
「プロレス界における世界最強の男を決める」
アントニオ猪木が提唱したチャンピオンベルト。
現在のヘビー級王者は第63代 オカダ・カズチカである。
ではない。
IWGPではなく、WGIPだ。
ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムの略で、GHQの仕掛けた日本人に戦争についての罪悪感を植えつけるための情報宣伝計画のことですね。
まぁ、ちょっとおふざけから入りましたが、今回は、なぜ日本にはこんなにも左翼思想の人間が多いのかを紐解く非常に大事な話です。
ぜひご一読をお願いいたしますm(_ _)m
日本を再敗北させたGHQ洗脳工作「WGIP」
- 昭和45年8月14日、日本はポツダム宣言を最終的に受諾して降伏し、翌日に玉音放送が流れて戦争が終結した。
- そして、マッカーサー率いる太平洋陸軍は日本にやってきて占領軍となり日本人にGHQ(正式名称はSCAP)と呼ばれることになった。あまり日本人が気付いていないことだが、GHQは占領軍であると同時に太平洋陸軍であるという二重の性格を持っていた。
- 日本人は、占領は戦争の終わりだと考えているが、彼らにとっては、それは軍事戦の終わりであって、政治戦と心理戦の新たな段階の始まりを意味していた。
つまり、アメリカの占領目的を達成するためには、日本人が敗戦のショックから立ち直り、我に返る前に、心理戦を次々と仕掛けて成果をあげておかなければならないということだ。
- GHQのCIE(民間情報教育局)は日本が戦争に敗北したこと、苦痛と敗北は侵略戦争がもたらしたのだということを日本人の脳に浸透させることに、なみなみならぬ熱意を示した。

昭和20年12月8日、
GHQは日本の新聞にいわゆる「太平洋戦争史」の連載を始めさせた。
日米開戦の端緒となった同16(1941)年の、真珠湾攻撃の日である。アメリカの報復的な意図を読まないほうが不自然だろう。
ひとことでいえば日本の戦争を悪とする歴史である。満州事変にまでさかのぼって日本の戦争が断罪された。たとえば南京事件はこのとき大きく扱われる。
- ■「太平洋戦争」呼称を広めた東大歴史学教授
- CIEは「大東亜戦争」や「八紘一宇」などの言葉を使うことを禁じ、それまで正規の科目になっていた修身を廃止するとともに、新しい歴史教科書を作成させた。その歴史教科書の参考書として『太平洋戦争史』を使うよう文部省に命じた。
- 救いようがないのは、『太平洋戦争史』を翻訳して書籍にし、その歴史観を広めようとする日本人がいたということだ。
- 当時共同通信の渉外係(外部との連絡をとる業務)をしていた中屋建弌だ。彼は検閲などで占領軍と頻繁に接触していた。
- 中屋が述べていることは、先の戦争を敵であるアメリカの立場から見るということで、GHQが「日本国民と日本軍閥の間に立って冷静な立場から第三者としてこの問題に明快な回答を与えている」という彼の理解には驚くしかない。
- とはいえ、中屋にかぎらず、日本のメディアは占領軍に対して弱い立場に立たされていた。占領軍は言論統制や検閲だけでなく、企業の解体もできたからだ。
- 驚倒すべきは、この中屋はこののち東京大学の歴史学の教授になったことだ。しかも、歴史教科書や著書を多く書いている。
- あろうことか、これらは戦後の現代史の標準的かつ一般的なテキストとして広まってしまう。それにつれて「太平洋戦争」という極めて不自然な、実態にあわない用語が定着することになってしまった。
- そして、「太平洋戦争史観」を広めたのが日本人の中屋だったため、この
自虐的歴史観は、いかにも戦争責任を重く受け止めた良心的日本人が自発的に発展させたもののように理解された。
真の出所はCIEなのに、日本人である中屋が出どころのようにミスリードされたという点でも「太平洋戦争史」はブラック・プロパガンダだった。
なるほどね。
しかし、戦後70年もたって、何故当時の洗脳がとけないのでしょうか?
- ■WGIPの効果を決定的にした制度
- このあとのCIEの心理戦の力点は、極東国際軍事裁判を日本人に受け入れさせることにシフトしていく。
- そのために、日本人が侵略戦争をしたということ、その過程で残虐行為を行い、アジアの国々の人々に多大の被害を与えたこと、日本人全員がそれについて責任があるということが強調された。
- アメリカ軍自身も、投降してきた日本兵を多数殺したこと、広島・長崎で人道に反する無差別大量虐殺を行ったことから日本人の目をそらすためだ。
- 占領軍は、日本放送協会や新聞などのメディアを支配することによって、そして検閲を実施することによって、イデオロギーを植えつける側のプロパガンダだけが流れて、カウンター・プロパガンダが一切流れないマスコミニュケーション環境を作りあげた。
これは日本の占領期特有の、そしてこの後には決して実現することのなかったマスコミュニケーション環境だった。
- 朝鮮戦争でもヴェトナム戦争でも、アメリカ軍は陸続きの近隣諸国から人や電波を介して占領地に入ってくる敵性プロパガンダを遮断することはできなかった。
- インターネットが発達した今日では、イラク戦争やアフガニスタン戦争でも、やはりアメリカ軍は敵性プロパガンダを遮断することはできなかった。
- なぜアメリカは日本の占領には成功したのに、そのあとの占領では失敗したのかはこれで説明できる。
- 戦争中に大本営発表を聞かされていた日本国民は、大勝利を収めているということ以外は、戦争について詳しく知らされていなかった。
- そこへ戦後、占領軍によって、『太平洋戦争史』や『真相はこうだ』シリーズによって、初めて詳しい情報を与えられた。それらは基本的にアメリカ側によるプロパガンダだったのだが、それ以前には知らされていなかっただけに、大多数の日本人は信じてしまった。そして、いったん信じて回路が形成されてしまうと、そのあとそれを否定する情報が与えられ、啓発されても、それを受け付けなくなってしまう。
- これは、戦争についてある程度知っている大人には、効果はあまりないが、まったく知識がなく、抵抗力もない子供たちには効果は絶大だった。
- CIEはまず「大東亜共栄圏」に関する書物の焚書を行った。次いで「大東亜戦争」という名称の使用を禁じ、「太平洋戦争」という名称を強制した。
- しかも、それを強制したということを明らかにせずに、中屋を東京大学に送り込み、彼を現代史の研究と教育の中心的人物とすることで、あたかも良心的日本人が自発的にしたかのように「制度化」した。
- 不思議なことに、占領軍とはイデオロギー的に敵対しているはずの日教組もこの「制度化」には進んで協力した。
かくして日本の教育機関と教育制度そのものが、現代史に関しては、反日プロパガンダを行うものとして「制度化」された。そして、いわゆる「自虐的」歴史観が公教育によって「制度化」され、これによって広まり、永続化することになってしまった。
とくに現代史に関しては、占領軍の心理戦が功を奏したため、歴史的事実と反日的プロパガンダとが区別できなくなっている。
この病弊がCIEの標的とされた大手メディア企業や教育機関や太平洋戦争史観を奉じる「正統」歴史学者にとくに顕著にみられるのは不思議ではない。WGIPが失敗だったのなら、このようなことは起こらなかっただろう。

戦後70年になるのだから、私たちはそろそろ占領軍の政治戦と心理戦の呪縛から抜け出さなければならないのだが、そのためにはまず、占領軍が行ったことがアメリカの利益にそって日本の「国体」を作り変える政治戦と心理戦だということ、憲法も教育基本法も放送法も、言論と表現の自由を奪われ、検閲が行われたこの占領期に作られたのだということをしっかり認識し、その意味をよく考えなければならない。
庶民はおろか、学者の肩書きを持つ先生までですから、この呪縛は相当根深いですね。
更に、支那朝鮮のロビー活動も功を奏して、左翼脳を覚醒させるにはかなりの時間を要します。
しかし、愛国心を持つことさえ出来れば解決の糸口が見つかるはずです。
戦争の敵国からみて戦犯であっても、日本人から見れば犯罪者でないことは明らかです。国のために戦ってくれたのです!
先の戦争は大東亜戦争です。
記事等を引用する場合以外は、私は今後二度と太平洋戦争という呼称を使用しません。
No.172
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Posted at
2015/12/06 01:19:13