
STiとしての誇りが殆ど欠落してしまった、
ヲラのEJのインテークマニホールド。
名残ほどにしか残っていない
赤チヂミ塗装。
EJでは、STiエンジンのインマニにしか塗られていない特殊塗装だ。
ホンダのタイプRシリーズのカムカバーとか、フェラーリのヘッドカバーも赤チヂミ塗装ですよね。
GCのインマニのものは、何故かどんどん剥がれてしまう。
走られてて熱が入るクルマほど・・・と言ってもいいかな、
ガッツリ走ってるマシンは大体剥落してしまっている。
余談だが、GDB以降のモデルの物は、剥がれているのを見たことがないよ。
考えられる理由は幾つかあるがまたあとで。
兎に角ヲイラのインマニもSTiだよと言っても、
「ウソだぁ~。」と言われそうなほどにすっかり剥がれてしまった。
別にそのままでもいいんだけど・・・
折角部品が外れてるんで、ちょっとキレイにしようかなと思い、
チヂミ塗装のペンキを準備。
テストプレートに吹いてみました。
ちょっと塗るのが難しいチヂミ塗装。
リンクルペイントとか、結晶塗装などとも言うね。
セッティングタイムを守りながら、高温で焼付けしないとチヂミ模様が出ないし、
空気が循環していないと、ガスチェック(酸欠)を起こしてこれまた模様が出ない。
塗料が高いうえになかなかに塗装に手間が掛かるんで、
一般の人にはおいそれとは行かないかもねぇ・・・。
でも、上手く塗れるとなかなかにカッコイイのがチヂミ塗装。
熱や擦過に強いんで、エンジンルームの化粧に使われるんですね。
EJじゃ、ヘッドカバーに塗っても見えないんで、インマニなんだね。
さっきのハナシだけれど、GDBのインマニのチヂミ塗装はまず剥がれていない。
GCであまりに剥がれたんで、対策したんだろうね。
恐らく、サンディングによる充分な足付けを入れたか、プライマーなどの密着補助剤を
下塗りに使ったのだろう。
GCにはこういった処置は一切なされていない。
あとは、塗装皮膜そのものは薄くなっているようだ。
チヂミの模様がGCの頃に比べて細かくなっているのが、その特徴。
塗膜の特徴として、厚すぎると柔軟性を失い、クラックや剥離の原因になりやすいものなので、
薄くする事でインマニの熱膨張や振動に耐性を持たせるようにしたようだ。
自分に言わせれば、塗装する上で当たり前のことばかりだけど、
メーカーでのライン上などでは、常に時間とコストの制約の上で大量生産されるので、
ビックリするほどに見えないところは雑だし、端折られている。
虐めて苛めてイジメ抜かれたサプライヤーは1円単位まで原価低減を強いられ、
常識的な作業などは、されている事を望む事の方がおかしいと思うくらいだ。
それなら、ヲレのインマニは全部やればいいかな。
充分な脱脂足付け後、プライマーを塗付し、薄めの塗装皮膜で仕上げようw
それでも剥がれるようならもう知らんよ。
ヲレが持っている金属塗装技術の限界がソコだから。
あっ、横向けたら部屋の中なのにガソリンがこぼれた!
まだ残ってたのかぁ。
クッサ!!!

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EJ20壊して直す | クルマ
Posted at
2011/05/28 01:31:08