![1985(昭和60)年のトヨタは凄かったんだ 1985(昭和60)年のトヨタは凄かったんだ](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/047/749/976/47749976/p1m.jpg?ct=5873449bdd95)
トヨタにとって大事なクルマ、車名に「頭文字C」で「冠由来」でしたね。
屋台骨を支えた3車 ・・・ クラウン(王冠)、コロナ(光の輪)、カローラ(花冠)。
70年代に入って、その間をコロナマークⅡとカリーナ(セリカ)で埋めます。
80年代に入って、FF化が進むと ・・・
クラウン
コロナマークⅡ(ここまではFRとした)
コロナ ← ここに、ビスタ・カムリを投入。
カリーナ(セリカ)
カローラ
昔はオールFRだったヒエラルキーに、FF車を突っ込んできました。
で、ビスタ・カムリ ・・・
これは、やはり、「CAMRY(冠由来)」がメインですね。
「ビスタ」は販売店名で重要だったけど、
グローバルで見ると、世界戦略車は「カムリ」の方ですよね。
だから、ビスタ・カムリはコロナよりも一ランク上にしたかったのでしょうね。
だから ・・・ コロナをカリーナと一緒にする必要性があったんだ。
クラウン
コロナマークⅡ(もう「マークⅡ」かな)
コロナ・カリーナ(セリカ)
カローラ となって、
マークⅡのところに、「FFのマークⅡ」という仕分けでビスタ・カムリを位置づけたのではと、今になって思います。
トヨタとしては、マークⅡ並みに売れて欲しかったんだろうな。
実際、北米ではホンダアコードと並んでベストセラーカー。
が、ここが皮肉なことで、日本ではイマイチだったんですね。
日米のダブルスタンダードが如実に表れてくるんです。
現在のアコードもカムリも ・・・ でしょ(涙ぁ~)。
サイズ感の問題かな(今のアコードもカムリもでかすぎるよね)。
思えば、新しいニセンDOHC(3S-G)もいの一番にビスタ・カムリに投入されています(画像)。
で、直6はFFには難しいので、ゆくゆくはV6を積んで高級化(マークⅡ化)を図ろうとしますよね。
でも、このFF高級サルーンって、他メーカーも挑みますが ・・・
コンサバFR直6サルーン・「マークⅡ」の牙城を崩すことは・・・でしたね。
1986(昭和61)年5月の新車販売データを見つけましたので ・・・
ビスタ 1601台
カムリ 3597台
コロナ 8490台 クーペ 610台
カリーナ6483台 ED 5510台
セリカ 792台
ちなみに、プレリュードは3561台。
ちなみに、シルビアは391台、ブル4HTは3907台。
カリーナEDの快進撃が始まるワケです。
この後、ミニバンブーム、SUVブーム、HVブームがきて、上記の懐かしいヒエラルキーが崩れていきます。
でも、この年のトヨタFF化ラインナップ、凄いですね。
そして、FRにもマセラティに次ぐ「ツインターボ」が投入されてもいくんです、凄いな~、トヨタ。
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Posted at
2024/05/29 00:00:27