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今年の日本シリーズが終わり、オリックスが２６年ぶりの日本一に輝いた。
オリックスファンの皆さんおめでとう。

勝ち負けにかかわらず１９８６年以来３６年ぶりの第８戦での決着を望んでいたが、ヤクルトは球団初の２年連続日本一はかなわなかった。

健闘をたたえ合うオリックス・中嶋聡監督（左）とヤクルト・高津臣吾監督＝神宮球場（撮影・荒木孝雄）

10月30日（日）神宮　ヤクルト４－５オリックス

🉇 宮城 (1勝1敗0S) 🉈 サイスニード (1敗0S) ⒮ ワゲスパック (1勝3S)
🉀太田 1号(1回表ソロ) オスナ 2号(8回裏3ラン)


前半は２勝１分けで、なんだかんだ言ってもヤクルトが勝ってくれるだろうと信じてはいたものの、実は不安だった。オリックスの流れに傾いたのは第５戦のマクガフ劇場からという見方もあるが、実はもっと早い段階に訪れていたことがうかがえる。

あくまでも“応燕”ブログなので自身の意見ではなく識者のコメントの引用としたが、敗色濃厚だった第２戦で内山の代打本塁打で追いつきながら延長１２回迄サヨナラ勝ちとならず２連勝出来なかったことが伏線と言えよう。

＞＞（第2戦）２０２２日本シリーズ　第２戦　激闘延長１２回ドロー

それでも、第３戦は強力打線が機能して圧勝したことで、払拭されたかに思えたが、７－０で終わるところを９回裏に余計な１点を献上している。
とテレビ画面にむかってつぶやいていた。短期決戦ではなおさらである。

＞＞（第3戦）２０２２日本シリーズ 第３戦　燕２勝 山田目覚めた

不安が的中して欲しくはなかったが、４戦は１－０の完封負け、５戦、６戦はマクガフ劇場で3連敗。
「打」のヤクルト「投」のオリックスというのは異論はないが、とはいえ、ヤクルトの投手もしっかり自身の役割を果たしきっちり抑えている。確かに、力勝負で打者を圧倒するオリックス投手陣は目立つが、少なくともマクガフ以外は大崩れしていない。

第７戦もサイスニードが太田に初球先頭打者本塁打を許し、二死満塁と攻め込まれとても嫌な雰囲気だったが、その後立ち直り２～4回は3者凡退に抑えていた。

問題の5回裏。
安打の後、二者連続でバント処理を誤り内野安打にしてしまい無死満塁の大ピンチ。

日本一逃したヤクルト　ミス重なった悪夢の五回　村上もぼうぜん／毎日新聞
五回表オリックス無死一、二塁、太田のバントの打球をヤクルトの三塁手・村上（左）と先発・サイスニードが見合い、内野安打を許す＝神宮球場で2022年10月30日、西夏生撮影

続く宗の一塁ゴロをオスナが本塁併殺で二死とするが、続く中川に四球を与えてしまう。

そして、吉田に死球押し出しで追加点を献上。
でも続く杉本はセンターフライ。名手塩見が追いついてチェンジ・・・

と、ならなかった。
まさかの後逸で走者一掃、打った杉本には三塁まで進まれた。

【シリーズ分水嶺　第７戦】よみがえった３０年前、同じ第７戦のヤクルト・飯田哲也の落球

その後は宮城に5回まで、宇田川に６，７回を出塁はするがあと1本が出ず無得点。オリックスにも田口、石山がきっちり抑え追加点を与えず。

ヤクルト・石山泰稚が日本Ｓ５戦連続無失点

そして、８回裏。ようやくヤクルトが執念を見せた。
４，６戦で3イニング無安打に抑えられている山﨑颯一郎から塩見、丸山が連続ヒットで村上がタイムリー。オスナの３ランで１点差に迫った。

8回裏ヤクルト1死一、三塁、オスナに左越え3点本塁打を打たれた山崎颯（撮影・前岡正明）／日刊スポーツ

でも、またしても39歳のベテラン右腕・比嘉幹貴

この男に後続を断たれた・・・

ベースボールキング

１１月１日（３１日発行）

ヤクルト・高津監督、涙４０分止まらず「今の気持ちを大事にしないといけない」　バント処理でミス…守備への意識が明暗

悔しいよね。
オリックスの投手陣は確かに素晴らしい。守備も鉄壁でちょっとやそっとじゃ打ち崩すことは難しい。だが、ヤクルトが劣っているとは思わない。今回拙守の村上、塩見も普段は好守で何度もチームを救っている。

圧倒的に力負けしたのであれば勝者を称えて、この悔しさをバネにまた来年再挑戦すると言うところだが、やはりセオリー通りミスした方が負けなのだ。
高津監督が「今までなかったことが起きるのが短期決戦」とシーズン終了後に話していた意味が、マイナスの要素として出てしまった。

球界ＯＢから苦言を呈された


この言葉が重くのしかかる。
やはり、“初心忘るべからず”だ。

ヤクルト・田口麗斗が日本一奪回誓う　「胴上げも最後まで見ました。見届ける事に意味がある」

田口投手。さずがに分かっていらっしゃる。村上も見ていたそうだ。

この敗戦を受け止め、来季はよりハイレベルの戦いができるチームになるはずだ。
でもね、晩秋まで野球を楽しませてくれたことはホント感謝しかない。
来季は３年連続優勝とそして日本一への返り咲きを目指して、

東京ヤクルトスワローズ
ガンガレ(,,ﾟДﾟ)