日露平和条約
旧ソ連が1951年のサンフランシスコ講和条約に署名しなかったことから、日ソ両国は個別に平和条約締結交渉を進めた。だが、北方領土の帰属をめぐって合意できなかったため、56年の日ソ共同宣言でひとまず国交を正常化させ、平和条約締結交渉を将来に委ねることにした。以来、日本政府は北方四島の帰属問題を解決して平和条約を締結するとの基本方針で旧ソ連、ロシアと交渉を行ってきた。
ロシア外相「平和条約は領土問題と別」 日本の立場を否定
- ロシアのラブロフ外相は26日、モスクワの露外務省で会見し、日本との平和条約交渉について、「領土問題の解決と同義ではない」と述べ、北方領土問題の解決を条約締結の前提とする日本政府の立場を否定する見解を示した。平和条約交渉は継続するが領土問題は存在しない、と述べたに等しく、日本側の強い反発を招くのは必至とみられる。
ラブロフ氏は、1956年の「日ソ共同宣言」を重視する考えを示した上で、宣言で「平和条約の締結後に色丹、歯舞両島を引き渡す」としている点に触れ、「条約締結後に(色丹、歯舞を)返還するのではなく、善意の印として引き渡しが可能だとしているに過ぎない」と主張した。
さらに、平和条約交渉についても「第二次大戦の結果を認めることなしに前進することはできない」と述べ、北方四島が大戦の結果としてソ連領になったとするロシア側の主張を受け入れるよう日本に迫った。
ラブロフ氏はさらに、平和条約がない状態でも両国間の経済活動が発展しているとの見方を示し、平和条約締結によって両国の経済関係が一層発展するとの日本側の主張を牽制(けんせい)した。
また、日本が国連安全保障理事会の常任理事国入りを目指すのであれば「よりバランスを持たねばならない」と語り、米国に追従する外交姿勢を改める必要があるとの認識を示した。日米の同盟関係にくさびを打つ狙いがあるとみられる。
むかつきますね(`Д´)
外相がこれでは「平和条約」なんて無理。
まぁ、さすがに日露戦争ってわけにはいきませんけどね・・・┐( ̄ヘ ̄)┌
わかりやすい北方領土と我が国主権のお話
- すくなくとも「ほんの6年前まで」、樺太の南半分と千島列島全部は、日本の課税台帳に記述があり、日本政府が「ほんの数年前まで」そこを「領土」として認識していた、ということです。
ところが、2009年夏、鳩山由紀夫内閣は国民に何も知らせないまま、「北海道総合振興局及び振興局の設置に関する条例」「財務省組織規則の一部を改正する省令」を改正し、南千島から先の中部千島、北千島の島々を帳簿から削除してしまったのです。
ですから平成22(2010)年4月1日からは、この広大なエリアは、日本国民が知らない間に、ロシアが占領し軍事的に実効支配する無主地となってしまいました。
ひどい話です。
領土に関する話で、本来なら国会審議が必要なことでしょう。
けれど当時の民主党鳩山総理は、国会審議を要しない「省令」レベルで、北方領土を勝手に日本の領土から外してしまったのです。
- こんなことが許されるのなら、たとえば竹島にしても韓国が実効支配し、日本が課税台帳から削除すれば、国民が誰もしらないまま、竹島とその周辺海域は日本の領土から消えてなくなります。
「北方領土」というと、多くの方がイメージしているのは、このうちの南千島(歯舞群島、色丹、国後、択捉)ですが、本当は、千島列島の「全部」が日本の領土です。
又、樺太も南半分は日本の領土です。
そして、そこに日本の領土があるということは、その周辺の広大な海域が日本の領海である、ということです。

近年、その領海の海底には、豊富な海底資源(メタンハイドレード、レアアース)が眠っていることが明らかになりました。
従ってその広大な海域は、豊富な漁場としての値打ちを持つだけでなく、これからの日本や世界の資源エネルギーを語る上でもとても大切なエリアとなっています。
ここまで読むと、昭和27年のサンフランシスコ講和条約で、日本は千島列島と樺太の南半分を放棄したという私たちにすり込まれた理解と違うと思います。
これは
小名木善行(おなぎぜんこう) さんの記事ですが、本文中でもその旨記載があります。
でも、そういった考えを尊重してYahoo地図でも、樺太と千島北端にも国境線の記載があるんですね。
- 日本は、千島列島並びに日本国が1905年9月5日のポーツマス条約の結果として主権を獲得した樺太の一部及びこれに近接する諸島に対するすべての権利、権原及び請求権を放棄する。
- (このあたりは小難しいので割愛)
- 日本は連合国に北方領土の処分権を委ねましたが、いまだ連合国は北方領土の処分先を決めていません。決めたという条約もありません。
一方ロシアは、北方領土を実効支配していますが、サンフランシスコ講和条約にロシアははいっていませんので、単にロシアが軍事占領しているだけであって、条約に基づく本来の所有者(=主権者)は、日本のままということになります。
なにも欲張って言っているのではなく、国際条約や法を大事にするという考え方でいけば、そういう結論にしかならないということなのです。
- 日本は、千島、樺太の処分権を、サンフランシスコ講和条約の相手国である連合国に提供しましたが、千島、樺太が、どこの国のものになるのかは、サンフランシスコ講和条約には明記されていません。
加えて、いま千島・樺太を占拠しているロシアは、サンフランシスコ講和条約に参加していません。
つまり講和条約に基いて領土を受け取る当事者としての資格がありません。
ソ連は、千島、樺太を「軍事占領」していますが、日本とソ連(あるいは現ロシア)との間で、千島樺太に関する領土割譲の条約の締結はありません。
連合国側が、ソ連に対して千島樺太を売却もしくは譲渡したという記録もありません。(ヤルタ協定で密約があったと一時ソ連は主張していましたが、最終的にその主張をひっこめています。)
つまり千島も樺太もいまだに日本の領土であり、当該領域の主権者は、実は「日本が保有したまま」ということになります。
- (中略)
サンフランシスコ講和の時点で、すでに千島と樺太は、ソ連が軍事的に実効支配していました。
これは軍事占領しているだけで、いまだ日本との間で領土の割譲条約が締結されていません。
また、サンフランシスコ講和条約にソ連は名を連ねていません。では「公式な千島、樺太の領有権者は誰なのですか?」といえば、答えは「日本だ」という答えにしかならないのです。
ですから平成17(2005)年には、欧州(EU)連盟の議会でさえも、日本の北方領土を日本へ返還するようロシアに求める決議を採択しています。 そうでなければ理屈がなりたたないからです。
- サンフランシスコ講和条約締結後、60年も経ち、いまやソ連さえもなくなったにも関わらず、ロシアが樺太、千島を占領し続ける法的根拠はどこにもないからです。
加えて日本国政府は、、もともとの日本領である南千島のみだけでも、日本に返還するようにと、ソ連、そして現代ロシアに対して求め続けています。
そして麻生内閣の時代、麻生総理はロシアのプーチンと対談し、この北方領土返還については、「我々の目の黒いうちに最終決着をしましょう」とまで、話を煮詰めてきていたのです。
ところが日本の国政が、民主党政権になるやいなや、鳩山民主党政権は、国民からまったくみえないところで、日本の税金台帳から、北方領土の記述を消してしまったわけです。これこそ実にとんでもない、売国行為です。
画像【貴方の知らない日本】
- とくに千島列島沖合は、北方漁業の大産地であり、我が国の食に書かせない領域です。
魚貝類は日本人にとっての貴重なタンパク源です。
最近では、韓国産の魚貝類が大量に日本にはいってきていますが、韓国産の海産物は大便によって汚染され、大腸菌等が基準値を大幅に上回ることから、いまや世界中、中国でさえも、いまや輸入規制品です。
要するに、本来なら海産物は日本産がいちばん安全なのです。
しかも千島列島産の海産物は、非常においしくて、量も豊富です。
だから終戦まで、千島列島最北端の占守島に、ニチロの海産物缶詰工場があったのです。
そこで作られた魚介類の缶詰が、遠く南方戦線にまで送られていたのです。
そういう我が国にとって大切な領土問題について、私達はもっと大切に考えて行かなければならないのではないか思います。
【参考リンク】
樺太とロシアの非道・残虐
北方領土問題、解決の糸口
プーチンでも誰でもいい。北方領土の返還手続きに着手しなさい。
そして、ロシアにいると殺されるから日本に亡命して来なさい。
日本はいい国ですよ。
あ、夏の熱中症には気をつけてねw
それにしても、鳩ポッポは日本でよかったねぇ。
上記の国なら暗殺されているでしょうし、某国ならとっくに処刑されているでしょうw
No.189
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Posted at
2016/02/02 22:39:24