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2022年08月06日 イイね!

GS F、仕様変更。

GS F、仕様変更。仕様変更のため預けていたGS F。
8月8日(月)に引き取って来ました。


ブログトップ写真を見てどの仕様に変えたのか、メーカー名まで答えられる方はきっとかなりのGS F通です。ほとんどの方は、話を聞いてやっと「ああ、そういえばそういう話あったね〜、あの後とんと話を聞かなくなったけど…」と思われるくらいの知名度かもしれません。自分でWeb検索をかけてもほとんど話題になっていないことを痛感しているくらいです。



というわけで、今回うちのGS Fは



TOM'S LEXUS GS F
produced by Kazuki Nakajima

仕様となりました。詳細はコチラ


(東京オートサロン2022展示車両)




何シテル?にアップしたこのカーボン製のテーブルは等々力にあるTOM'S本社のものでした。

正式名称が長いため、以後は見積書に記載されている「KNモデル」と表記します。



■KNモデルを選んだ理由

GS F購入前から「もしGS Fを買ったならこのエアロパーツを取り付けたい」と勝手に妄想していました。TRDからエアロパーツが出ていれば最有力候補だったのですが、残念ながらGS F用のパーツは一切ありません。TRD以外であれば…と次に思い浮かべたのは、トヨタ/レクサス系チューナーとして有名なTOM'Sでした。

そのTOM'Sの従来のエアロパーツ





はなかなかアグレッシブなデザインで、自身が求める「仕事や冠婚葬祭に使っても違和感の少ない仕様」からはやや離れたイメージでした。
※個人の好みの話であり、デザインを否定しているわけではありません。フロントとリアのタイヤ前のフィン形状はタイヤへ流れる風を整えてくれ、空力面では好影響がありそうですよね。

少ないながら他メーカーさんから出ているGS F用エアロも同様にグレッシブなデザインだったり最低地上高が低めだったりと、なかなか自身の要望に合うエアロがありませんでした。

こんな具合に、GS Fを買うことが決まってもいない時期にもかかわらずエアロパーツを悩んだり引っ込めたりしていたところ、今年の東京オートサロンで突然発表されたのがKNモデルのエアロパーツでした。


エグゼクティブ層のデイリーユースを考慮し、「中嶋一貴」氏がレーシングドライバー観点から考えたミニマルコンセプトのエアロダイナミックスパーツをカーボン素材で具現化したエクステリア。


というカタログ文の通り、スポーティ過ぎず地味過ぎずという絶妙なデザインが、自身の求めるイメージにピタリと合致していました。クレバーな印象を与えつつ実は内面にアグレッシブさを秘めた、中嶋一貴氏ご本人のイメージにも繋がるようなエアロデザインだと思っています。

このデザインを見た瞬間、「こういうのを求めていた。エアロを組むならこれしかない!」と確信を得ることができました。



■取り付けまでの経緯

GS F購入を決めた直後、TOM'SさんにKNモデルについての問い合わせを行っていました。
特設サイトを見た感じではTOM'Sで用意した中古車両をベースにしたコンプリートカーとしての購入がメインに見え、既に車両を所有している場合は架装できないのだろうか?と質問したところ「後からの架装も可能です」との回答をいただき、見積もりをいただいていました。



いただいた見積もりの価格に躊躇し、さらにせっかく乗り換えるのにノーマルを味わわないのは勿体無いと思ったこともあり、「一旦ノーマルの状態で乗ってみて、その上で考えさせてください」と伝え、ノーマルのまま乗ってみることに。
リミッターカットだけはある事情のため先に取り付けることにしましたが。

その後納車から1ヶ月と少しが経ち、ノーマルの仕様に不満を抱いたわけではありませんが、それでもソワソワしてしまいました。これはもう一種の病気なんでしょう。自分はノーマルのままでは乗れない、何かパーツを付けないと満足できない性分のようです。
これまでの自分の愛車を見て「うん、こうなることは知ってた」と思われた方が多数いらっしゃるであろうこと、理解しております😂
いずれ取り付けるのなら早い方が長く楽しめるしね!とポジティブに考え、思い切って取り付けていただくことになりました。



■取り付けたパーツ

フロントディフューザー


サイドディフューザー


リアアンダーディフューザー


ディフューザーは全てドライカーボン製です。

エアロパーツと同時に


エキゾーストは、パフォーマンス向上と心地よいスポートサウンドを実現する4本出しステンレステールの「トムス・バレル」を設定。


というカタログ文の「ステンレステール」に惹かれ、トムス・バレル(ステンレス)も同時に取り付けていただきました。



純正の引っ込み過ぎたテールパイプの見た目を改善したかった理由も含まれていますが、従来のトムス・バレルはブルーグラデーションのチタンテールで、他メーカーさんのマフラーもほぼブルーグラデーションです。これを派手だと感じてしまう自分にとって、見た目がほぼ純正と変わらないステンレステールはとても魅力的なマフラーでした。

ただ、音量や音質は純正からそれほど変わったという印象がありません。
車検に通らない、またはうるさすぎる仕様は好みではないため個人的にはそこまで不満を感じませんが、コスパはあまりよろしくありません。ステンレス製ならではの耐候性に期待したいところです。音質に拘りたいなら、同じTOM'S製でもテールエンドだけでなく全体がフルチタンの仕様を選んだ方が良いかもしれません。



今回のKNモデル成約特典として

TOM'Sエンブレム(クロームメッキ)


と、

TOM'Sプッシュスタートボタン


を無料で付けていただきました。

純正の状態でテールゲートにLエンブレムとLEXUSエンブレムが貼られていますが、エンブレムの意味が重複していると思っていたため「LEXUS」は外したいと思っていました。その位置にTOM'Sエンブレムを貼っていただくことで丁度いい塩梅になりました。


TOM'Sエンブレムに換装したリア全景

プッシュスタートボタンはLC用にポン付けで交換できると聞いていたのでそちらも考えていましたが、今回のエアロとマフラーでTOM'S仕様であることを堂々と名乗れますし、厚意を無駄にするのも良くありませんので取り付けていただくことにしました。(あとでLC用に交換してしまったらごめんなさい)



トヨタ系の青みがかった白いイルミのため、レクサス系の白いイルミとの色の違いを感じますが、プッシュスタートボタンはエンジンをかける特別なボタンでもあるわけで、「あえてここだけ色が違くしている」という見方をすればさほど気にならなさそうです。


TOM'Sお得意のボディ補強パーツ類は走行性能を高めてくれるとは思いますが、その反面重量増の一因となり、さらに街乗りにおけるいい意味での緩さをスポイルしてしまう可能性があるため、現時点では取り付けませんでした。
この手のパーツは現状の愛車の走行性能に不満を抱いた時に取り付ければ良いと思っていて、現状走行性能に不満を抱いていないのに闇雲に取り付けるのはむしろデメリット(乗り心地が悪くなる、異音がする、等)を強く感じてしまう可能性が高いと考えています。


ちなみに、カタログで最高出力500PS/最大トルク598Nmと記載された「ファインチューニング」は、テスト中に問題が発生したようで現時点では取り扱いを中止しているようです。こちらもお願いするつもりでしたが、このお話を聞いたため、とりあえずリミッターカットだけ先に取り付けていました。



■KNモデルこぼれ話

もしかしてうちのクルマがKNモデル納車第一号ですか?と質問してみたところ、既に納車実績があり、他にも数台納車待ちの方がいらっしゃるそうで、残念ながら第一号ではありませんでした。
どうやらオーダーはあるもののベース車両となるGS Fを探すことに難儀しているのだそうで、このブログの冒頭で写真を載せた、東京オートサロンに展示していたヒートブルーコントラストレイヤリングのGS Fも既に購入を希望するオーナーの元へ渡っているそうです。

TOM'Sは取扱車種も多くなかなかお忙しいようで
「もっと宣伝したいんですが手が回らないんですよね…」
と仰っていましたので、

「みんカラとCARTUNEを使っていますので、このSNSでKNモデルのカッコ良さと、パーツだけでも購入可能であることを宣伝しておきますね」

とお伝えしてきました。
この後購入された方が「みんカラで白いGS Fの写真を見て購入に至った」とTOM'SのAさんにお伝えいただけると自分が喜びます。よろしくお願いします(笑)

そのTOM'SのAさんにも、ディーラー同様に「かなり程度のいい車両が見つかりましたね」と言っていただけて、GS Fを1年探した甲斐がありました。その後も中古市場を見ていますが、今のところ同等の希望を満たす車両は出てきていません。まさに一期一会。

いつか他のKNモデルのGS Fと並べてみたいですね。もしKNモデルのオーナーさんにこのブログを見ていただけたなら、ご連絡をお待ちしています!
Posted at 2022/08/09 14:06:10 | コメント(7) | トラックバック(0) | GS F | 日記
2022年08月03日 イイね!

代車生活withヤリス

代車生活withヤリス本日、仕様変更のためGS Fをある場所へ預けてきました。週明けの8日(月)引取予定で、その間代車生活となりました。

お借りした代車はヤリス
グレードはエントリーモデルの「X 1.0L・CVT・2WD」で、レンタカーらしくエントリーナビキット(地図+最低限のコネクティッド機能)とETCが装備されており、走行距離は59,000kmでした。



今回ヤリスに初めて乗りましたが、正直驚きの連続でした。

まずしなやかな足回りと強靭なボディ剛性に驚きました。一般道はもちろん高速道路でも不安を全く感じない挙動を示してくれ、コンパクトカーもこんなレベルの走りをするようになったのか…と感動しました。
また、ステアリングがチルト&テレスコ付きなのに加えシートの出来も良く、適切なドラポジが取れるおかげで知らない道を含む長距離運転でもほとんど疲れを感じませんでした。

従来のコンパクトカーのイメージは「段差を乗り越えるとヒョコヒョコと落ち着きがなく、コーナーでは外輪だけが何とか踏ん張っているような不安そうな傾き方をする」といった印象でしたが、段差は涼しい顔でトトンといなし、コーナーではまるでタイヤ四輪が路面を離さないような粘り腰を見せてくれ、トヨタの「もっといいクルマづくり」は確実に実を結んでいるなと感じました。

地元に戻ってエンジンスペックを調べてまた驚きました。
1.0Lモデルは69PS/9.4kgf・mと「数値的に動力性能大丈夫かなコレ…」と思ってしまうところですが、走らせてみるとCVTの長所である常に効率の良いギア比維持のおかげでそこまでの遅さを感じませんでした。
さすがに高速道路での加速は車格なりといった印象ですが、それでも新東名の法定速度くらいまではさほどストレスを感じない程度には加速してくれますし、余程のエンスーでない限り一般道で不満を抱かない加速性能は保たれています。
初代ヴィッツの1.0Lを運転したことがありますが雲泥の差です。常磐道下り、日立南太田ICの先の坂道でアクセルをベタ踏みしても100km/h出ませんでしたからね…。

手放しで絶賛しているものの、気になる点もいくつかありました。
たまにゼロ発進からの加速時に、エンジンとトランスミッションの噛み合わせが悪いかのように一瞬ガクンと揺れるのが残念でした。
また、室内の質感がプラスチッキーで内装の傷が目立ちます。以前代車でお借りしたことがあるライバル・MAZDA2の内装は合皮の割合が多くデザイン的にも優れていると個人的には感じているため、この点では一歩譲る印象です。
上記に加え後席の居住性とラゲッジが犠牲になっていますが、この点は走りの良さとトレードオフなのでしょう。再び比較に出しますがMAZDA2はしっとり上質な味付けなのに対してヤリスはキビキビとしたスポーティな走りが印象的で、純粋なドライビングプレジャーはヤリスのほうが勝っていると感じました。

素のヤリスがこんなに良かったら、1.6Lターボ+6MTのGRヤリスがもっと楽しいのは勿論ですが、1.5L+CVTのGRヤリスRSも侮れないくらい楽しいクルマなのではと感じました。

4日くらいの短い付き合いですが、ヤリスとなら意外と楽しい代車生活になりそうです!
Posted at 2022/08/03 16:54:11 | コメント(3) | トラックバック(0) | クルマあれこれ | 日記
2022年08月01日 イイね!

知られざるGS Fの機能

知られざるGS Fの機能ブログトップ画像をご覧ください。
エアコンの設定温度表示が、運転席側には23.0と表示されていますが助手席側には何も表示されていません。

納車前に販売店からいただいた写真を眺めている間に気になっていて、「たまたまデジカメでうまく写らなかったんだろう」くらいに思っていましたが、納車されてエンジンをかけて販売店を出たところで、やはり助手席側は表示されていないことに気づきました。

「もしかして壊れたまま納車されたのか…!?
販売店の保証なしを了承して購入しているけどこれは自費修理か…?」
などと考えを巡らせつつ、とりあえず自分でいろいろ試してみようと思いましたが停車できるスペースが見つかりません。
気にはなるけど仕方がない…と、とりあえず帰る方面の高速道路に乗り、最初のSAに停車していじくり回してみたところ、なんとか助手席側の設定温度も表示されたので一安心していました。

その後、納車された喜びや入院が迫っていたことへの不安にかき消されてこの件をすっかり忘れていましたが、今日ふと思い出し、取説PDFを調べてみることに。

GS Fのエアコンは「3ゾーンエアコン」が採用されており、運転席・助手席・後部座席の温度設定や風向きなどを個別に変更することができます。
さらに「S-FLOWモード」という機能が搭載されており、これは
フロント席のみに送風し、助手席に乗員がいない場合は設定温度、外気温度などを判断して、運転席のみに送風する(状況によっては、リア席にも送風する場合があります)」
という機能のようで、例えば乗員がドライバー1人の際にエアコンの負担を低減し燃費向上に貢献してくれるようです。



画像赤丸で囲った箇所がS-FLOWのON/OFFボタンで、このS-FLOWがONになっている場合に助手席の設定温度表示が消えることが分かりました。ブログトップ画像を改めて見ると、S-FLOWボタンのインジケーターがONになっていることが確認できますね。

このS-FLOWモードはL10系GSで初採用されたようですが、最近ではトヨタ系ミニバンにも採用車種が増えているようです。確かにミニバンのような広大なスペースを誇る車種ほど、ドライバー1人で運転する際の後席や3列目の空調は無駄が多そうです。
GS Fの場合どの程度燃費に貢献してくれるのか。当面の間、自分1人の際にはS-FLOWをONにして乗ってみて、燃費の推移を見守るつもりです。

え、焼け石に水?
いやいや意外と極悪燃費のクルマほど、こういうところで稼ぐ燃費の影響が大きいかもしれませんよ?(笑)



GS FにはS-FLOWモード以外にも「え、こんな機能が?」という機能がありました。

1つはASC(アクティブサウンドコントロール)についてです。
共用パーツが多いだけにRC Fと一緒くたに語られがちなGS Fですが、ASCのスピーカーは
GS F:フロント&リア(ASC OFF可能)
RC F:リアのみ(ASC OFF不可能)
と差別化が図られています。
RC Fは純粋なスポーツカーとしてのベクトルが強く、GS Fは上質なサルーンでありながらスポーツセダンとしても使えるオールマイティさを売りにしていることがこんな点からも伺い知れます。

もう1つはマルチインフォメーションディスプレイについてです。
(こちらはRC Fも同様のはずです)

GS FのマルチインフォメーションディスプレイにはGモニターや後輪左右のトルク配分を表示する機能がありますが、マルチインフォメーションディスプレイにいずれかを表示した状態でステアリング右の「・(決定ボタン)」を押すと、タコメーターリング内にも同様の内容を表示され視認性が向上します。
取説上では「詳細表示」と呼ぶそうですが、Gモニターは詳細表示にすることでMAX 1G→MAX 1.5Gまで表示することができます。



こういう機能たちは取説を見れば書いてあるものですが、面倒臭いから取説を読まずに自身で操作しながら覚えるという方が多いハズ。自分も最初はそうやって覚えていきますが、それでも分からない機能は取説を見て知っておきたいタイプなんです。
「今使っていない機能なんて、どうせ使わないから調べるまでもない」
「搭載された全ての機能を把握した上で、必要な機能は使い不要な機能は使わない」
この2つは同じ「使わない」でも意味が全く違うと思っていて、自分は後者の考え方です。「知った上でも不要なら使わない」と判断したいんですよね。ただの貧乏性なのかもしれませんが😂
Posted at 2022/08/01 14:55:19 | コメント(3) | トラックバック(0) | GS F | 日記
2022年07月29日 イイね!

国産FRスポーツセダン最速の一角

国産FRスポーツセダン最速の一角国産FRスポーツセダン最速に最も近い一台です。
走行性能、快適性能、質感、安心感、どのジャンルにおいてもハイレベルで様々な用途に対応できるオールマイティさがこのクルマの長所です。
Posted at 2022/07/29 17:30:09 | コメント(0) | クルマレビュー
2022年07月16日 イイね!

[扁桃摘出]手術、入院、退院記

扁桃摘出手術が終わり、1週間の入院を終え退院してきました。
今回受けた手術は、正式には「口蓋扁桃摘出術」と言うそうです。

みんカラで誰が興味あるんだという内容になってしまいますが、たまたまWeb検索で引っかかった元モー娘。の保田圭さんのブログが手術を受ける決意に繋がった経緯があり、同じように悩んでいる方を後押しできたらと思い記述することにしました。
※症状に個人差があり、場合によっては口蓋扁桃を摘出しても腫れる方がいたりと必ず良くなるものではないため、最終判断は自己責任でお願いします。



【7月7日(木) 手術前日】

個室希望でしたが生憎空きがなく3人部屋に。自分以外にいたのが1名のみ、かつ物静かな方でしたので、あまり気にせず過ごせました。
普通の食事が出たこともあり、晩ごはんあたりまではリラックスしていたものの、その後は翌日が手術だと思うと恐怖感が強くなり、なかなか眠れませんでした…。



【7月8日(金) 手術当日】

まずベッドで点滴を投与されます。数日点滴を続けるため、町医者で使われるような使い切りタイプではなく、針は体内に刺したまま、体外で管のみを着脱できるタイプのものでした。

朝食は採らず、手術室までは看護師の方に付き添われ歩いて向かいました。
「おお、医療ドラマの撮影現場みたいだ…」
「いやこれ本物だからw」
と心のなかで一人ボケツッコミする自分(笑)

手術台に乗り、様々な数値を計測する器具を取り付け、口に吸入器を取り付けられ医師の指示通りに数回深呼吸を繰り返していると、意識はすぐに無くなりました。



トントンと軽く揺すられながら「終わりましたよー」の声で目が覚めると、既に手術は終わっていました。時計を見ると所要時間は1時間程度で、痛みも何もありません。全身麻酔すごい…。

部屋に戻る際はベッドのまま搬送され、部屋に着くと酸素吸入器を取り付けられました。2時間はベッドから動けないので(尿意を催した場合は尿瓶…)大人しくしているか、と思った瞬間、すぐに自身の体の違和感に気づきました。
鼻から息を吸えるけど、吐けない…!
鼻から息を吐こうとすると口の中に空気が溜まってしまうんです。喉から鼻方面へのルートが遮断されている感覚で、その時の様子は、陸の上にいるのにまるで水の中で溺れているような感覚でした。
仕方ないので乾燥覚悟で口でなんとか呼吸しますが、口呼吸だと肺に送れる空気の量が少なく、また無意識に鼻で息を吐こうとして「フゴッ」と喉を鳴らしてしまう始末。痛みではありませんがなかなか辛かったですね…。

しかもこの日は、安倍元首相が銃弾に倒れるというショッキングなニュースが流れていて大変驚かされました。1週間近く経ち様々な周辺事情が見えてきたとはいえ、安心安全な日本も変わりつつあるのだな…と実感しますね。

この日は終日飲食禁止でした。水も飲めません。代わりに点滴で栄養と抗生物質が投入されます。点滴の管の繋ぎ目が十字になっていて、2つの液剤を同時に体内に流す様を初めて見ました。
酸素吸入器は術後2時間を経過したあたりで取り外されました。

手術中に同室の方は退院されていたようで、夕刻には違う方が入院してきました。この方のいびきがなかなか強烈な重低音タイプで、自身も呼吸への違和感が強く、この日はほとんど眠れませんでした。



【7月9日(土)~ 手術後】

やっと食事が出ました。ご飯粒が見えず味のしない白い汁と、お味噌汁っぽい味のする茶色い汁の流動食。それでも久々に飲食できることがありがたかったです。

入院中の食事は三分粥、五分粥、全粥と徐々にお米っぽさが増していき、おかずも少しずつ硬いものに変わります。
「全粥を食べられるようになることが退院の目安」と医師の先生からお話がありましたが、患部はすぐ治るものではないらしく(口内炎って治りづらいですよね)、お米っぽさが増すほどに食べる際の痛みが強くなるため、完食できる割合が減少していきます。
というのも、喉の痛みに加え全体的に腫れた舌奥両脇の痛みが酷く、咀嚼するのが非常に辛いんです。舌を動かすことがかなり辛いので、食べ物が歯と頬の間に挟まってしまったりするともう大変。普段は自身の舌を動かして簡単に取れるものが取れないためうがいで取ることになります。が、そのうがいも舌を自由に動かせないため大変で、自身の体が思い通り動かないことへの苛立ちがすごいです。高齢の方はこういう心理でキレやすいのかもしれないな、と学びましたね。
あと喋るのも辛いです。できるだけ筆談やLINEしたいくらいに。(笑)

退院2日前には3人部屋の中央のベッドに患者さんが入院し満室に。この方もいびきが酷く、しかも前述の重低音いびきの患者さんとは違う高音タイプ。重低音「ズモォォォ」と高音「ンガァァァ」で綺麗なハーモニー…にはならず、ただの不協和音でした😓 耳鼻咽喉科の患者だけに仕方ないのですが…。

この頃から喉の痛み、舌奥両端の痛みに加えて耳も痛くなり始めました。これは「放散痛」という、のどの痛みが耳の痛みとして感じられるものなんだそうです。



【7月14日(木) 退院】

毎日早朝に医師の先生の診察を受けますが、経過は順調とのこと。
毎晩同室のいびきであまり眠れなかったこともあり、可能な限り早く退院したい旨を伝えたところ、この日での退院が決まりました。

退院といってもまだ完治はしておらず、患部の出血が止まらなくなった場合は再度全身麻酔で止血のための手術になるので気をつけてくださいと指示がありました。

退院当日の朝に「がらがらうがい」をしたところ、口内の皮膚がボロボロっと流れ出てきました。口内を除いてみると患部に血が滲んでいます。どうやら、患部のかさぶたが自然に剥がれるのを待たずに外的要因で剥がれてしまうと、それが原因で出血に繋がるのだそうです。そのため「がらがらうがい」はNGで、「ぶくぶくうがい」で済ませる必要があるのだそうです。今回は血が滲む程度で済みました。

退院当日の診察でも経過は問題ないので予定通り退院しましょう、とお墨付きをいただき退院し今日に至りますが、未だに普通の食事は取れておらず、リゾット的なものを作ってもらっています。
とはいえ徐々に良くなっていることは実感していますので、結果的に手術は成功と思って良さそうです。10日くらい経過したあたりで診察を受けますので、そこで最終判断ということになりそうです。



今回摘出したのは「口蓋扁桃」ですが、扁桃は口蓋扁桃に加え「咽頭扁桃」「耳管扁桃」「舌根扁桃」で構成されており、口蓋扁桃を摘出しても他の扁桃が役割を果たしてくれるため、本来思春期を過ぎる頃には小さくなる口蓋扁桃が小さくならない場合、近年では切除しても問題ないとされているようです。



これまで何度も苦しめられてきた慢性扁桃炎、これでおさらばできるはず!
来月には完治しているはずですので、オフやツーリング等のお誘いお待ちしております😊
Posted at 2022/07/16 15:49:37 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日常のネタ | 日記

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「いかに安全性能の高い車種でも、ドライバーの意識が低いと危険な車に変貌します。(19:00でも無灯火)」
何シテル?   07/10 19:10
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