
巻頭カラーでした、『人造人間キカイダー』。
私感ですが ・・・
出だしは良いんですよね、この頃の石森作品。
忙しすぎたんです。
キカイダーは1972(昭和47)年、これもテレビ・漫画同時進行。
キカイダーは少年サンデー。
時系列曖昧ですが、『変身忍者 嵐』も同様だった記憶です、こっちは少年マガジン。
こんなスケジュール、死んでしまいます。
キカイダーは ・・・ 子どもでは無理かな? デザイン。
ロボットですよね、コッチは(ライダーはサイボーグ)。
童話「ピノキオ」なんかも匂わせつつ、光明寺博士は「ジロー」(あとで「イチロー」も出てくる、これがゼロワン)に、
「ジェミニィ」なる「良心回路」を植え付ける(コレが不完全なんだな)。
横山翁ロボットと違って、泣いたりするんです。
無表情な横山翁ロボットと違って、キカイダーは機械のくせに(おいおい)苦悩します ・・・ ここらへん、ライダーや009とも共鳴する。
しかし、東映テレビの方は、そういうところはスルー。
で、漫画の方は、またまたライダーみたいに、いろんなのが出てきて ・・・ もう結末知りません ・・・ 「ワイルド7」にいっちゃいました。
弟たちは、テレビに熱狂してました。
キカイダーは、カワサキがバイク協力してたので、サイドマシンはカッコ良かったです。
アレ、マッハⅢ(改)ですよね。
ゼロワン(01)のは ・・・ 手抜きだよなぁ~って思いました。
不完全な存在があの左右異なるディテールになったんでしょうね。
透明の赤部分は、子どもでは描けないでしょうね。
ロボットは泣かないよね ・・・
ロボットが泣くのは、ジョージ秋山翁の『ザ・ムーン』もだったかな。
ロボットは泣いてはいけない派です。
横山翁の鉄人しかり ・・・ ジャイアント・ロボなんて大作少年の命令無視はしますが、人類のために無表情で悪者とともに運命を終えます(ロボットは泣かないけど、私たち3兄弟は泣きました、テレビ観ながら)。
横山作品は、原作ありきだったので、ライダーのような感じにはなりませんでした。
石森翁にじっくりと作品に取り組む時間があったら・・・って正直思います。
「仮面ライダー」どうしたかったのかなぁ、「009」も。
でも、『シン・仮面ライダー』は面白かったです。
若い方は、漫画版を読んでいくと良いと思います。
漫画は、100巻も200巻もあるようなモノでないです、2~3巻ぐらい。
Posted at 2023/04/29 00:20:32 | |
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