りはさすが自社のクルマ。


納車時下取りの関係上現時点での価格で算出できないため、かなりの価格差が生じています。
最高値で「ロードスターもお買い上げいただいていますし、最初から駆け引きなしの上限価格を提示しました」というマツダの価格でも正直な話「こんなに安くなってしまうのか…」とガッカリしていますが、所有し続けた場合更に価値が下がり続けることを考えると、このタイミングの乗り換えで良かったのだろうと思っています。
ジューク購入時に自分ならこっちがいいと思っていたNISMO RSを選んでいたらもう少し高かったのかな…😢


2.営業マンの対応

トヨタ=>ホンダ>マツダ

という印象でした。日産は途中でこちらが購入を諦めたため除外します。
最も大きく感じたのは商品知識で、トヨタとホンダはこちらの質問にしっかり答えを返してくれるのに対して、マツダは分からないで済まそうとすることが何度もありました。分からないで済まさず、他の方に聞くなりメーカーに確認するなりしませんか?と思いましたね。
悪い方ではないのですがどこかフワフワしているところがあり、購入後はサービスの方とやり取りが主になるのでそこまで気にならないかもしれませんが、もう少ししっかりしていただきたいものです。
と言いながらそのマツダからクルマを買うわけですが😂

マツダのクルマ自体は良くなっているもののディーラーの「人のレベルの振れ幅」が大きいと感じています。マツダにはぜひディーラーの社員教育にもっと力を入れていただきたいと思っています。
Posted at 2023/04/25 22:47:04 | コメント(7) | トラックバック(0) | 日記
2023年04月24日 イイね!

ジュークからの乗り換え(2)絞り込み編

ジュークからの乗り換え(2)絞り込み編前回のブログ「ジュークからの乗り換え(1)」から始まったジューク乗り換え経緯。

乗り換え候補が決まり実車を見にいく予定を決めるところで、早速候補から除外されるクルマが出てきました。
XC40、DS4、MINIクロスオーバーです。
「あー、お前まだそんなこと言ってるのか…」という声が聞こえてきそうです。

以前お伝えしたように、約2年前に亡くなった父は輸入車への抵抗がとても強い人でした。母は無理せず買えるならそこまで気にするタイプでは無さそうですが、ここで妻の両親が出てきます。父同様に輸入車への抵抗がありそうなんです。

ドイツ御三家のSUVに加え、この検討車種との比較であれば含まれておかしくないであろう人気車種・レクサスNXが含まれないのは、妻の両親はレクサスにも輸入車と同じイメージを抱いているからです。ある意味レクサスのブランド戦略は正しかったことが証明されました(笑)
妻は「自分(しろ)は嫁いだ先の人だから仕方ないにしても、娘(妻)がレクサスに乗ることには難色を示しそう…」と不安がっていました。

都心にお住まいの方からすると「なんでそんなに周りの目を気にするの?自分が乗りたいクルマに乗ればいいじゃない」と思われるでしょうけれど、自分が住む辺りでは輸入車に対して贅沢だと思う年配の方がまだまだ多いんですよね。これは都心と地方で街中を走っている車種を見比べれば良くわかるはずです。

アウディA1やメルセデスA・Bクラス、BMW 1・2シリーズ、さらにはコンパクトSUVまで、以前は存在しなかったセグメントのラインナップが増えたこともあり地方でも輸入車が増えてはいるものの、まだまだ比率としては少ないです。
このような事情もあり、地方の年配の方々は都心と比べて自身の考えをアップデートするのに時間がかかるのかもしれません。言葉を選ばずに言えば、控え目であることを美徳とし、同調圧力に最も敏感な方なのだと思います。「みんなが乗ってるなら自分が乗っても目立たないから大丈夫、一部の人たちしか乗っていないなら目立つから乗らない」という意識なのかなと。

結論として、人間関係を悪化させてまで輸入車に乗るという選択ができませんでした。
「そういう古い慣習のムラ社会から抜け出そうとしないから、いつまで経っても大きく飛躍できないんだよ」と言われたらそれまでですが、そういう生き方をする人もいるものだとご理解いただければ幸いです。

それでも、妻が昔から乗りたいと話していたMINIファミリー、かつ輸入車の中ではイメージ的に贅沢感がさほど無いMINIクロスオーバーは選択肢に残すつもりでした。しかしこのクルマ、自分の周りでは「巨ミニ」と呼んでいるくらいミニシリーズの中では大柄であっても、クロスオーバーSUVとしては小さめなんですね。
全長は4,315mmとジュークの4,135mmと比べると長く、荷室長はジューク660mmに対して730mm。ジュークからの比較ではリアハッチの形状も含めて確実に広くなるものの、検討している他候補の荷室長は1,000mm前後ありますし、この程度のサイズアップでは今回の乗り換え理由として妥当ではないと判断して諦めることにしました。

自分の「何シテル?」をご覧いただいていた方は覚えていらっしゃるかも知れませんが、ミニ以外ではDS4も気になる車種でした。主にデザイン面で。しかし妻のクルマとして真剣に検討するとなると、後部座席を倒してもフラットにならない点がどうしても気になり断念しました。
自分のクルマとして検討するなら時には実用性を度外視することもありますが、そら(愛犬)を乗せることを優先的に考える妻の場合はそこまで振り切れないでしょうしね。

というわけで選択肢は
CX-5、CX-60、シエンタ、ZR-V、エクストレイル
の5車種に絞られました。
次回は全車種試乗インプレから購入車種決定までの経緯をお伝えします。(たぶん最終回)
Posted at 2023/04/24 22:41:31 | コメント(2) | トラックバック(0) | クルマあれこれ | 日記
2023年04月23日 イイね!

ジュークからの乗り換え(1)選定編

ジュークからの乗り換え(1)選定編妻の愛車ジューク 16GT FOURが納車されたのが2015年9月22日で、納車から7年半ほど経過しました。この間に我が家では愛犬そら(ウェルシュコーギー・ペンブローク)を迎え入れて2年が経ち、車に求める要素に変化が現れ始めていました。


愛犬そら

ジュークは「コペンだと不便なことが増えてきた上に一度事故に遭っている車だし、そろそろもう少し大きくて安全な車に乗り換えよう」という自分の要望でコペンから乗り換える際、妻の「見た目が個性的であること」「大きすぎないこと」「乗り心地がフワフワしていない車であること」という条件で購入した車でした。
我が家のジュークは「どこどこにいましたよね?」と言われるくらい個性的(というより目立っていた)で、サイズ的に運転しやすく、乗り心地も比較的引き締められている上に、AWDターボ&トルクベクトル機能による安定感には何度かの降雪時に助けられました。しかし、この7年半の間に車の安全性能やインフォテインメントをはじめとする機能面が飛躍的に向上し、車内外のデザイントレンドも変わって古さを感じることが増えてきた上に、愛犬と出かけた際の主にサイズ面での不便さが気になり始めていました。
同じようなコンセプトのC-HRが一代限りで生産終了となった件からも、デザイントレンドや車に求めるものが変わったことを実感しましたね。

コーギーは足が短いため小型犬に見えるかもしれませんが、実際には胴や足が太く、体重は10kg〜太めの子だと18kgくらいで中型犬に分類されます。そらは11.4kgです。
そのため、車に乗せる際にはそれなりの大きさのケージが必要となり、また、人混みなどのワンコ自身を歩かせることができない場所ではペットカート(ペットバギー)と呼ばれる乳母車のような車に乗せて移動するため、出かける際にはこのカートも車に載せる必要があります。
これだけの荷物を積み、さらに夫婦2人の荷物や旅先で購入したお土産などを積んでいくと、SUVの中でも特にスタイリング優先のジュークでは収納が厳しくなることを、昨秋そらを連れての一泊二日伊豆旅行で痛感していました。

そこで、自分から妻へ「もう少し大きめの車に買い換えない?」と囁き戦術を始めました。妻は自分ほど車バカではないので「7年半経ってはいるけどまだ55,000kmだし、全然乗れるからこのままでいいよ」と乗り気ではありませんでしたが、最近の車の機能面がだいぶ進化していること、そらと出かける際により便利になるであろうことをそれとなく伝え続け、とどめにジュークの下取り価格を調べて「正直この価格もガッカリ気味ではあるけど、これから先は更に価格が下がるだろうから、タイミング的に今乗り換えるのがいいと思うんだけどな…」とボソリ。これが一番効いたようで、「じゃあ候補を教えて。見に行こう」という流れになりました。

妻にWebで画像を見せて候補となったのは

左上から右、下にCX-5、CX-60、XC40、DS4、MINIクロスオーバー、シエンタ、ZR-V、エクストレイルでした。

皆さん「えっ」となりましたよね?わかります。
コンパクト〜ミドルクラスのSUVの中に毛色の違うシエンタが混ざっていますが、これにはちゃんと理由があるんです。

個人的には妻にスライドドアのミニバンに乗ってもらえるとありがたいと思っているのですが、妻は箱型で背が高いミニバンが好みではないそうです。スライドドアは実用面で非常に便利なんだけどなぁと思いつつも、あまり強く推すと「じゃあクルマを2台持っているあなたがミニバンに乗り換えてGS F降りたら?」という話になるので断念です。
とはいえスライドドアは特に嫌いというわけではないようで、ワンボックスというよりはハッチバックに近い見た目の上に個性的なデザインのシエンタは実車を見てみたいということでした。
シエンタのライバルとなるフリードは近々モデルチェンジの噂があったり、主にインテリアが一つ前の時代のホンダ車であることを理由に自分が勧めませんでした。良いクルマだと思うのですが、今買うのはちょっとなあ…という印象です。

一度書き始めると長くなりすぎてしまうため今回はここで一度筆を置き、次回に続きます。
Posted at 2023/04/23 23:37:25 | コメント(2) | トラックバック(0) | クルマあれこれ | 日記
2023年04月10日 イイね!

CX-60短評

CX-60短評マツダディーラーに用事があり、担当の方の手続き完了待ちの際
「急で申し訳ないんですが、もし時間があったらずっと興味があったCX-60かMAZDA3のSKYACTIV-Xを試乗させてもらえませんか…?」
と聞いてみたところ「SKYACTIV-Xは試乗車がありませんが、CX-60なら試乗できますよ。よろしければお一人でも!」とご配慮いただき、試乗させていただきました。

グレードは「e-SKYACTIV-D 3.3 XD-HYBRID Premium Sports」
マイルドハイブリッドですね。

一人でお貸しいただいたことが却って「厚意を無駄にしないよう早く返さなくちゃ」という思いに繋がってしまい、写真は一枚しか撮っていません。申し訳ありません。

FRベースらしい(e-SKYACTIV-D 3.3は全てAWD)広く取られたプレミアム・ディスタンスを含めてエクステリアも魅力的ですが、何よりインテリアが最高です。タンカラーの内装は気持ちがアガります。GS Fもホワイト×ブラックレザーですがこの組み合わせで良かったと思うことが多く、最近真っ黒ではないインテリアデザインが好きになってきました。ロードスターはレカロシートありきでRSを選んでいるので色が選べませんでした…残念。

新世代マツコネは12.3インチのディスプレイサイズもさることながら何より動作がサクサクで、初代マツダコネクトのNDオーナーは涙目です…。

SUVとはいえ室内高にはそれほど余裕があるわけではなく、GS Fと変わらない室内高のまま車高だけ上げたような印象でした。ラゲッジもGS Fのトランクと比較すると奥行きが少ないんですが、CX-60って全長4900mmくらいあるように見えていましたが実際には4740mmしかないんですね。IS500(4760mm)と同程度で、そう考えると特段狭いわけでは無さそうです。
全幅は1890mmとかなり大柄でセンターコンソールの幅からも伺い知れます。この全幅がクルマを大きく見せる一因でもあるのでしょうね。

動力性能はさすが大排気量ディーゼル、どこからでも加速しますし十分な速さを備えています。馬力は254PSとまずまずではあるものの、トルクはディーゼルらしく56.1kgf・mとGS F(54.0kgf・m)より高いようで、1940kgの重量級ボディであることを感じさせません。
エンジンサウンドはガソリン直6と比べるとガラガラ聞こえて官能性は低いですが、ワイルドな印象でこれはこれで悪くありません。
最も気に入ったのはアクセルに対しての反応で、これが非常に鋭いんです。といってもスロコンでガバッと開けるあのイメージとは違い、アクセルを踏み始めてから加速するまでのコンマ何秒単位の反応が鋭くて、自身の加速イメージとのシンクロ度合いが高いんです。「パーシャルから強めにアクセルON→キックダウン&タイムラグ→加速」のタイムラグが非常に少ないというと分かりやすいでしょうか。トルコンレスATの採用やマイルドハイブリッドとの協調制御のおかげなのでしょうか、このあたりはまさにマツダが得意とする分野だなと感じました。

評論家の方々に「悪い」と言われる乗り心地ですが、自分にはちょうど良く感じました。とはいえ、自身の比較対象車両である愛車たちが一般的には硬めに分類される乗り心地ですので、クルマ好きにはちょうど良いものの、クルマが移動手段の方には硬く捉えられてしまうのかもしれません。

気になるポイントとしてステアリングが挙がります。遊びが無さすぎて路面の凹凸を拾って忙しめでした。かなり小刻みに修正舵が必要で、もしかしたらレーンキープ機能が悪さをしていたのかも?担当者が同乗していれば尋ねることができたことを鑑みると、これは一人で乗るデメリットですね。
また、評論家のレビューにも書かれていたステアリングに常時伝わる微振動は自分も気になりました。

総じて、クルマが好きな人なら満足度は高いものの荒削りな部分も多く、刺さる層が限定されるかもという印象でした。個人的にはとにかくインテリアデザインが気に入っていて、マツダデザインは自分に強く刺さっているなぁと改めて感じました。

ちなみに売れ行きはディーゼル→ディーゼルハイブリッド→ガソリン→PHEVの順だそうで、そこそこ高額なディーゼル&ディーゼルハイブリッドが上位を占めるというのはマツダのブランドイメージが高まっている証ですし、ビジネス的にもしてやったりでしょうね。
Posted at 2023/04/10 19:18:23 | コメント(1) | トラックバック(0) | クルマあれこれ | 日記

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