Thomas_のブログ一覧

ロシア産天然ガスの不足による価格高騰に伴い、ドイツでガス料金に上乗せして徴収する賦課金の基準額が概ね平均的な４人家族世帯で年間４８０ユーロ（約６万５千円）程度の負担増となると発表された。

ドイツ側にある天然ガスのパイプライン「ノルドストリーム」の施設＝7月（ロイター＝共同）



６万５千円って結構な負担増だよね。
ドイツ政府は「ガスを武器にしている」とロシアを強く非難しているが、エネルギーに関してはドイツはロシアの捕虜だ。

首から下が共産主義者みたいな東ドイツ出身のメルケル前首相が決めた「脱炭素」と「脱原発」。相反するこれらを同時に進めてうまくいくはずがない。
で、結局、政策は破たんし、今年年末の稼働停止の延期を決めた。

９月７日

独原発稼働停止、来年４月に延期　ロシアの天然ガス供給が不安定、冬の電力網の予備電源に

それでも、ハーベック経済・気候保護相は

と強調した。
独、脱原発完了先延ばし　来年４月まで稼働可能に　ロシア産ガス供給不安定（共同）

このオサーンは緑の党の党首か。まぁ、やってみたらいい。
くれぐれも産地ロンダリングの瀬取りなんかするなよ。

だが、ドイツだけではない。

欧州は一斉に「脱炭素」に舵を切るが失敗し、かえって化石燃料を世界中から爆買いしなければならなくなった。その結果、国際価格を暴騰させ世界中に迷惑をかけている。

９月１３日

官製エネルギー危機（１）
日本は欧州の「脱炭素」破局に学べ　「ロシアへの経済制裁」呼び掛けたＧ７の権威は失墜　中露、資源共有で途上国を囲い込み

９月９日

正論キヤノングローバル戦略研究所研究主幹・杉山大志
アジアのエネルギーのために立て無料会員記事

欧州の脱炭素偽善は破綻した。
我が国は、平地は少なく太陽光発電は向いておらず、風力発電も風土に合わない。欧州に追随する必要はなく、むしろ環境性能に優れた火力発電技術を有するのだ。
＞＞実はスゴい日本の「石炭火力発電」

それに加えて原発の再稼働を進めていくしか選択肢はない。

９月１６日

主張
独のエネ政策　脱原発の本格的見直しを

英仏は原発の新設を決め、米国は原発の運転期間を８０年まで延ばすための支援も始めた。

また、ドイツだけ負ける・・・みたいな。