ゼロコロナ抗議　中国全土に

中国で「ゼロコロナ」政策への抗議デモが拡大している。

写真のようにデモの参加者は白紙を掲げていて、「何かを書いても消される」という言論封殺に抗議する意味も示しているとのことだ。

白紙を掲げ、ゼロコロナ政策や強権体制への批判を行うデモ参加者　＝１１月２７日、北京（ロイター）

習近平のメンツを守るためのゼロコロナ政策で厳しい行動制限を強いられ、経済の悪化で給料が支払われないとか、未完成物件のローンを払い続けさせられているとか、そりゃ怒るわな。

中国国民の不満は一気に爆発し、「習近平退陣」や「共産党退陣」といったスローガンが叫ばれているようだが、そもそも、政府批判が犯罪とみなされる国で、極めて異例な事態と言えよう。
ただ、中共が鎮圧に動けば、令和版天安門事件も有り得る。大丈夫なのかね。
いずれにせよ、中国で大規模なデモが行われるのは、１９８９年の天安門事件以来のことだという。

１１月２９日

「共産党は引っ込め」習氏〝退陣デモ〟勃発　北京、上海の中国主要都市で「ゼロコロナ」の不満拡大　「警備当局が見て見ぬふりの可能性」識者

中共はインターネットの検閲が厳しいけど、さすがに今の時代、完全に隠蔽するのは難しいようだ。

もっともロシアは白い紙を持って立っているだけでも逮捕されたけどねｗ

１１月２９日

ゼロコロナ抗議、中国全土に　ＢＢＣ記者、一時拘束
北京でも抗議集会　ゼロコロナ不満高まる


産経抄 １１月２９日無料会員記事

と、石平氏が指摘するとおり、台湾進攻で目くらましする可能性は高いよね。

それに連動するかのように、翌日、米国防総省の報告書が発表された。

１１月３０日

中国、２０３５年核弾頭１５００発　米国防総省が報告書

こういう状況には知らんぷりの岸田首相は、来年５月のＧ７広島サミットで、

と表明したそうで、この実現不能な主張をいつまで続けるのかね。

さて、全財産没収で身ぐるみ剝がされるにとどまらず、命の危険に晒されるチャイナリスクの行きつく先に迫ったこんな状況でも社員を帰国させない企業はどうするつもりなのか。

１２月１日

日系企業〝資産没収〟や邦人をスパイ拘束、習氏退陣デモ拡大で危機　「自由優先なら死を覚悟」中国国連大使　「デモに近づくな」「経済合理性を無視」識者

中国での事業継続は、中共へ投資し続けるということにしかならず、社員はいつ拘束されるかわからない。日本政府は助けてくれないし、何も出来ないし、何もやろうとしない。自己責任論で済まされるハナシぢゃないよ。

で、
中国各地の「白紙デモ」を応援する人々の輪は、海外のニューヨークや東京、台湾にも広がっているそうだが・・・

１２月６日

中国の白紙デモは「天安門より打撃」　台湾でも連帯

天安門リーダーが中国デモ称賛　「人々の勇気が希望」

でも、習近平を退陣させて中共の一党独裁を終わらせるまでいかないとだめだ。
とはいっても、民主化なんて強硬な外圧が無い限り無理だわ。

さて、
先に少し述べたが、中国では、大規模なネット検閲システムで中共に都合の悪い情報は閲覧することができない。
それをかいくぐるＶＰＮ（バーチャル・プライベート・ネットワーク）も抗議活動の監視強化で制限されたそうだ。

１２月７日

ニッポン放送・飯田浩司のそこまで言うか！
人ごとではない中国での抗議活動　〝ネット版・万里の長城〟当局の監視強化か、周辺国に強硬に出る危険

ところで、
「みんカラ」は中国で見られるのかなｗ